「6アンダーグラウンド」★★★ [映画日記]
マイケル・ベイ監督の新作がNetflixに登場〜。
あの人もネットで直配ですよ、直売!
年末年始の視聴にピッタリのド派手な豪快作でした。
冒頭から、ローマの街中でのカーチェイス場面にビックリ。
やがて暴走車は美術館の中に入っていって、あらゆる美術品を轢きまくり!
ああ、無残に粉々になる彫刻たち。
劇中でのセリフが「ダビデ像だけは、あの子だけは轢きなさんな!」ですから。
ローマならではの破壊場面でした。
車両の演出もマイケル・ベイらしさが全開で、何かあるたびに暴走車がゴロゴロ転がってました。
車の転がし演出ですよ!
転がった挙句に火花ドーン、みたいな。
火花が、花火っぽくて良いんですよね〜。
辛気臭くない。
ご陽気なんですよ、車両事故なのに!
クライマックスは、超・強力な磁石の登場で、金属製の小物が空中を飛びまくり。
飛んできたわい、出刃包丁!
そんな刃物が体にグサグサ刺さって…。
さすが配信限定の映画、バイオレンス・シーンは過激でした。
アクション場面のクオリティは最高ですが、ドラマ性は一切ありません。
ストーリーが無さ過ぎて気持ちいいくらい。
サッパリしてんの、リケンのノンオイルみたいに!
「アメリカ映画っぽいな〜、1990年代の」と思いながら鑑賞いたしました。
富豪の主人公が、医者、運転手、狙撃手など有能な人材を集めて、チームで世直し活動をする、という筋書き。
大体の感触としては、「ミッション・インポッシブル」みたいな感じでした、スパイじゃないけども。
主演はライアン・レイノルズなのですが。
いつからでしょうか、ライアン・レイノルズがこんなにも大物風を吹かせるようになったのは。
まるでトム・クルーズみたいな態度でした。
しかし、トム・クルーズよりは軽快な演技を見せるレイノルズ。
独自性を出すことは忘れてませんでした「不真面目」っていう!
そんなレイノルズが率いるチームの中に、フランスの才女メラニー・ロランを発見。
マイケル・ベイ監督作品の中では、マイケル・ベイ好みのモデル風美女が、ギラギラ感を出してセクシーに振る舞うことがお決まりですけども。
なんと今回はメラニー・ロランがセクシー担当。
メラニー・ロランがベイ・ガール!
ひと昔前のベイ・ガールは必ず20代でしたけども。今回は現在36歳のメラニー・ロランを起用したということで「ベイさんも大人になったな」と思いました。
そして、これまで見たことのないギラギラ感を出すメラニー・ロランが新鮮でした。
この役は、「ミッション・インポッシブル」に例えたらベア子になるのかな。(←エマニュエル・べアール)
プロデュースも兼ねているライアン・レイノルズはシリーズ化も視野に。
プロデュースと簡単な演技で儲けようとするあたりは、ジョージ・クルーニーをほうふつでした。