「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」★★★ [映画日記]
観逃していた2016年の作品です。
CGアニメ映画だと思って観ていたのですが、観終わった後に調べてみたら、ストップモーション・アニメ映画だと判明してビックリ。
手間ヒマをかけたもんだわな、今どき!
何でもCG、CGのご時世に!!
米国製ですが、物語の舞台は日本。
「桃太郎」「かぐや姫」「ゲゲゲの鬼太郎」などをほうふつとするシチュエーションで構成された、西洋人による日本昔話ですよ!
これは寿司に例えたら、アボカド巻きみたいなもんでしょうか!?
劇中には日本人キャラクターしか出てきませんが、みんな英語がペラッペラ。
着物を着ながら、まさかのネイティブ!
そんで挿入歌は炭坑節!!
江戸時代か、それ以前の時代設定のようなので、炭坑節は近代的すぎるかな、とも思いましたが。
炭坑節をチョイスしただけで、たいしたもん。
日本文化を取り入れようとする西洋人の意気込みが伝わってくる選曲。
日本に対しての気合いがスゴーイ。
日本に体当たりしてくる勢いですよ!
「コララインとボタンの魔女」を手掛けたスタジオが製作したこともあり、独自の手芸風ビジュアルとも相まって、おそろしくシュールな世界観になっておりました。
主人公は少年クボ。
苗字は「オギ」でしょうか?(←フルネームで「荻窪」の完成かい)
クボの得意な楽器は三味線ですよ、お三味線!
彼が三味線を弾き語ると、折り紙が動き出すという…。
実は不気味っ子!
そんなクボが、親の仇をとるために冒険の旅に出る、という筋書き。
クボが、親の形見を腕に巻いているところなど、グッときますな〜。
「親の仇」というところや、お盆がフィーチャーされているところなど、外国人が日本を感じやすい要素がふんだんに仕込まれておりました。
結果的に、もの悲しくも、前向きな気持ちになれるお話。
夏休みにぴったりの盆映画でした!
キャラクターの声を担当しているのがシャー子やマコ!!(←シャーリーズ・セロンとマシュー・マコノヒー)
あとレイフ・ファインズやルーニー・マーラという、どういうわけか超豪華なスターが集結。
あとは、忘れちゃならないジョージ・タケイさんも来た〜っ!
タケイさんは日系スターの代表として呼ばれたのかもしれないけれど、役が「村人」て!!
もうちょっと良い役をあげてほしかったです。