「カーズ/クロスロード」★★★ [映画日記]
ピクサー製CGアニメ映画「カーズ」シリーズの第3作目ですけども。
人間不在、車がしゃべるという世界観がシュール。
車に付いちゃってますから、リアルな眼球!
ひんむいてんの、目ん玉を!!
2作目では、タイヤ走行だけで話を回すにはネタが切れたのか、お空を飛んだ車たち。
もはや「カーズ」じゃなくて「プレーンズ」でしたけども!
「さすがにやりすぎた」と反省したのか、今回、飛行シーンはありませんでした。
そのかわり、車たちがバンドを組んで楽器を演奏。
車がギターを弾いちゃったわい、メカのお手手を付けて!
そこのシーンだけは「カーズ」じゃなくて「ロボッツ」でした!!
バンドが演奏している場所は飲み屋さん。
数台の車がテーブルらしきものを囲んでおりましたが、何か飲むの?!
お酒の肴に、何かつまむの?
車だけに「車えび」とか?
・・・なんとも、奇妙な光景でしたけど、このシリーズは、そういうところが面白いんですよね~。
車のペインティングやステッカー、お店の看板などのデザインもカッコイイ。
ピクサー・アニメの中でも、グラフィック・センスはトップ・クラスだと思いました。
映画館の客席には、お子様客も数人いたのですが。
劇中で主人公のレーシングカー、マックィーンが事故を起こしたときは、お子様たちも息を飲み、思わず「マックィーン・・・」とつぶやいてました。
そんなお子様客が、かわいらしかったです。
すくすく育ちなお子様客、ススキやヨモギみたいに!・・・と思いましたけども。
男児向けの題材にしては、今回のストーリーは渋すぎませんか?
アニメなのに、そのお味は番茶か渋柿!
なんとマックィーンが引退を考えたり、後輩を育てたりするお話。
40~50代のお話じゃんか~!
オッサン話ですよ!!
悩む場面も多く、まるで最近の「ロッキー」シリーズみたいなテンションにビックリしました。
お子様客たち、キョトンとしてるんじゃ?
キョトンとして、ヨダレを垂らしているんじゃ?牛さんみたいに!
逆に言えば「人生の転機と老い」というテーマは、大人客を共感させるとは思います。
このあたり、批評家のウケまでも良くするプロデュースは、「さすがピクサー」と思いました。
もはや「老舗の味」。
お菓子に例えたらモナカ!
日本語吹き替え版を観たのですが。
鑑賞後に、ヒロインのラミレス役が松岡茉優ちゃんだと知ってビックリ。
上手いですよ、まるで声優さん。
声も大人っぽくて良かったです。
その他、パンツェッタ・ジローラモさんとか、良い役をもらってるし、すんごくハマってる。
ジローラモさんは「LEON」の表紙モデルの契約が終わったら、「カーズ」着ぐるみイベントの声優業だけで食べていけるかもよ!
老後までさ~!!
アテクシ、字幕版で見たんですけど
ドックの追悼推しで涙出ましたわ~
ということも含み、これって完全に大人向けのストーリーでは??
お子ちゃまが楽しめたか謎です。
by stonkovic (2017-07-31 18:40)
stonkovicさん。
ドックの追悼映像がスゴかったですよね〜。若々しさが控えめで、僕も完全に大人向けのストーリーだと思いました。絵だけはお子様向けで…何か不思議なバランスでしたよね〜。
by のむら (2017-07-31 23:46)