「L.A.コールドケース」★★★ [映画日記]
近年、スキャンダルにまみれてしまい、地味作への出演で食いつないでいるジョニー・デップさんですけども。
やりくりしてるんですよ、色々〜!
干されていても、出演作が小作でも、主演を張れているから立派ですね。
今回の主演作は、2018年に製作された、実話ベースのクライム・ミステリー。
感触は、めちゃめちゃ地味です。
デップが演じる役柄も、表舞台から姿を消した元・刑事ということで、これまでデップが演じてきたキャラクターの中では、トップクラスの地味っ子!
地味は地味なのですが、それでもやっぱりジョニー・デップ自体はカッコよかったです。
「腐っても鯛」ですね!
独自のオーラは出ているし、「マイペースな一匹狼」というキャラクターにも合っていました。
劇中では、1990年代に起きた有名ラッパー暗殺事件を発端に、18年間も謎を追い続けているジョニー・デップ。
「黒人が射殺されることは大いなる謎。一体、本当は誰が悪いのか?」という、解けない問題に、悶々と向き合ってらっしゃいます。
人種問題にとどまらず、後に起こる数々の殺人事件にも繋がっていって、めちゃめちゃ複雑な話〜。
これは、めちゃめちゃお硬い映画です。
お遊び、戯れ、一切なし!(←そりゃそうだ)
鑑賞中は「かったいな〜。こんなかったい映画は久々。早く家に帰ってハイスクール・ミュージカルでも観たい」と思いました。
あんまりお硬い映画なので、途中1分くらい寝たと思う〜。
その結果、事件の詳細や、物語の結末についても、よく理解できませんでした。
おそらくは、事件の謎にとどまらず、「警察や法の腐敗」まで踏み込んだお話だったのだと思います。
難しい映画なのですが、こんだけの情報量を詰め込んで、本編時間を112分にまとめたところはスゴイと思いました。
劇中で、ジョニー・デップと交流する記者役を演じたのはフォレスト・ウィテカーなのですが。
この映画の中で、フォレスト・ウィテカーという有名人が出てくれて良かったと思います。
こんなにもフォレスト・ウィテカーの存在がありがたいと思ったのは、初めてです!
さすがに、ジョニー・デップ1人で観客を惹きつけるのは大変と思う〜。
ジョニー・デップとフォレスト・ウィテカーという組み合わせも、ありそうで無かったですしね。
また、ジョニー・デップとフォレスト・ウィテカーは、共に年齢不詳すぎる〜。
2人が演じる役の年齢も、場面によって30代だったり、40代だったり?
なんとなくそんな年齢にも見えるし。
感心するのは、無理して若作りしてないところですね。
イタくないんですよ!
2人ともアラ還とは思えぬ肌感でした。
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