「アリスのままで」★★★ [映画日記]
「キレイなおばちゃん」ジュリアン・ムーア。
シミやソバカス、隠さぬ女。
多分ハイチオールCも飲まんから!
そのサッパリした性格がステキです。
今回の作品は、ジュリアン・ムーア演じる50歳の女性アリスが、若年性アルツハイマーになってしまうお話。
若いのにボケちまう話!
ああ、病気ってヤーネ。
病気って魔物!
つくづく、病気が憎らしく、患者さんと家族が気の毒になる作品です。
アリスの職業は語学の教授ってことで。
言葉を思い出せなくなるってことは、自分の存在意義まで無くしてしまうのか、っていう恐怖。
自分を失うフィアーですよ!
「もし自分が、こんな病気になったら」と想像すると怖くなりました。
ブルったわい!
まーね。
基本的にボクちゃんも、人の名前は覚えなられないタイプ。
そして、物事はすぐに忘れる性分。
たいてい何事も翌日にはキレイさっぱり!
見事なもんさ、脳細胞の死亡率!!
つまりボクちゃんもさ〜、どっちかっていえばボケてる方なんだよね〜。(←比べるのも申し訳ありませんが…)
アリスの家族はインテリ揃い。
ガリベン一家!
家族の誰かが病に倒れると、どんなふうに他の家族を巻き込んでいくのか、という過程も丁寧に描かれてました。
アリスの息子は医大生。
娘2人は、ケイト・ボスワースとクリステン・スチュワートが演じていおります。
久々に見たケイト・ボスワースは老けていて、このままいけば「キレイなおばちゃん」まっしぐら!
むしろ、そっちの路線のほうが人気が出るかも、と思いました。
「キレイなおばちゃん面」なんですよ!(←ホメ言葉)
クリステン・スチュワートの役柄は、劇団で女優やってる自由人。
ガリベン一家に、1人だけいるアウトロー。
ガリベン一家の中に見つけた一匹狼!
現実にいるガリベン一家にも、ときどきいるよね、コレ系の人〜。
・・・とリアルに感じました。
ガリベン夫妻の子供なのに、ガリベンがいたり、自由人がいたり・・・。
不思議だよね〜種は同じなのにさ〜!
ジュリアン・ムーアが繰り出す、具合の悪い演技が良かったです。
痴呆がだんだん悪化するという、段階を感じさせる計算高い演技だったと思います。
見事なグラデーションでした。
他作品でのジュリアン・ムーアはナチュラルな演技が多いと思うのですが、今回は技術を感じました。
良いテク持ってんよ、あのおばちゃん!
「マップ・トゥ・ザ・スターズ」では「屁をヒりまくる」という、お下品な演技を見せつけたジュリアン・ムーア。
プップ、プップと屁を鳴らしておりましたけど、正露丸のラッパみたいに!
今回もシモの芸を見せてくれましたよ「尿もらし」っていう!!
病気に排尿ネタは不可欠ですもんね。
とってもせつない小便でした。
次回のジュリアンは、一体何を見せてくれるのであろう。
しでかしてくれるのであろう?!
「放屁」「放尿」と続いたら。
残すは「脱糞」を待つだけだよね。
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