「アメリア 永遠の翼」★★★ [映画日記]
女性で初めて大西洋を横断した飛行士、アメリア・イヤハートの偉業を描いておりますが。
なんか浅っ。
活躍の表面だけを、すくってきたような映画だったな。
グツグツのお鍋に浮かんでる、あくをすくってきたようなもん!
後味も悪っ。
終わり方が暗かった〜。
さすが、あくをすくってきただけの映画だよ!!
いや〜、アメリア役がヒラリー・スワンクで良かったよ。
アンタの演技力で間が持ちました。
さすがオスカー女優だよ腐ってもね!
アメリアの飛行活動にはプロデューサー付いてるんだけど。
それはギャー様が演じているんだけど。(←リチャード・ギア)
とくに2人が恋愛しているシーンもなかったのに、出会ってしばらくすると、ギャー様はアメリアを抱いてることになっていて驚いた。
なんで?!
普通さ〜、ちょっと手と手が触れあい「ハッ」としたり、ちょっとしたケンカの後、仲直りして絆を深めたりするものですが…。
そんな、恋に関するコミュニケーションが見当たらないのであった。
その後もボンヤリした、決め手のない交流をした挙句、2人は結婚するんだけど。
ギャー様、アンタおいくつの設定だね。
えっらいジジイの新郎が登場〜!
やめとくれよ、みっともない!!
2人のツーショットは、花嫁と父のよう…。
しかも嫁は嫁で、誓いの言葉に「夫に縛られるつもりはない」と付け加えました…。
とてつもなく、世界的にめんどくせえ嫁はんが誕生したようである。
で、新婚生活のある朝に。
アメリアが「あたい、飛行機で大西洋を渡ってくんよ」と宣言。
「八百屋で万能ネギ買ってくる」みたいな軽い調子で!
数秒後には、もう飛び立つシーンて…。
ア、アンタ…。
そこの旦那!
ジジイ!!
嫁が命がけで冒険してくるっていうのに、何の葛藤もなかったのでしょうか?!
普通の亭主なら、何日も頭をかかえますけどね。
そんな、もがいたり、泣いたりわめいたり、汚いけど人間的な表現がゴッソリ抜けてるような気がしてなりませんでした。
そうこうしていたら脇でジッとしていたユアン・マクレガー。
実はゴキブリみたいに隅っこに潜んでいたマクレガー!
なんと彼まで、いつの間やらアメリアを抱いてることになってますけど?!
アンタら、いつからデキていた?!
不倫の駆け引きシーンなんてなかったのに…。
しかもアメリア。
愛人マクレガーを自宅に呼んで、旦那と3人でお食事会!
なんという図太い神経!
その太さは「うまか棒」並みとみた!!
愛人の連れ子まで泊めちゃうアメリア。
子供が寝る部屋なのに、壁紙の柄は「牙をむくリアルなトラ」を用意!
「あえて」です!!
子供に対して「恐れを克服してほしい」との願いのようですが…。
子供は夜中に飛び起きて「ギャーーッ!トラがおるーーッ!」と絶叫。
教育どころかトラウマですよ。
いやがらせですよ!
さすが、飛行機で世界中を飛び回る女、アメリア。
性とモラルの国境も、いとも簡単に飛び越えていたよ。
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