「スペンサー・コンフィデンシャル」★★★ [映画日記]
毎月何かしら1本、オリジナルの大作っぽい映画を配信なさるNetflixですけども。
月額料の元は取らせてくれるんですよ、あすこは!
今回はマーク・ウォールバーグ主演作が登場〜。
監督は、これまでもウォールバーグと組んで多くのヒット作を生み出してきたピーター・バーグですよ。
ウォールバーグが、儲け方を分かっているビジネス・パートナーと共に御降臨〜!
ウォールバーグとピーター・バーグってことは、ユニット名を付けるとしたら「Wバーグ」でしょうか?
好物はハンバーグなんでしょうか〜?
作品ジャンルは、ハードボイルド犯罪ミステリーで、ウォールバーグ演じる元・警官スペンサーが殺人事件の真相を暴く、という内容です。
ミステリー部分の難易度は低めですが、麻薬カルテルや、警察署の闇などの設定が本格的〜。
ウォールバーグだとナメてたら骨太〜!
「思ったより、しっかりした内容だな」と思い、後から調べてみたら、原作は人気小説「スペンサー・シリーズ」とのことでした。
劇中のウォールバーグが若い〜。
年をとりませんな〜、この人は〜。
とてもアラフィフには見えませんでした。
ウォールバーグ演じるスペンサーのキャラクターは、ウォールバーグの持ち味である「有能で、やんちゃな大人」風味が全開。
序盤から上半身は裸で、鍛えた肉体を披露。
見せつけてきたわい、肉を!
ケンカが強い正義漢で、人情味に溢れ、たまに猛犬に追われ笑わせてくれたと思ったら、美女を抱いてセクシー要素もアピール。
美女を抱いた場所は男子トイレですよ。
なかなかいないですよ、美女を便所に連れ込んで抱けるアラフィフ男性は!
「これぞマーク・ウォールバーグ」というイメージ映像のフルコース。
「マーク・ウォールバーグ味のおかず」各種を全部乗っけた、ウォールバーグ丼のような出来栄えに満腹〜!
これ以上、マーク・ウォールバーグは、もう食えん!!
そんな感じで、ウォールバーグの演技については、意外性のかけらもありませんでしたが、ファンの囲い込みには十分な作品だと思いました。
一応、主人公スペンサーには相棒がいて、共に事件を捜査したり戦ったりするのですが。
「バディもの」として見ると、ウォールバーグの魅力が目立ちすぎてバランス崩壊。
相棒の存在感が弱いです。
こんなに主役に食われた相棒も珍しい〜!
きっと原作は、もうちょっと硬い路線だと思うのですが、プロデュースも兼ねているピーター・バーグとウォールバーグが、明るくて楽しい映画に仕立ててくださいました。
「何ならリシーズ化も可能。作りましょうか?」みたいな終わり方をしていて、商売っ気も出しています。
そっちの色気も出してんの!
ウォールバーグって、人当たりの良いおバカな不良に見えて、実は有能なビジネスマンだということを実感。
「営業向き」だと思いました。
Spenser Confidential (Move Tie-In) (English Edition)
- 作者: Atkins, Ace
- 出版社/メーカー: G.P. Putnam's Sons
- 発売日: 2020/02/25
- メディア: Kindle版
うわー!スペンサー大好きで子供の頃から読んでました。スーザンも出てたでしょうか。ちょっとイメージ違う俳優さんですが見たいなあ。
by berry (2020-04-12 10:25)
berryさん。
スペンサーシリーズを子供の頃から読んでいらっしゃとは渋いです!今回、スーザンというキャラクターは出てきませんでしたよ。スペンサーシリーズって、たくさんあるんですね。話ネタは豊富だから、続編の製作にも期待したいです。
by のむら (2020-04-12 13:54)
ロバート・B・パーカーのスペンサー・シリーズは確か38作位あって、私目もハマりにハマって殆ど全作読破したと思うけどイメージとしては、同じ作者の手になるジェッシー・ストーン・シリーズの映画化で主演したトム・セレックの方があってるかも(笑)一寸古くさいモラルにしばられた図体のデカイ男の中の男っていうイメージで、それが恋人の精神分析医スーザン・シュルヴァーマン(ユダヤ系)にベタぼれメロメロなのがどうにもイラつく。スーザンも自立した女性設定の割りにはいざとなるとスペンサーに頼りっぱなし。どうも女性観客には反感買いそうな役柄なので、この映画で出さなかったのは正解でした。シリーズNo1の傑作は母親にネグレクトされた軟弱不良少年ポールを徹底的に鍛え上げて成長させる「初秋」後にバレーダンサーとなるポールもチョクチョク出てくる。相棒の黒人ホークも白人女性にすぐ惚れられるセクシー度満点で滅法強い用心棒タイプ。二人で叩く軽口の掛け合いがナカナカでーとスペンサーを語らせたらキリがないかも(笑)
by ちびまま (2020-04-18 13:35)
そういえば「初秋」は高倉健さんが映画化を切望してたみたいですよ。正直スペンサー・シリーズはどれを取っても映画化に最適だと思うのですが、何故か作者の死後まで実現しませんでしたね。やっぱり納得の行くキャスティングが出来なかったっかな、ウォルバーグは絶対違う。図体がでかい正義感で、かつ意義が会えばマフィアとも組む、女性はトコトン守るけど女権論者も守る。どっちかと言えば共和党タイプだけど理不尽は許さない。時に暴力賛成だしー結構おしゃべりだし。やっぱり難しい(笑)
by ちびまま (2020-04-18 14:11)
ちびままさん。
スペンサーシリーズを読んでいたんですね!コメント内容を読ませていただいて、大体どんなシリーズだったか分かりました。ジェッシー・ストーンのドラマ版はほとんど観ているので、トム・セレックっぽいキャラクターというのが分かりやすかったです。今回の映画ではアクションシーンも派手で楽しい感じに味付けされてました。若々しくイマドキ感のあるアレンジで売ってるようですね。
by のむら (2020-04-18 16:22)
ついでに(笑)スペンサーはスーザンにぞっこんなので、結構迫られても絶対なびかない。そこが普通の?ハードボイルドと一寸違うし、イラッとさせられるースーザンは浮気するから。ジェッシー・ストーンも男と逃げた奥さんを振りきれないでウジウジしてるし(笑)純情ハードボイルド?
by ちびまま (2020-04-18 17:23)
ちびままさん。
プレイボーイ・キャラとは違うんですね。ジェッシー・ストーンは、ドラマ版ですと、えっらい若い姉ちゃんを抱きまくってました。あれはトム・セレックの意向だったのかもしれませんね。
by のむら (2020-04-18 19:30)
スペンサーと言えば昔ロバート・ユーリック主演でTVシリーズ化されましたね。日本でも放送されてました。かっこよかったです。
by mcqueen (2020-04-22 17:06)
mcqueenさん。
スペンサー・シリーズが昔テレビドラマ化されていて、日本でも放送していたなんて初めて知りました!お詳しいですね〜、情報をありがとうございます!調べてみたら相棒を主人公にしたスピンオフまで製作されたとのことで、当時の人気がうかがえますね〜。
by のむら (2020-04-22 17:25)