「嘆きのピエタ」★★★★ [映画日記]
何〜?
嘆きの?
ピエトロ?(←それドレッシング!)
キム・ギドク監督が手掛けた話題作です。
始まって5秒で魅了されました。
MajiでKoiしたわい5秒後に!
作品の完成度は相当お高いと思われます。
テーマは深いのですが、難しくないところが最高〜。
立ち上がりが速いし、テンポも良く、すぐに晩ゴハンのおかずのことを考えてしまうボクちゃんが、鑑賞中は一瞬たりともストーリーから気を散らすことがありませんでした。
このボクちゃんが、晩ゴハンのおかずのことを考えなかった唯一の作品かもよ!(←もっと恥じて)
主人公は借金取り。
業者の人さ!
「カネ返さんかい」ってドツくんですよ。
もはやサブタイトルは「どついたるねん」さ!
情け容赦なく暴力もふるいまくり。
借金取りが死神に見えました。
ボクちゃんの中で一番怖いものは「借金取り」になりましたわい。
「宇宙人」を抜いてさ!
借金取りがさ〜、ニワトリを生きてるまま買ってきて、自宅のお風呂でさばいていてビックリ。
シメてんのさ、借金した人からニワトリまで!
これこそ男の料理だわな。
速水もこみちにも挑戦していただきたいです。
そんな借金取りのお宅に、生き別れた母だと名乗る女性が上がり込んできたわい。
「お母ちゃんやで〜」ってさ。
「昔はウチも若かったからな、アンタを生んで捨てたんや」っていう…自称・バカッ母!
時には、うなぎを買ってくる母。
「うなぎやで〜」ってさ。
朝からうなぎをさばいて焼く母。
モーニングうなぎかい!
おいしそうでした。
題材は借金なのに、神話を感じさせる展開がアメージング。
サラ金神話なんですよ!
母と息子の構図を、キリストを抱くマリア様を表現した「ピエタ像」に例えているのも粋じゃな。
オサレじゃな!
母と暮らして始まる、借金取りの心の変化。
少〜しずつ、人の気持ちが分かるようになんの。
心が動いていく様子が説明的でないし、それでいて手にとるように理解できるし、素晴らしいです。
演出が洗練されとりました。
母心の描き方も味わい深く、結果的に、人の心の柔らかさ、深さ、大きさを感じずにはいられませんでした。
観終わったあとは「心ってスゴい」と思いました。
母ちゃん役を演じたチョ・ミンスがキレイ〜。
昔風の美人じゃな。
そんで美肌じゃな。
何じゃい、カスピ海ヨーグルトでも食べてんでしょうか?
フジッコの!
ツヤツヤしとる。
ツヤめいとる!
天ぷら食べた翌朝みたいな顔してました。
MajiでKoiした… 前回に続いて涼子ネタできましたね。
フジッコって、おまめさん しか知りませんでした。
カスピ海ヨーグルトなんて こじゃれたもの出しおって。
by Ken (2013-06-28 16:32)
Kenさん。
涼子のMajiKoiネタも好きなんですよね〜。また忘れた頃に使いたいと思います。
カスピ海ヨーグルト。何年か前はよくCMを放送してましたよ。お母さんがなんだかキレイになったけど、何か食べてるの?…みたいな。お母さんの美の素が、カスピ海ヨーグルトなんです。
by のむら (2013-06-28 22:49)