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「カルテット!人生のオペラハウス」★★★ [映画日記]

Quartet.gif
老人映画です。

お歌がいっぱいの作品ってことで。

ミュージカルドラマ「グリー」の舞台である高校を、そのまんま老人ホームに移行した感じ。

「グリー」っていうより、「ジジー」「ババー」って感じですよ!

老人ホームは古い洋館。

オサレ!

老人たちも小ギレイ。

汚いシーンなんてありません。

おもらしのシーンも皆無でしたよ、小も大も!

世話してくれる人も美人で優しいしさ〜。
老後は、こんなホームに入りたいと思いましたが。

「でも、お高いんでしょ?」とも思いました。

あ〜あ、どっか、安くて良い感じの老人ホームないかな〜。(←もう予約すんのかい)

劇中には、ほぼ爺さんと婆さんしか出てきませんが。
みんな心はお若いよ。

見た目を除けば、普通に男女の恋愛もの。

ヒロインの婆さんも、「もういっぺん男に抱かれてみたいけど、素直になれないアタイ」みたいな。

乙女の気分!

顔はシワクチャだけど、心は「ゴシップガール」なんですよ!!

ヒロイン役は、なんとスミ子かい。(←マギー・スミス)

若い頃はモテていたという、女王キャラの婆さん役ですが。

あのスミ子が、ちゃんと「昔は美人だった」系の、ステキなオーラを放っております。

ツンとしてんの。

数々の男に抱かれてきた女の、プライドだわな!

そして当然、毒舌家。

気にいらない婆さんに対しては「あの人の化粧は、化粧というようり塗装」とピシャリ。

土壁みたいに扱ったわい!

小気味よかったです。

そんでスミ子のキャラは、かつてオペラ歌手としてもブイブイ言わせていたという設定。

だから「さて、スミ子の歌声はいかがなものか」と待ち構えていたのですが審査員みたいに。

だけど、肝心のスミ子が歌わないまま終了〜。
これは残念。

歌ってるシーンを撮っておいてほしかったです、スミ子が生きてるうちに!

別に、プロの歌に合わせた「口パク」でもいいんだけど。

お口をパクパクさせてりゃいいんだけど!

婆ちゃん、パクパクしとくれよ!!

…とも思いましたが。

口パクシーンは偽物っぽいから、不採用になったのかな。

監督は、まさかのダスティン・ホフマンですよ。
実はコレ、ダスティンの初監督作品だったのです。

演奏や歌のシーンが多くて、演出も難しいと思うのですが。
初めてにしちゃあ、とっても良い出来。

ダスティン・ホフマン、アンタ上出来!(←上から目線)

話の流れも軽快で、ときどき笑えるのです。
笑いの取り方もさりげなく…。

ひょっとしたらダスティン・ホフマンて、笑いのセンスがあるのかもしんない。

老人のバースデーケーキには、すんごい大量のろうそくが立っていたりして。

まるで焚き火!

芋を焼きたいくらいでした。

紅芋を数本さ。 



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コメント 2

月夜のうずのしゅげ

たき火のようなローソクの灯が燃えるおじいさんおばあさんの
誕生日がある映画今日見に行こうと思っています。
歌わないまま終了は残念ですね。
by 月夜のうずのしゅげ (2013-04-27 10:09) 

のむら

月夜のうずのしゅげさん。
客席は、けっこうな大人のみなさんで埋まってましたよ。
ときどき笑みももれ、ウケていました。老人映画の中では、楽しい作品だと思います。
お楽しみくださいませ〜。
by のむら (2013-04-27 17:04) 

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