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「のみとり侍」★★★ [映画日記]

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阿部寛さんが男前ということはパッと見で分かるのですが。

 

年の割に目立ちませんしね、ほうれい線も!

 

豊川悦司さんがイケメン枠で出てくるというのは、イマイチ理解が出来ぬワシ。

 

日本の女性は悦司さんみたいな男性に抱かれたいと思っているのでしょうか、あんなヘビみたいなお方に!?

 

そんなことを考えながら鑑賞した、2018年に公開済みの時代劇ですけども。

 

「猫ののみとり」業を命ぜられた阿部寛さん演じるお侍さんが、恋やら世直しやらに振り回されるお話。

 

「猫ののみとり」業とは、「猫ののみを取る」という体で、女性を性的に悦ばせるご商売。

 

男娼だわな、「娼年」by松坂桃李みたいな!

 

なんと、江戸時代に実際にあった職業とのこと。

まだまだ知らないことが一杯だわな江戸時代〜。

 

新人のみとり屋の阿部寛さんが、豊川悦司さん演じる若旦那から女性を悦ばせる術を教わるという展開。

 

まー、阿部寛さんも豊川悦司さんも、劇中ではよーく女性を抱いてんよまるでAV男優みたいにベロベロベロベロ〜!

 

寛さんのスゴイところは、あの年でセクシー要員にもなれることだと思います。

 

あそこまで脱げる人材はあんまりいないと思う〜、あの年の男優で!

 

悦司さんの方は、寛さんと比べると見劣り感がすさまじいですけども。

しかしながら、ふんどし一丁になったりして体当たり。

 

がんばっておりました、シモネタ担当として!

 

抱かれ役の女優さんも、上半身の脱ぎっぷりは素晴らしい〜。

 

阿部寛さんがメインで抱く女性おみね役、しのぶもスポーンと脱いどった!(←寺島しのぶさん)

 

江戸時代を舞台にしたエロティック・コメディというような作風がオモローイ。

こういう作品は、ありそうで無かったから新鮮でした。

 

男女とも上は脱いでますが、下は隠したまんま。

 

かぶせてんの、布!

 

だから下品な感じはいたしません。

江戸の情緒も手伝って、粋に感じるセクシー場面。

 

性が雅なんですよ!

 

中盤以降は、斎藤工さん演じる青年の貧乏エピソードや、お江戸の闇を描いていて、やや社会派路線に軌道修正。

 

不良がマジメになったわい!

 

小松重男さんによる短編集「蚤とり侍」が原作。

短編集の中から、寛さんの社会派エピソード、悦司さんのエロチック・エピソード、斎藤工さんの人情エピソードの、計3編をつなぎ合わせて、今回1本の映画にまとめ上げたようです。

 

小松重男さんって、目の付け所が良い人だったんですね〜。

江戸時代の明暗に着目しながら、それを愉快に味付けしているらしく、社会性と人間味に深みが感じられました。

 

今回の映画は、出来れば全編をエロティック・コメディ路線で行ってほしかったな〜。

 

お江戸の「オースティンズ・パワーズ」みたいな感じで〜。


 

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