「Mank/マンク」★★★ [映画日記]
Netflix、2020年12月の目玉作品です。
ついにNetflixオリジナル映画の監督に、デヴィッド・フィンチャーが降臨〜!
作品の脚本は、デヴィッド・フィンチャー自身の亡き父が書いたもの。
父の脚本を、自分が監督して映画化ですよ。
念願成就ですよ、せがれの!
この作品は供養みたいなもんですよ、法事ムービー!!
物語には名作映画「市民ケーン」がフィーチャリング。
「市民ケーン」ですよ「市民ケーン」。
「志村けん」じゃありませんから!
物語の主人公は、名作映画「市民ケーン」の脚本家ハーマン・J・マンキーウィッツ。
通称マンクですけども。
作品では、マンクが脚本の依頼を受け、書き上げるまでが描かれているのですが。
時代背景、映画ビジネス、業界のしがらみ、家族関係など、様々な要素が盛り込まれ、登場人物も多く、しかも説明なく物語が進むので、状況を理解するのが難しいです。
正直、よう分からんかった〜。
正直、鑑賞中はお口が開いたままでした、アホの子みたいに!
実在の人物が「市民ケーン」劇中人物のモデルとなるのですが、そのような裏話の実態は、観賞後にウィキペディアで調べないと詳細には分からないという。
つまりは玄人向けの作品だと思いますが、元々デヴィッド・フィンチャーも父の脚本をそのまま映画にしたかっただけでしょうし。
ワシら日本の一般人は、物語についていけなくて良いのかも。
そして、きっとボクちゃんも悪いのです、元ネタの「市民ケーン」をいまだに観たことありませんから!
観なきゃいけないのかな「市民ケーン」。
今、観たいのは「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」なんだけど。(←おバカ映画かい)
仕方ないです、「市民ケーン」を観る術がありませしね。(←という言い訳をしようと思ったら、「Mank/マンク」配信のタイミングで、amazonプライム・ビデオ内に「市民ケーン」が上がってた)
マンク役を演じているのはゲイリー・オールドマンですよ。
今回のゲイリーも、声色を変えたりして、表現力が素晴らしいです。
デヴィッド・フィンチャーも、父の脚本作がゲイリー主演なら満足だと思う〜。
ゲイリー以外のキャスティングは、アマンダ・セイフライドとか、リリー・コリンズとか。
そこそこの人材!
ゲイリー以外は妥協!!(←アマンダとリリ子に失礼)
ゲイリー1人分のギャラで、予算が飛んだのかもしれません。
オールスター・キャストという感じではありませんでしたけども。
アマンダ・セイフライドやリリー・コリンズとの絡みでも、一切手抜きのないゲイリーの仕事ぶり。
ゲイリーは仕事では超・優秀だし、寛大だと思いたいです、日本映画「レイン・フォール/雨の牙」(2009年)にまで出演してくれるくらいですから。
私生活はバツ4だしで、荒れてるけどね!
私はたまたま先日「市民ケーン」を観てから本作をみたのですが、何度見ても寝てしまって巻き戻して・・・∞ で、とうとう観るのを諦めました(;´∀`)
「市民ケーン」も期待ほど面白くなく、残念な時間となりましたわい。
by かえるのエリー (2021-05-17 12:57)
かえるのエリーさん。
「市民ケーン」を観ていても、この作品は眠くなってしまうんですね!「市民ケーン」が大好きなケーン・マニアの観客なら、大興奮の内容なのでしょうね。この企画で映画化を実現させたNetflixって太っ腹ですよね〜。
by のむら (2021-05-17 17:58)