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「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」★★★ [映画日記]

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フランス人がやりおった!

 

日本人にはおなじみ、1980年代の人気漫画「シティーハンター」がフランスで実写映画化〜。

 

果たして「シティーハンター」の世界観が、フランス風味に合うのであろうか。

 

フランス料理店で茶漬けを頼んで待つ気分でしたけども!

 

観てみたら相当のお笑い度数で、まるでフランスのB級エロチック・コメディ映画のよう。

 

劇中に出てくる「嗅いだ者を魅了してしまう香水」というアイテムもオシャレ感があって、いかにもフランスっぽい感じ〜。

 

「シティーハンター」とフランス風味が絶妙にマッチしています。

 

意外にいけるよ、この食い合わせ!

 

「シティハンターって、こんなにエロ要素が満載でしたっけ?」と思うくらい、シモネタのオンパレードでしたけども。

 

主人公で敏腕のスイーパー(掃除屋)、冴羽リョウなんてドスケベすぎて引くくらい。

 

2020年の感覚からすると、冴羽リョウのドスケベ度は病院に行って少し治してもらった方がいいレベルでした!

 

役者さんによる、クオリティの高いキャラ再現度が話題ですけども。

たしかに全てのキャラクターが漫画そっくりで、観ながらニヤニヤしてしまう〜。

 

とくに、冴羽リョウの相棒、槇村香を演じた女優さんが良かったです。

 

フランス女優でありながら、まるで槇村。

 

ホント槇村、それっぽい!

 

「確かに槇村香って、そんな感じだよ〜」と思わせる髪型、ファッション、表情で感心してしまいました。

 

冴羽リョウ役を演じているのは、監督・脚本も兼ねているフィリップ・ラショーさんですけども。

 

彼による、原作再現への情熱が素晴らしいです。

実写化映画において、原作のフンイキを完璧に再現することは出来そうでいて難しいこと。

それは監督の個性を殺す、ということですので。

 

ラショーさんは表現者としては、自分を犠牲にしてるんですよね。

 

魂を差し出しているんです!

 

頭が下がる仕事ぶりでした。

 

今作はフィリップ・ラショーさんの代表作になりましたけども。

 

それまでの代表作は「世界の果てまでヒャッハー!」だったっていう。

 

はて、何じゃろな「ヒャッハー!」て!

 

アハ体験みたいなものでしょうか?!

 

日本語吹き替え版で観たのですが。

 

役名が全部日本名になってました、見た目は外人なのに!

 

フランス美人の自己紹介が「私は冴子」っていう!

 

原作を度外視して冷静になってみると、カオス感のある世界になってました。

 

結局〜、コメディ映画でありながら、そんなに笑えないし、中身はさほど面白くもなかったのですがね〜。(←コラーーッ!)

 

物語の幕切れ演出がアニメ版「シティハンター」のまんまで感動〜。

 

エンディングテーマに「Get Wild」まで流れてうれしい〜。

 

「すごーい。フランス人よ、ありがとう。メルシー、パリっ子と言いたくなる、良い気分で席を立てました。

 

ラストシーンて大事ですね〜。

 


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