「ブルーバレンタイン」★★★☆ [映画日記]
若い夫婦の愛が冷めきっております〜。
2人の愛の行方が気になる展開。
「もういっぺん愛を取り戻しますように。ああ旦那、もういっぺん嫁を抱いておやんなよ!ねえ旦那!!」と、祈る気持ちで鑑賞いたしました。
ボクちゃん、鑑賞中なんべんも十字を切ったわい!(←いつからクリスチャンに?!)
男心と女心がリアルでほろ苦ぇ〜。
なんでこんなに苦いのか。
すり下ろし汁でも入ってんでしょうかゴーヤかケールの!
嫁の「旦那なんてもう愛してないけど抱かせてやんよ。さあ、やりたきゃおやり!」みたいな態度と無表情がほろ苦ぇ〜。
ボクちゃん鑑賞中、その苦味に何度も「ウ〜ン」って言いました…。
うめいたんですよ!
別に、便意をもよおしたわけじゃありませんから!!
いや〜「愛」っていうのは甘くないねぇ。
「愛は冷めるもの」という前提が寂しかったです。
バレンタインというスイートなタイトルとは裏腹に、カップルが一緒に観たら別れたくなる一作であった。
とんだ「バレンタイン爆弾」である。
この映画を、彼女と一緒に観たならば、「もう2度と抱かせんから!」って彼氏に言いかねないから気をつけたほうがよい。
彼女を抱きたくば、同じバレンタイン映画でも、ジュリア・ロバーツとかが出ていた「バレンタインデー」のほうを観とけ!…っていう教訓!!
主人公の夫婦を演じてるのが、売れっ子のライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズですが。
アンタらいつから、こんなに演技派に成りなすった?!
演技の志がお高いです。
これこそプロの仕事。
なんとも頼もしい2人のスター様。
ライアンなんて頭髪を抜いてんじゃん。
わざわざハゲて役作りですよ。
普通は植えるのにさ何十万もかけて!
ミシェルの悪い目つきが炸裂。
脱ぎっぷりも最高〜。
病室で中絶手術を受けるシーンも怖かった〜。
「女演技」に圧倒されてしまいました。
普段はボンヤリしているボクちゃんをここまで緊張させるのは、アンタか予防注射くらいだよ!
両者ともがんばってるんだけど、どっちかって言えばミシェルのほうが上と思う。
馬力あんよアンタ!(←トラクターかい)
ミシェルの役は、大学生までの交際人数は最低20人という、なかなかのつわものです。
場数だけは踏んでるんですよ、あの顔で!
そんなこんなで、夫妻にはいろんな過去がある、って設定ですけれど。
いや〜ホント、世の中さ〜。
100%幸せで、完璧なご家庭なんてございません。
どこの家庭も「ワケあり」ですな!
どこのお宅の嫁も旦那も、「ワケあり商品」ってことですから!!(←「袋がやぶけた明太子」扱いかい)
これも観ましたよ~
他人におススメしづらい映画ですね^^;
ミシェル・ウィリアムズて、あんなに目つきが悪いのに(映画内では美人扱いでしたけど)、「ヒースレジャーが好きだったから」という理由で普段ショートヘアにしているようですよ
意外ですよね?w
ミシェルはおっかないと思いますが、多分マリリンも見ます
by とんび面 (2012-02-14 10:47)
とんび面さん。
普段のミシェルは亡きヒースのために短髪にしているとは。
髪型でご供養ですね!意外とけなげなんですね〜!
今のミシェルの活躍に、ヒースも天国で喜んでいることでしょう。
僕もマリリンを楽しみにしています。これからもミシェルには、おっかない演技を期待したいですね。
by のむら (2012-02-14 13:48)
ふと思い立って今更見ました。
ミシェル・ウィリアムズ、地味に怖かった~。頭髪抜いて頑張ったライアン・ゴズリングよりキテた~。
ミシェルを略称にしないところにのむらさんの畏怖を感じます。
産婦人科のシーンが女の身にはこたえました。
それにしても彼女って美人枠なんですね。
キルスティン・ダンストみたいな系統なのかな。
何より思ったのが、幸福な家庭を知らない人にとって幸福な家庭を築くのって難しいんですよね。
マンチェスター・バイ・ザ・シーも見たいな。公開終わっちゃったかしら。
by sakaya (2017-08-21 17:35)
sakayaさん。
観たんですね!重いですよね、コレ。ミシェル・ウィリアムズの凄味を堪能できたのではないでしょうか〜。この後にマンチェスター・バイ・ザ・シーを観ると、ちょっと立ち直れないかも〜。ちなみに「ブルーバレンタイン」の監督作だと最近では「光をくれた人」がありますよ。こちらも重い作品になっているので、機会があったら観てみてくださいね。
by のむら (2017-08-21 23:06)