「ハスラーズ」★★★☆ [映画日記]
始まりはストリップ小屋ですよ!
早速、大物ストリッパー役ジェニファー・ロペスが小ステージに登場して踊る踊る、クルクルクルクル〜!!
脱ぎはしませんが、ほぼ裸のロペス。
衣装の布面積が小せぇ〜。
尻の割れ目の部分はヒモですよ、白いヒモ!
そりゃまあ、用を足したいときは便利でしょうけども。
ヒモを横にズラすだけで良いのだから!
しかし白いヒモだから、便ヨゴレも気になるネ。
そんなことを考えながら眺めていたロペスの舞!
圧巻の存在感とエロスで、この演技でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたのも納得。
これはスゴイと思いました、アラフィフで!
時代はリーマンショックの頃で、ストリッパーたちの人生も大不況。
金融危機をもたらした男たちをターゲットに、ストリッパー軍団がクレジットカード詐欺を働く、という犯罪映画ですけども。
ロペス演じるカリスマ・ダンサーのラモーナと、コンスタンス・ウー演じる、かわいい後輩デスティニーの絆も描かれていて、この2人に関しては、どことなく「ハート・ブルー」等を思わせる構図。
これまでだと、男性キャラクターで描かれることが多かった「人情×犯罪」という題材を、ストリッパーに切り替えて表現しているところが新しいです。
リーマンショック後の物語、という点では、製作担当のアダム・マッケイが過去に監督した金融映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」の「受け皿」的な作品になるのかな。
おカネ2部作ですよ!
「パラサイト 半地下の家族」と同じく、格差社会を描いている点もイマドキ感がありましたけども。
ストーリーは「犯罪を犯して捕まる」というシンプルなもの。
ストリッパー軍団による詐欺行為も単純〜。
「男を眠らせてカードを入手するだけ」ですから。
「ブルーレット置くだけ」みたいに簡単!
リーマンショックに陥った経緯はまあまあ複雑ですが、そのリベンジとなった今回の犯罪は単純、というのが皮肉でした。
「よくもまあ、こんな子どもだましのやり方で犯罪を続けていたね」と思いましたけども。
結局、男がバカだから美女にダマされてしまった、ということなのでしょうね。
ターゲットの男がバーで飲んでいると、入り口からロペスをセンターにした美女軍団が颯爽としたモデル歩きで近づいてくる、という絵がキマってる〜。
キマってるけど、コワーイ!
「男たちよ、その時点で詐欺に気付きなよ」と思いました。
デスティニー役を演じたコンスタンス・ウーといえば、代表作は「クレイジー・リッチ!」ですけども。
今回はダンサー役を大熱演。
半裸になってがんばってましたけども。
コンスタンス・ウーといえば「薄い胸」!
果たして、その胸でエロスが出せるのか心配でしたけども。
なんとなく体型をカバーするお洋服を着ていて、薄胸が気にならない。
衣装係の苦労のあとも伺えました。