「ジーサンズ はじめての強盗」★★☆ [映画日記]
2017年の作品ですけども。
素晴らしい邦題。
邦題頼りの映画~!
メインキャストは、マイケル・ケイン、モーガン・フリーマン、アラン・アーキンですよ。
世界の3大翁!(←「世界の3大珍味」調で)
細々ではあるものの老後を楽しんでいる3人に、金銭トラブルが発生して始まる物語。
なんと企業の都合で年金が消失することに。
年金がパー!
これは悪夢ですよ。
もし老後の自分が同じ目に遭ったとしたら・・・と思うと怖いわい。
そんなことになったなら、ボクちゃんもう舌を噛んで死ぬしかないもん!(←江戸時代かい)
たまり場になっている食堂で、金欠のために食べたいパイを我慢する3人。
ケチるしかないんですよ、焼き菓子も!
しかし3人は「パイくらい食べる人生を送りたい」みたいな気持ちになり、銀行強盗で一攫千金を狙うことにする、という豪快な展開に。
老人版クライム・サスペンスという趣向が楽しいのですがね~。
邦題は若々しくも結局は老人映画〜!
老人キャラに危機感がなくてユルいです。
「水戸黄門」みたいな安全感ですよ!
3人を追うFBI捜査官も、たるんどる。
アンタら、爺さん3人くらいパパッと捕まえなよ~!
なんだかFBIが「やっぱり爺さんには、かなわない。年の功だ」みたいな、負け犬みたいな空気になってるんですけど~?!
爺さん相手に成果を上げられないFBI捜査官にイライラしてしまいました。
そんな、牧歌的なサスペンス作品でしたけども。
映画と老人の相性ってバッチリだわな。
顔のシワから出てます、スゴイ味!
3人の佇まいは、流石の存在感。
いるだけで絵になる存在・・・それがジジババなんですよ!
モーガン・フリーマンは、離れて暮らす孫娘とスカイプするだけで涙目に。
孫に対する見守り感も自然と出ています。
観ながら、「爺さん、もっと孫と話ができるといいね。もっと孫を抱けるといいね」と同情していまいました。
感動シーンも簡単なんですよ、ジジババなら!
あと、3人が一緒にテレビを観ながらおしゃべりしたり、手料理を食べたあと、そのままお泊りしたり。
仲良し場面にほっこりしました。
癒やされたわい、爺さんに!
最初は「いつか老人になったら、こんな退屈な生活をすることになるのかな。いやだな」と思ってましたけど。
仲良し場面を観ると「こんな老後もいいかもしれない。もうこれでいい」と思い直してしまいました。
あきらめに近い気持ちですよ!
老後に夢なんてナーイ!!
3人のうち、主役はマイケル・ケインなんですよね~。
マイケル・ケインのおなかがデップリと出ていて、なんかショックでした。て
っきり、おかなはスッと平たいのかと思っていたので。
「はらたいら」なイメージですよ!
そして、ずっと前に観た「センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島」と同様、マイケル・ケインが頭までお水に入る場面があってビックリ。
そんな場面は無くてもいいのに、なぜだ?!
どういうわけか映画のスタッフが、マイケル・ケインをお水に入れたがる傾向。
しかも脳天まで!
あの年で冷水は毒なのにねぇ。
のむらさん。
ジーサンズをMOVIXに観に行きましたよ。
だいぶ前に。あんまり覚えてないけど
ジーさん達 走ったり大丈夫なんかって心配しました。
面白かったですね。
おしゃれなおばあちゃんが出てきて再婚したり。
最後、捕まったらどうしようってドキドキしちゃいましたけど
最後、みんなハッピーになって終わってよかったですね。
マットディロンが出てましたね。
by 内幸町 (2018-07-21 22:49)
内幸町さん。
この作品まで劇場で観ていたんですね、さすがです!年配のお客さんも安心して観ることのできる、やさしいサスペンス作品でしたね。そうそう、マットディロンが出てるんですよね〜、あんまり印象には残りませんでしたが、がんばってましたね。
by のむら (2018-07-22 16:19)