「アステロイド・シティ」★★★ [映画日記]

ウェス・アンダーソン監督の新作です。
鬼才ですよ、美術系の!
架空の街「アステロイド・シティ」で繰り広げられる、複数の人間ドラマを描いておりますけども。
やはり美術的なもののクオリティが、ズバ抜けて高いですね。
昔から変わらぬ、そのセンス。
ウェスさんは明らかに天才ですね、天才バカボン!(←バカボンは余計ですが)
舞台の街並み、建物の造形、人物配置、人物のポーズ、背景の文字、その字間の取り方など、いちいち凝ってて、計算高いです。
近くの物も、遠くの物も、同じようにピントが合っているという、イラストのような、平面的な画面の捉え方。
チープでシックな、フレンチ・テイストのオシャレな世界が完璧に構築されていて、まさに「大人の寓話」という感じですね。
美術的な得点が100点満点だとするならば、1億点あげられますけども!
内容はサッパリで…。
チンプンカンプン!
人物のセリフが、全く頭に入ってこない。
ワシは、今、お経を聞いておるのか?!
つまり眠い!
本編鑑賞中は、まあまあウトウトしました。
ウトウトしては、頭がガクッと落ちて目を覚ます、というくらいのレベル。
すさまじい睡眠導入力でした。
仮に、目が覚めていたとしても、映画の内容は理解できなかったと思います。
劇中には「目を覚ましたくば、まず眠れ!」という言葉が連呼される場面があるのですが。
つまり、もしかして、ウェスさんは観客に寝てほしかったのでは?!(←んなわけない?!)
ウェスさん、どういうわけか、今作では難易度を上げてきましたね。
突き放しましたよ、お客を!
突き落としたんですよ、崖から!!
「君たちはどう生きるか」くらいで「意味わからん」と言っている人たちに、今作を観せてやりたいです。
「君たちはどう生きるか」なんて、まだ簡単なんですよ!
登場人物の職業は、軍人、戦場カメラマン、科学者、芸能人、劇作家などで、子供たちは秀才が多いです。
1950年代頃を時代背景とし、戦争という影をチラつかせながら、エンターテインメントや、科学の発達、無垢な子供たちの表現などで、時代の転換期や、明るい未来を表現した内容かと思います。(←いや、よく分からんけど)
ウェス監督作は、いつも豪華キャストですよね。
今作にはスカーレット・ヨハンソンや、トム・ハンクスが出演することは知っていたのですが。
他にもスターがたくさん出ていてビックリしました。
なんと、エイドリアン・ブロディやウィレム・デフォー、ジェフ・ゴールドブラム、ティルダ・スウィントンとか、ウェス監督作の常連スターも実は出てるんですね、知りませんでした。
常連スターの出演は、もう特に告知もされないんですね。
もう、決まりごとなんですよ!
リーヴ・シュレイバー、ルパート・フレンド、マヤ・ホーク、ソフィア・リリスなども出ていますが、彼らは「スター二軍」という扱いでしょうか。(←失礼)
そして、2023年の時点で、世界トップを極めた女優マーゴット・ロビー様もお出ましじゃーっ!
マーゴットの出演には驚きました。
ウェス監督って「女優には脱いでもらう系」のクリエイターだから、現代フェミニストのアイコンであるマーゴット・ロビーとは合わないと思っていました。(←注:本作でマーゴットは脱いでません)
一体どんな交渉をしてマーゴット・ロビーを落としたのか気になりますね。
野村さん
私も観ました!
マットディロンがいる!
うれしい
けど
よくわからなかった。
友達に【どんなだった?】と聞かれたから
感想は絵文字で(笑)
??〓←こんな感じ。
by 内幸町 (2023-09-09 21:39)
内幸町さん。
よくわからなかったですよね!わからなかったのが、自分だけでなくて良かったです。マット・ディロンの出演は意外でしたよね。ウェス・アンダーソン作に、マット・ディロンのイメージは全くなかったので。
by のむら (2023-09-10 14:09)
のむらさん
私、絵文字を打っちゃって
見えてなかったですね
友達に感想を聞かれて
考える絵文字 宇宙人 ? みたいな感じ。
聞かれても文章で感想を書けない(笑)
tohoシネマズのアプリを見たら
星が3つでした。
バービーは、2·5だから
バービーに勝ってるよ!
よかったですね。
by 内幸町 (2023-09-12 23:31)
内幸町さん。
絵文字は「考える宇宙人」みたいなやつなんですね!大体そうかな、と思ってました。「バービー」に勝ってるってすごいですが僅差ですね。他のお客さんは楽しんだようで良かったです!
by のむら (2023-09-13 22:50)