「SOMEWHERE」★★★ [映画日記]
ボクちゃんも大ファンの監督、ポラ子の新作。(←ソフィア・コッポラ)
期待値が高すぎたせいか、まあまあの感触だったな。
ポラ子の作風といえばガーリー!
ガーリーという言葉を定着させたガーリー女。
つまりガリ姉!
大好物はきっとガリ!!(←知らんけど)
今回も11歳の少女が出てきますけど。
演じてるのは、なんとダコタちゃんの実妹だとよ!
彼女はキュートでとてもイイ。
ダコタちゃんの演技は濃いけれど。妹はうす味なんですね。
濃い口とうす口の姉妹なんですよ醤油に例えれば!
キッコーマン姉妹なんですよ!!
この娘が出ているシーンは、全てが瑞々しいな。
ポラ子は女子を撮ると、人形劇みたいな儚さと、ノスタルジーに包まれたトリップ感あふれる映像になるんだけど。
この少女が出ているシーンは、まさにそんな感じだったな。
ボクちゃんのお気に入りシーンは、少女がプールで遊ぶところ。
水に潜って、お茶会のマネごとをするんですよ。
ままごとさ!
さすが少女。
さすがネンネ!
「お茶会」という選択にグッときました。
まさに、ガーリーな選択である。
思い付きませんよ「お茶会」なんて。
普通、女子のお遊びシーンを選ぶなら、お医者さんごっこか女相撲!(←普通じゃありませんか)
そんなこんなで、ガーリー部分は良かったけれど。
今回の主役は、アラフォーでバツイチの映画男優なんだよね〜。
スター様さ!
演じているのはスティーブン・ドーフ…。
スティーブン・ドーフて!
代表作ゼロの男優じゃん。
男優賞を受賞するシーンもございます、アンタ実生活では受賞なんてしたことないのにねキャハハハハッ!!
いや〜ボクちゃん、まさかアンタをスター様と呼ぶ日が来るとは思いませんでした。
まさかボクちゃんがアンタに膝まづくとは!
そして四つん這いになるとは!!(←そこまでしなくていいですか)
基本的に、ドーフの孤独感を描いている作品なのであった。
ガーリー路線からややズレた。
ちょいズレさ!
ポラ子の新境地なんだけど。
アンタも無理すんな。
いつもみたいにガーリー映画を撮ってりゃいいんだよ!
本篇が始まった瞬間から、サーキットを何周も走り続けるスポーツカー。
いっこうに止まりゃせん。
何周も何周もグルグルグルグル!
いつまで見せんだ、そのダダ漏れ映像!!
開始5分で寝そうになりましたけど。
ボクちゃん白目をむいてましたけど!
今思えば、その車はドーフの人生を表現していたのだな。
退屈の表現だったのである。
他にも、ソファーでボンヤリ過ごすなど、退屈なダダ漏れ表現が多いです。
そのたびに眠くなり、白目をむくボクちゃんでしたが。
ときどき女性が出てきては、ボインを出すのでハッとする。
まるでボインが気付けの薬!
そのたびに意識がハッキリするのであった、アンモニアを嗅がされたみたいに!!
このように、退屈→ボイン→退屈→ボインの繰り返し。
これがポラ子による、アラフォー・バツイチ男性の表現なのである。
間違いではないのだが。
娘以外はボイン姉さんばっかりでしたね。
でもセレブが泊まるホテルには
いきなりボイン出す姉さんが居るのは
勉強になりました。
by aneurysm (2011-04-10 08:59)
aneurysmさん。
あのホテルは魅力的でしたね!
向かいの部屋の女からすでに「寄ってかない?」でしたからねぇ。
ポラ子監督は事情通ですから、ああいうホテルがあるってこともリアルなのかもしれません。
僕も勉強になりました。
by のむら (2011-04-10 14:01)
のむらさんの仰りたい事、分かります~。
私も主演がスティーヴン・ドーフと知った時、
「どこから思いついた?その選択」と思いました。
ハリウッドスターの私生活を
ちょびっと覗けた気になれたのは良かったです。
私にもあんな父親がいたら、
幼い頃から贅沢させてもらえたのにと、
残念でなりません~(夢)。
by 青山実花 (2011-04-13 07:39)
青山実花さん。
ハリウッドスターの私生活って、乱れているけどやっぱりゴージャスなんですね!
僕もいっぺんでいいから、あんな豪華なイタリアのホテルで、「ジェラート全部!」ってルームサービスを注文してみたいです。
そういえば、お金を払うシーンがなかったような・・。お金っていう現実感を見せないところが、またイイですよね〜。
by のむら (2011-04-13 20:37)