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「はじまりのうた」★★★☆ [映画日記]

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アコースティック・ギターを弾き語る女、キラ奈!(←キーラ・ナイトレイ)

場所は場末のバー!!

曲調は真っ暗。

ネクラ!

そんなキラ奈の歌に、光るものを感じる、落ち目の音楽プロデューサー。

「売れるよ、この子!」みたいな素振り。

まるでつんくさんですよ!

プロデューサー、なぜですか?たいして上手くもない歌でしたけども?・・・と思いましたが、まあいいです。

その歌唱力、キラ奈にしては、よくやった方。

アンタにしては上出来!

曲調もキラ奈の声に合っている。
その音楽性、好きなタイプです。

うまくいかない人生を送っているプロデューサーとミュージシャン。
音楽の楽しさだけを追求するという思惑が一致。

2人の力を合わせてアルバムを作ることになりましたよ。

採算は度外視。

おカネは、いらんの!

もうヤケクソ!!

それが清清しい〜。
それだけで前向きになれる。

枷が取れて明るくなれんの、ネアカに!

いや〜、人生って縛られてばっかりじゃないですか〜。
給料をもらうために仕事をし、仕事上では策を練り、いかに効率よく儲けるか・・・。
そんなことしか考えなくなるじゃないですか〜。

だから、楽しさだけを追求する彼らが、うらやましかったです。

いいよね、天然は!(←上から目線)

そして、楽しいことを分かち合え、理解し合える仲間がいるって素晴らしいと思えました。

プロデューサーの娘が、下手クソなギターを弾き出したときは感動〜。

下手クソなギターで号泣〜!

音楽マジックですよ、下手クソ・マジック!!

そこは「上手いも下手も関係ない」って意図なのでしょう。
音楽って、こんなにも人を繋げていくものなのか〜、と、改めて音楽が好きになれました。

そして、音楽って常に人に寄り添い、思いを伝えたり、慰めてくれたりするもの、ってことも描かれていたと思います。

観終わると、バンドを組みたくなりましたよ。

やるならボクちゃん、絶対ボーカル!

絶対センター!!(←ワガママ)

冒頭から、とくに何の説明もなく物語が始まるのですが、キラ奈や音楽プロデュサーがどんな人物像で、家族の関係がどうなっているのか、なんとなく分かるように設計されている・・・。

脚本にまで力量を感じておりました。

鑑賞後に調べたら、今回の監督・脚本は、音楽映画「ONCE ダブリンの街角で」のジョン・カーニーだったんですね〜。

ダブリンの人ですよ、ダブってる人!(←留年の高校生かい)

ボクちゃん、「ONCE ダブリンの街角で」が大好き。

ボクちゃん、大のダブッ子!

この監督は、音楽に特化した映画を作れるという、貴重な才能の持ち主。

ボクちゃんが映画プロデューサーなら、アンタと組んで一儲けしたいです。


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ぽん♪

ミュージッククリップとかちょっと見てみましたけれど、キラ奈かわいいですね。(笑)
その存在そのものが、いとおしい音楽のようで、なんとなく、幸せな気持ちになりました。

音楽の仕事してると、どこかでやっぱり音楽が大嫌いになったりしますが、それって、そこにまつわるお金や人のあり方が嫌いになるだけで、音楽そのものが嫌いになったわけじゃない、と、思えるといいな、なんて思いながら、トレーラーを見てました。

今はまだ、そんなところでウヨウヨしていますけれど、魅力的なこういう映画で、音楽を見直すこともあるかもしれません。
by ぽん♪ (2015-02-27 05:19) 

のむら

ぽん♪さん。
この監督、ミュージシャンや音楽業界の描き方が本当にお上手だと思います。鑑賞中は「音楽って、そういうものだよね」と、納得できる部分がたくさんありました。できれば、キラ奈の歌が、もうちょい上手ければ、より良かったですが、贅沢は言いますまい。
機会があったらご覧いただきたいです。
by のむら (2015-02-27 21:01) 

こんぺいとう

えっ!キーラナイトレイって、アカデミー賞にノミネートされたのこの作品だったっけ?
自分で調べないですいません。
そうなんです!
のむらさん、あたしも、onceダブリンの街角を随分前に録画して、おもろいんかなどうななと、疑ってたんですけど。
のむらさんのおかげでみる勇気が沸きました!
ありがたいです。(*^_^*)
あんなマイナーな作品を語りあえるのはのむらさんだけ。

あと、アカデミー賞ファッションチェックお願いします。あたしは、エマストーンとジュリアンムーアの衣装がすきでした。
by こんぺいとう (2015-02-28 18:02) 

のむら

こんぺいとうさん。
多分キーラのノミネート作は「イミテーション・ゲーム」だと思います。こっちの作品も良かったですよ。「ONCE ダブリンの街角で」は、僕は大好き。せつな〜い感じが良かったです。
ファッションチェックは、すでに過去記事でサラッと済ませてしまいました。他のドレスで気になったのは・・。ダコタ・ジョンソンの肩ひもが変だったことと。ニコールキッドマンのベルトが変だったことかな。ニコールキッドマンの見た目の衰退ぶりが悲しかったです。昔はゴージャスドレスが似合っていたのにねぇ。
by のむら (2015-02-28 19:03) 

まだぁ~むK

アカデミー賞、終わっちゃって淋しいなぁ~。
グローリー、いい歌だなぁ~。
、、、突然の投稿、失礼します。
まだぁ~むKと申しますが、野村さん、覚えてくださってたら嬉しいですが、、、
亡霊のように現れて(笑)申し訳ありません。
ちょっとネットの海で溺れそうになってましたら、懐かしのラブハリにたどり着きました。
うっすら似のイベント、面白そうですね!
いつかまた、野村さんにお目にかかれる機会があることを願ってます、冥土のみやげに(笑)
時代はガラケーからスマフォへ、ラインやツイッター全盛の今も、私は相変わらずアナログ&ミーハーちっくに映画と音楽を楽しんでおります。
場違いな突然の乱入、失礼いたしました!


by まだぁ~むK (2015-02-28 22:26) 

ちびまま

余談ですが、クリント・イーストウッド監督と奥さんの雰囲気が微妙、なんだかニコリともしていなかった様な。ン度目の離婚も近いのかなと思ったり。以前彼の評伝を読んだとき彼は出演した女優さんのほとんどを抱くそうで、今回の獲物は誰だったのかな、と勘ぐってます。スナイパーの奥さん役?

そういえば本物の故スナイパー未亡人も凄い美人でまんま女優さんになれそうな人でした。
by ちびまま (2015-02-28 22:46) 

のむら

まだぁ~むKさん。
ごぶさたしてます〜!お元気でいらっしゃいますでしょうか。ご家族もお元気かな。
そうですね、いつかイベント等でお会いできるといいですね。「この映画がすごい!」で盛り上がっていたころが懐かしいです。もはや走馬灯です〜。

ちびままさん。
昔は共演者を抱いてたみたいですが、今84ですからねぇ。主演女優のシエナとは51歳差になりますし。シエナは生んだばかりの赤ちゃん抱えて撮影してたから、抱かれるヒマもなかったかもしれません。抱いていたら面白いですけど〜。

by のむら (2015-03-01 20:07) 

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