「マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ」★★★☆

夫婦（めおと）って。

愛人込みで「夫婦」なんでしょうかね～。

愛人って、長期間に渡って夫婦と共存していくものなんでしょうかね〜ウイルスみたいに！

映画の本編とは少しズレるのですが、そんなことを考えながら観てました。

夫は学者、嫁は教授という夫婦の間に、個性派女子が割り込んで不倫。

個性派女子が寝取ったわい！

そんで略奪婚する、っていう･･･そんな展開のストーリー。

女子ウケしそうな邦題が付いていながら、実は割とえげつない内容なんですよね〜。

しかし、軽快なセリフ劇で楽しい～。

本編が始まって2分で好きになりました。

不倫する女子キャラも頭は悪くないんですよね〜。

主要キャラは全員インテリ様！

そんな効果も手伝って、どういうわけか、大人が楽しむ、ちょっと知的なラブコメディという感じに仕上がってました。

古臭くないウディ・アレン作みたいな。

加齢臭のしないウディ・アレン作みたいな！

ファブリーズを吹きかけたウディ・アレン作みたいな感じですよ！！（←しつこい）

略奪婚をする女性役は、「フランシス・ハ」で主演していたグレタ・ガーウィグですけども。

この女優さん、写真で見ると全くオーラを感じませんけど。

エキストラも同然！

しかし実際に動き、セリフをしゃべりだすと、ものすごく輝きますな。

静止画は厳禁の、動画女優ですよ！

今回の作品でも、グレタ・ガーウィグは瑞々しい。

こういう女性いるかも、と思わせる説得力もあるし、素晴らしかったです。

彼女の不倫相手役はイーサン・ホークなのですが、これまた「モテモテの文化人類学者」という役のフンイキが出ていて感心～。

まさに「不倫は文化人類学者」ですよ！

男の色気がギラギラしていない。

枯れた色気。

ドブ色の服を着たドブ・セクシー！･･･そんなところが良かったです。

そんなイーサン・ホークをを寝取られる教授で嫁の役は、なんとジュリアン・ムーアですけども。

イーサン・ホークとのツーショットは、一見「えらい年下の旦那さん？」という感じですけども。

そこは2人の演技力で年齢差をカバー。

せいぜい3歳上の姉さん女房、というところまで近づけておりました。

実際の年齢差は10だから、よくがんばってますよ。

ジュリアン・ムーアも、髪をつっぱねて、目じりのシワは伸ばしてましたけども物理的に！

口元に残ったシワが残念でした。

ああ、口元のシワも伸ばせればねぇ。

アゴの皮を引っ張って、何かで留めるしかないかもよ洗濯ばさみとかで！

そんなジュリアン・ムーアですけども。

今回は低めの発声をしてますよ、地を這うような！

夫を寝取った女と対峙する場面では、さすがの威圧感。

実に自然な威圧感！

夫を寝取った安い女に向けて、大物女優のオーラを浴びせかけておりました、日焼けマシーンの紫外線みたいに！！

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コメント 3

絶妙のキャスティングですね。
ティム・ロビンスとスーザン・サランドン的な？
この映画、知らなかったです。
もう年齢的にもNG、スペックも持ち合わせない身として、残りの人生「奪う」ことは有りえない無いわけで、あるとしたら逆？
ジュリアン・ムーアの威圧が気になるー。学びに行こうかなー。洗濯ばさみも用意しとくかー？
イーサン・ホークが大きくなりましたね。「いまを生きる」でのあのポヨンとした可愛らしさが懐かしい。ついお母さん気分になってしまいます。
by LOLA (2017-01-31 13:21) 

これ気になってました。爽やかなウディ・アレン臭ですか！（違う？）
エル、残念です…。エル・デコが好きで時々買うのですが、買うのよそうかな？八つ当たりでっ！
by M (2017-01-31 15:09) 

LOLAさん。
昔でいえば、ティムロビンスとスーザンサランドンですよね！あの、女房としてギリギリの年上感がステキなんですよね〜。今はサランドンもおばあちゃんになってますけども。イーサンホークも、最近は少し爺さん風味が入ってきましたよ！機会があったら、この映画で確認してみてくださいね。

Mさん。
いつもエルジャポンをご覧にただきありがとうございます！いつかまたわたくしがエルに戻ったら、そのときはまた応援していただきたいです。粘り強くお待ちいただきたい！そうそう、爽やかなウディアレン臭でいいと思います。例えるなら、ゆず風味より、シチリア産レモン風味という感じかな〜。
by のむら (2017-01-31 23:06)