「プライベート・ウォー」★★★ [映画日記]
主演のパイ子が本気!(←ロザムンド・パイク)
実在したジャーナリストで、アイパッチがトレードマークのメリー・コルヴィンさんを主人公とした作品です。
コルヴィンさんの職業は戦場記者。
2000年代のイラクとかアフガニスタンとか、戦場のど真ん中で取材を敢行するコルヴィンさん。
廃墟と化した街中にて、激しい銃撃が行われる中で仕事をすんの。
弾をよけながら走るんですよ!
これが、高学歴のアメリカ人ブロンド美人が仕事をする場所なんでしょうか?!
信じられません。
ビックリしすぎて、ア然としてしまいました。
監督は、ドキュメンタリー映画を撮っていた人だそうで、戦場の描き方もリアル。
本当に怖いです。
そんなコルヴィンさんが、爆発により片目を失明するところから始まり、数年後に戦地で亡くなってしまうまで、どう生きたかが描かれています。
ショックで精神が弱っているのに、どうして再びわざわざ危険な地に行って取材をするのか。
それは、「平和ボケした民たちに、無惨に死んでいく子供がいることを伝えるため」と本人は言うけれど。
それを、なぜ命を懸けてやり続けるのか。
その理由は、映画を観てもわかりませんでした。
ワシら凡人には理解できない、崇高な使命なのでしょうか。
あの「身を捧げている」姿には、尋常じゃないものを感じました。
世界には、すげえ女がいるもんですね。
これは「世界のすげえ女」シリーズですよ!(←他のラインナップは思いつきませんが)
製作はシャー子!!(←シャーリーズ・セロン)
コルヴィンさんに目をつけるとは、「さすがシャー子」と思いました。
コルヴィンさん役を演じられる大物女優は、シャー子やキッ子くらいでしょうけども。(←ニコール・キッドマン)
パイ子も、負けてないくらいがんばっていました。
今作での演技で、「骨のある女優」の仲間入りをしたと思います。
シャー子やキッ子と肩を並べたんですよ!
コルヴィンさんのプライベートにも迫った内容。
実は、恋多き女!
戦場での相棒は、ポール・コンロイという名のカメラマン。
演じているのはジェイミー・ドーナンですよ、世界レベルのセクシー男優!
鑑賞中は「なるほど、つまりコルヴィンさんは、相棒のイケメンに抱かれるんだね。ジェイミー・ドーナンは抱き役だね」と思っていたのですが。
そっちには一切抱かれナーイ!
コルヴィンさんの歴代ボーイフレンドは、いっつもボロボロなオッサン!!
好みのタイプが「ボロボロなオッサン」なんですよ!!
そんなコルヴィンさんのことを「いいな」と思ってしまいました。
映画の後半まで、無名のオッサン男優に抱かれていたコルヴィンさんですけども。
最後のボーイフレンド役は、スタンリー・トゥッチなんですよね〜。
有名男優に昇格ですよ、ハゲてるけど!
キャスティング・スタッフも、「最後に抱かれる相手だから」と奮発したのかもよ。
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