「リズム・セクション」★★★ [映画日記]
ブレイク・ライヴリーのことは大好きです。
出世作のドラマ「ゴシップガール」は全シーズンを鑑賞済みだし、「ブレイク・ライヴリーのファンである」と言っていい状態でしたけども。
Netflixメニュー画面で、出演映画「リズム・セクション」の写真に写っているブレイク・ライヴリーに、全く気づかんかった〜!
「女性の顔が写ってるな。知らない女優だけど誰だろう。フランスのB級女優かな」と思ったまま素通り。
ワシの目は節穴か?!
これでは「ファン」は「ファン」でも、「自称ファン」ではないかチキショーッ!!
しかし、ボクちゃんが気づかないのも仕方ない。
気づかないのが、当たり前!(←開き直り)
この映画でのブレイク・ライヴリーは、これまでの「都会的なオシャレ美人」のイメージを払拭。
バッサバサの短髪、落ちぶれた小汚い娼婦として登場〜。
まるで別人、本当にゴシップガールと同一人物か、と思うくらい。
Netflixのメニュー画面で表示されていたブレイクは、「黒い短髪の美少年ふう」だったので、気づかなかったのでした。
ブロンドのロングヘアーっていうのは、ホント、トレードマークですね。
髪型と髪色を変えるだけで、女性って、こんなに変わるものなのか〜、と思いました。
物語は、超・簡単に言えば「ブレイク・ライヴリー版ニキータ」です。
ブレイク演じる、不幸のどん底にいた女性ステファニーが、復讐を果たすため、プロの殺し屋になるべく修行を受ける、という展開。
殺し屋のコーチ役ジュード・ロウによる、鬼のシゴキに耐えるブレイク・ライヴリー!
蹴られ、殴られ、顔を掴まれ、ものっすごいヤラレっぷりですよ、山小屋で!!
寒い湖では、コーチから「泳げ」と命令されてしまうブレイク・ライヴリー。
歯を食いしばり、ガタガタ震えながら下着姿になった後。
ゴシップガールが寒中水泳!
あらゆる修行が終わり、晴れて現場に出たブレイク・ライヴリーですけども。
やること、なすこと失敗だらけ。
グダグダの仕事ぶりにヒヤヒヤしっぱなし。
時にはターゲットの反撃に遭うことも。
ターゲットがブレイク・ライヴリーを、毒入り注射器で襲う!
2人で床を転がり回って大騒ぎ。
ああ、注射器の行方は一体?!
あんだけ床を転がったら、相当、服にゴミが付いたと思う〜。
ゴシップガールどころか、ゴミ付きガールですよ!
挙句の果てに傷だらけ、血だらけで逃走することになるブレイク・ライヴリー。
「うぁぁぁ〜、うぁぁぁ〜」と、うめきながら!
アンタこれ、ブレイク・ライヴリー様がやる仕事じゃない。
全部、ノオミ・ラパスがやる仕事〜!
あの子に任せりゃいいものを〜!!
そんな感じで、ブレイク・ライヴリーの汚れ仕事に衝撃を受けました。
なんでも、撮影中にブレイク・ライヴリーは骨折したのだそう。
大熱演していたし、難易度の高い演技も器用にこなしていたし、アクション演出も良かったけれど、本国では大コケしたみたいで残念〜。
米国客としては、「ワシらが見たいブレイク・ライヴリーはコレジャナーイ!」ってことなのかな。
ドラマ見ないのでブレイク様を知らないんですけど…予告編地味でしたね。ジュードも地味で。
ノオミとかジェニファー・ローレンスってこういう企画や脚本でも表情からハートからフィジカルまで凄味があるんですけどね。美人系だとシャー子様、顔芸と気合でやってくれるというか。
そんなこと思っていたら、フィンチャーって凄いなって思いました。彼、薄味の女優さんを開花させるでしょう?
グウィネスからルーニーからロザムンドと。ヘレナ・ボナム・カーターはあんまりフィンチャーっぽくなかったけど。古典劇とティム・バートンが似合いますね、彼女は。
ブレイクにも当たり役を見つけてほしいです。
by sakaya (2021-03-13 07:56)
sakayaさん。
確かにデビッドフィンチャーって、薄味の女優から凄みを出しますね!とくに、代表作が無い状態のルーニーマーラをアカデミー賞ノミネート女優にしたのはスゴイですね。それを踏まえますと今回の作品、元々は華のある女優なのに、なぜか地味に仕立ててしまったという。映画とは不思議なものですね。
by のむら (2021-03-13 15:12)