「エベレスト 3D」★★★ [映画日記]
エベレストとは恐ろしい場所じゃな〜。
ボクちゃん、あんなところ絶対行きたくナーーイ!
・・・つくづく、そう思わせてくれました。
1996年に起きた、エベレスト山での遭難事件をリアルに再現した作品です。
「エベレスト登山サービス」なんていう商売が実際にあるんですね。
お山のてっぺんまで登山者一行をご案内〜。
お山のおまかせパックですよ!
劇中の登山者が言ってました「俺は6万5千ドル払った」と。
アンタこりゃあ、標高もお高けりゃ価格もお高いよ!
登山者の嫁が本国でイライラしながら待っている描写も多いのですが。
6万5千ドルもお山につぎ込みゃあ、そりゃあ嫁の機嫌も悪いわな、と思いました。
頂上までの道筋が過酷すぎてア然。
氷の絶壁みたいなところをチビチビ登るんですね。
1本のあぜ道すらナーイ!
そんなお山の風景が、恐ろしくもありつつ美しいです。
CGの出来がバッチリで、ホントにロケをしてきたみたい。
見まごう出来栄え!
お山の再現率は相当のもんでした。
ただ、劇中で登山者がダウン・ジャケットのチャックを胸元まで開けているのが気になりました。
確かに白人って暑がり屋さん。
確かに白人は冬でもTシャツ姿だけどさ〜!
さすがにエベレストではジャケットのチャックは首元まで上げるよね?
じゃないと、胸元から吹きこんでくるよ、氷点下のすきま風!・・・と思いました。
映画だから、役者の表情が見えてなきゃいけないから、チャックを胸まで下ろしたのかもしれません。
お山の上に行くほど酸素も無くなるんですね。
登山者はゲーゲー吐きながら登ってんじゃん。
すぐれてなよ、ご気分が!
本国の嫁が言ってましたよ「もはや亭主は、月にいるようなもん」だと。
ボクちゃんもそのセリフに納得。
もはや宇宙空間で危機に遭う映画「ゼロ・グラビティ」みたいなもんでした。
なぜそこまでして登るのか不思議で仕方ありませんでしたけど。
劇中で「なぜエベレストに登るのか」という問いに登山者が答えるシーンが肝。
「あんな美しいお山に登らない方が罪」という答えに愕然。
ワテらとは文化が違う。
すんげーロマン量!
命よりロマンを重視した結果、お山に残されたまま嵐に遭ってしまう登山者一行。
果たして一行の運命は?!
同行している唯一の日本人、ヤスコの運命は?!
がんばれヤスコ!・・・という展開に。
とりたてて、コレというオチがないところがスゴイです。
遭難にヒーローなんて存在しない。
自然の猛威の前では、全ての人間が無力。
ただ猛威に飲み込まれるだけ、という現実に圧倒されました。
大量のハリウッドスターがご出演。
たくさんのスター様がお山に集合〜!
実質、主役は「エベレスト登山サービス」のリーダー役、ジェイソン・クラークになるのかな。
近年のジェイソン・クラーク出演作が大変。
「猿の惑星:新世紀」、「ターミネーター:新起動」の、どっちも主役級。
その後に出演したのが「エベレスト」という・・・。
振り幅が広いわな、お猿からお山までさ〜!
