「ナイスガイズ!」★★★ [映画日記]
ライアン・ゴズリングが出てますけども。
「ラ・ラ・ランド」じゃありませんよ、それじゃナーイ!
宣伝ポスターでは、ゴズリングが割と前面に打ち出されているのですが。
実は主役はラッセル・クロウでした。
しかし旬の威力とはスゴイもので、劇中では、ラッセルの相棒役ゴズリングの方が目立ってる。
ゴズリングに時代の追い風が吹いてんよ。
ビュービュービュービュー吹き込んでんの、隙間風みたいに!
作品の舞台は1970年代のロサンゼルス。
ラッセルは、暴力でトラブルを解決する男役。
ゴズリングは冴えない探偵役。
つまりドジっ子!
2人がコンビを組んで、コミカルな掛け合いをしながら殺人事件の謎を追う、という、エンターテイメント作品に仕上がっております。
ミステリー部分も、なかなかよく出来ていると思います。
なんでも「リーサル・ウェポン」の製作者と脚本家のコンビが手がけたらしく、言われてみれば、マジとコメディのバランス配分がそんな感じ。
同時に「こういうテンションは古いかな」とも思いましたけども、「昔っぽさ」がコンセプトになっているから全く気にならない。
加齢臭が気にならな~い!
あえて時代設定を古くしたところが勝因でしょうか。
無理に若作りしないほうがいいわな、京本政樹も!
ゴズリングの芸の幅ってスゴイわな。
作品ごとにガラッと違うわな。
化けるわな、この子!
今回は、ちょっとしたことで悲鳴を上げる、なんとも頼りない「のび太風味」を出してきているゴズリング。
どっちかっていえば、同じライアンでも、ライアン・レイノルズが演じた方がハマりそうな役でしたけども。
ゴズリングが演じたおかげで、「粋」な感じが出たと思います。
かつて「L.A.コンフィデンシャル」で共演したラッセル・クロウとキム・ベイシンガーが、劇中でご対面~。
映画ファンを喜ばせるキャスティングでした。
2作品とも舞台がロサンゼルスだし~、あえてリンクさせてきたのかも。
「仕込み」だわな!
テレビ男優のマット・ボマーも出たーっ。
他の映画作品だと、マットはイントロ部分だけ担当してすぐ退場するか、すぐ死ぬという扱いを受けてましたけども。
耐えてしのんでましたけども!
なんと今回のマットは、話の途中から出てきたわい。
ねじ込んでくるんですよ!
映画で、こんなにも活躍するマット・ボマーを見たのは初めてです。
まーね、しかしながら。
結局はボコられるマット・ボマー!
「せめてラストシーンまで生き残ってほしい」という気持ちで応援していました。
それはかつてショーン・ビーンを見ていたときの気持ち。
懐かしかったです。
私コレ観るつもりですよ~!あからさまに古くさいビジュアルのチラシに、ゴズりんがいる不思議さ。しかしアッという間に上映終了しそうな不安があります…。
by M (2017-02-27 16:10)
Mさん。
観る予定でしたか〜!意外とこの映画、たくさんの映画館で上映されてるんですよね〜。ゴズりん人気に便乗したのかな。しかし油断しないで早めに観たほうがいいかもしれませんね。お楽しみあれ〜。
by のむら (2017-02-27 20:46)