「人魚姫」★★★ [映画日記]
2016年のチャウ・シンチー監督作品です。
2013年の「西遊記~はじまりのはじまり~」に続いての昔話リブート企画。
お古のお直しシリーズですよ!
西遊記の次は人魚をネタにしましたよ。
おサルの次はお魚!
山の幸から、海の幸~!!
今回の時代設定は現代。
リゾート開発企業のカネ持ち実業家リウと、埋め立て危機に瀕した海辺に住む人魚シャンシャンとの恋を描いております。
格差カップルですよ、生体の!
恋愛が成就したところで、一体、抱くときどうすんの?!
何をどうやってアレすんの?!・・・と思いましたけども。
半魚人恋愛映画の決定版「シェイプ・オブ・ウォーター」の例を踏まえると、いざというときの人魚は体の一部が変形するのかもしれませんね、いや知らんけども!
作品の路線は相当ハジけたコメディで、ときどきオロモいです。
ときどき爆笑してしまいました。
一番笑ったのは、デーとで遊園地の乗り物に乗ってるリウとシャンシャンが、ぐったりした様子で嘔吐し続けていた場面。
地味でリアルな吐きっぷり。
全然楽しそうじゃないデートで、笑ってしまいました。
シャンシャン役を演じたリン・ユンちゃんも大熱演していて好感が持てました。
まずは魚顔だし。
ボラ顔ですよ!(←ホメ言葉)
ちょいブスなところが良いんですよね~。(←ホメ言葉)
そして髪がキレイな子でした。
さては使っているシャンプーは「海のうるおい藻」だね人魚だけに!
下半身がタコという、名脇役タコ兄も見た目がオモローイ。
あの身の大きさだと、たこ焼き100人分くらい作れるかもよ足1本で!
物語の後半は、人魚たちが思いっきり銃撃されたり痛めつけられたりしてドン引き。
手際よくさばかれてんよ、お魚だけに!
ちょっとかわいそう〜。
ソフトや風合いに見えて、意外とバイオレス度数は強めなのでした。
悪人が人魚を狩る場面は、まるでサメでも狩るかのような重装備。
やり方もほぼほぼ「ジョーズ」!
クライマックスは、そんな海洋アクションで盛り上げて、大エンターテイメント作品に仕立てておりました。
今回の作品は、なんとアジアでの興行収入が歴代1位なんですね~。
一体なぜだ、アジアの民よ!
コメディ部分が分かりやすくて良かったのかな。
芝居が大きい昭和タイプの笑いだったしね「欽ドン」みたいな。(←古いですか)
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