「エベレスト」、御覧になったんですね。
私ものむらさん同様、「why?」と思ったクチです。
個人的に、スキーにいくのすら「あんな寒いところにわざわざ行く気がしれない」と思っちゃうぐらいの超インドア派なんで。
(映画の感想、ブログの方に書きましたので良かったら御覧くださいませ:http://www.cinemanerd.com/2015/10/d.html)
ところで、ジェイソン・クラークって悪人ヅラじゃないですか?彼、オーストラリア人なので、初めて観たのは「Chicago Code」という刑事ものだったのですが(日本でも放映されていますかね?ジェニファー・ビールスの部下の役でした)、「コイツ、悪人ヅラじゃん?そのうちボスを裏切ったりする?」と、観ていて疑心暗鬼になりました。
その後の「ゼロ・ダーク・サーティ」でも善い人役で「そうかなあ〜〜」と相変わらず首を傾げていたのですが、「ターミネーター」最新作でやっと納得しましたよ。「ホラね、ホラね」って。(笑)
by culvergirl (2015-11-15 04:57)
どうもああいう方々は一種の危険中毒として思えないんですが。こんど公開される『ザ・ウォーク』なんかと一緒で。自殺願望あるんかな。わたしゃ見てるだけでガクガクブルブルでした。しかし前にも真冬にみた「ヒマラヤ運命の山」の時に感じたんですが、こういう映画って真夏に公開した方が避暑代わりになっていいとおもいませんかね。ま、臨場感があるかもですけど。
難波康子さん登頂に成功したあとで良かったですよね。これが途中落命だったら死んでも死にきれなかったと思います。世界最高峰全征服の快挙達成後ですもんね。
それとあそこでヘリ飛ばすなら酸素ボンベも持ってってやれよ~と思いましたが史実に基づくだからしょうがないか。キーラナイトレイはちょっともったいなかったね。でもああやってエベレストの頂上付近まで電話できるなんて、やっぱ文明は凄いと思っちゃいました。
by ちびまま (2015-11-15 12:32)
culvergirlさん。
ブログ拝見しましたよ!僕もスキーですら行く気がしない口。あんな寒いところにわざわざねぇ。ジェイソンクラークは、眼力が鋭いんだと思います。映画ではリーダー役が多いですよね。たしかに悪役っぽくもあり、「ターミネーター」の役はちょうど良かったですね。
ちびままさん。
自殺願望。「死んでもいい」とは思ってるんでしょうね。ワテらには理解できない、不思議な心理ですね。僕も、こういう映画は真夏の猛暑日に観るといいと思います。今回の映画は、とくに、登山者が凍ってしまうという…。避暑ムービーとしては最適ですよね。
by のむら (2015-11-15 15:34)
のむらさん、こんばんは。
山映画好きなんですよ。
クリフハンガーのスタローンの爆笑シーン。バーティカルリミットの凍結死体。グレイ?凍える太陽のなんじゃコリャエンディング。だからこの映画みてみたい。しつこいけどイーサンホークスの生きてこそという、山映画は傑作でした。実話です。
なんか、夜中にテレビスターのギャラをまた調べたんですけど、ニーナちゃんワンエピ300万て!安すぎやろ!
辞めたくなるわ。ベイウォッチリメイクに主演が予定されてるようで。
良かったです。^o^
地味にマットボマーがワンエピ1000万というのもなんなかなー。
ビッグバンセオリーのキャストは勝ち組です。CGにもロケにもお金かけず、
すべてキャストにギャラがまわるという。羨ましい。f^_^;)
by こんぺいとう (2015-11-15 23:33)
予告で見て、何気に出てる人が豪華だなと。
3Dになってますけど、何か飛び出して
きましたでしょうか?
by aneurysm (2015-11-15 23:47)
えっCGですか。うーん。ちょっと観る気合いが下がりました。「剣岳」ではみんな死ぬ気で登ってたよ~!とハリウッド方向に叫びたい。出演者で気になるのはエミリー・ワトソン…「奇跡の海」のトラウマで、名前を聞くだけで胸が苦しくなるんですが、お元気そうで何よりです。やっぱ観ようかなぁ?
by M (2015-11-16 18:24)
こんぺいとうさん。
「生きてこそ」は評判いいですよね。機会があったらいっぺん観てみたいな、と思ってました。(←観てないんかい)この作品も相当硬派なので、きっとお好きかと思いますよ。ニーナ、次の仕事があるんですね!良かったですが、ドラマでヒットを飛ばすのは大変ですよね。がんばってほしいです。
aneurysmさん。
とくに何も飛び出してきませんが、お山の奥行きが良い感じです。目の前にお山が…お山が広がるのです!3Dで観たほうがいいと思いますよ〜。
Mさん。
ハリウッドの人も、さすがに実際のエベレストに登るとなると死にますんで。CGにお逃げになったようです。しかし、まるで本物みたいでしたよ。エミリーワトソン。「奇跡の海」の頃はスゴかったですよね〜。近年はすっかりカドが取れて…。今回は、キャンプ地の寮母みたいな役でした。どんな演技をするかは、ぜひ劇場でお確かめあれ〜!
by のむら (2015-11-17 00:32)
嵐のなかを生還するサバイバルアクションだと思ってました。
あとロビン・ライトはご一行の一員かと勘違いしてました。
個人的には演技してるつもりなのかなんなのかよく分からないサム・ワーシントンが良かったです。鼻水垂らしたキーラ・ナイトレイと温度差が…。
by こけし先輩 (2015-11-17 12:39)
こけし先輩さん。
来年公開の日本映画にも「エヴェレスト 神々の山嶺」というのがありますが、こっちは生還しそうなフンイキですね。ロビンライトは体格がいいので、むしろ登山向きかもしれませんね。サムワーシントンが出てきたときは、てっきりこの人が全員を救助するのかと思いましたけど・・おっしゃるとおり何が何だか分からない人で・・。面白かったです!
by のむら (2015-11-17 23:12)