「愛しい人から最後の手紙」★★★ [映画日記]
妙な邦題が付いてますけども。
原題は「The Last Letter from Your Lover」だから、これでいい。
100点満点、ド直訳!
フェリシティ・ジョーンズと、シャイリーン・ウッドリーがW主演で、恋愛小説を原作としたイギリス映画です。
本国では2021年の夏公開で、日本ではNetflixスルーに。
サーッと流されたわい、流しそうめんみたいに!
別の時代を生きる女性2人を、古い恋文が引き合わせる物語。
手紙による、時空を超えたコミュニケーションが実現。
スゴイです、ただの紙きれなのに!
フェリシティ・ジョーンズは現代の記者役。
サバサバした30代のお姉さんで、ゆきずりの男性と一夜限りの関係もアリ。
パパっと抱かれんの!
済ませんのさ!!
口調も「ああそうさ。アタイと元カレとは、生き方が合わなかっただけさ」みたいなサッパリ感。
歯切れが良いです、江戸時代の長屋の女房みたいに!
一方シャイリーン・ウッドリーは、1960年代の妖艶な人妻役で、不倫パートをご担当。
1960年代における、福原愛ちゃん騒動みたいなお話が展開〜!
シャイリーン・ウッドリーを若い頃から見てきましたけども、今回の役は、なかなかアダルト。
熟成してます、熟成肉みたいに!
古着を着て厚化粧、つけまつ毛を盛り盛りにしたら、どことなく山本リンダ調に。
シャイリーン・ウッドリーと1960年代カルチャーの相性も良かったです。
W主演ですが、どっちかっていうと、シャイリーン・ウッドリーの不倫話の方がパンチが効いていて、印象に残りますね。
不倫と言っても「元々、結婚生活は破綻していた」という設定。
「禁断の愛」路線で、ドラマチックに演出されています。
こっそり逢引きする場面を観ながら、「なるほど。不倫をしている本人たちは、相当気持ちが昂っているんだな。興奮しているんだな」と思いました。
死んだ魚の目で、そんな場面を観てました!
いろいろあって、1960年代と現代のエピソードが絡み合うことになるクライマックス。
観ながら泣きました、結局は!
ものすごく、盛り上がりました。
フェリシティ・ジョーンズとシャイリーン・ウッドリーは、製作も兼務。
物語の中には「女性は自分らしい生き方を選択すべき」という今時のテーマも仕込んであり、そんな点は、彼女たちのプロデュースが効いたのかな。
シャイリーン・ウッドリーの夫役を演じたのは、ジョー・アルウィンでした。
実生活ではテイラー・スウィフトを抱いてるイケメンですよ!
劇中では、嫁に対して高圧的な夫役でしたけども。
きっとテイラー・スウィフトの前だとシュンとしてるはず、拾ってきたワンコのように!
テイラー・スウィフトに対して偉そうな態度なんてしたら、殺されますからな!!
The Last Letter from Your Lover (Movie Tie-In): A Novel
- 作者: Moyes, Jojo
- 出版社/メーカー: Penguin Books
- 発売日: 2021/07/13
- メディア: ペーパーバック
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