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「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」★★★☆ [映画日記]

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世界で最も男前な男優は誰か?と問われたら。


それはステイ様だわな!(←ジェイソン・ステイサム)


あんなカッコいいハゲいない!!…と答えるであろう。


「ワイルド・スピード」シリーズでにステイ様がゲスト出演したときも「ステイ様の出演部分だけ抜き取って、再編集して公開してほしい。シングルカットしたほうがいい。あの子は伸びる」と思ってましたけども。


ついに念願叶って、「ワイルド・スピード」シリーズ初のスピンオフ作品が完成〜。


主役は、ドウェイン・ジョンソン演じるホブス捜査官と、ジェイソン・ステイサム演じる元MI6エージェントのショウですよ。


W主演ですよ、「ワイ・スピ」名物コンビの!


2人が戦う敵役を演じているのはイドリス・エルバさんなんですよね〜。


ステイ様に次いで、世界で2番目に男前な男優だと思っている、あの殿方ですよ!


そんなステキなキャストのおかげで、今回の作品は「ワイ・スピ」からヤンキー要素を排除した感じの、大人風味のスタイリッシュ・アクション・エンターテインメント作品に仕上がっておりました。


名物コンビが、いつもケンカをしているところが愉快。

肝心なところでは手を組み、抜群のコンビネーションを見せるところは痛快。


愉快・痛快・怪物くんみたいな内容〜!


それでいて、「ワイ・スピ」独自の、奇抜なカーチェイスも忘れていないところもニクいです。

もういっぺん観てもいいくらい、楽しかった〜。


とくにステイ様は、アクションスターでありながらも、オシャレ感も出せるところが素晴らしいですな〜。


見せ物はハゲ筋肉だけじゃないんですよ!


スーツやコートの着こなしがバッチリのステイ様。


「ワイ・スピ」本編のレギュラー陣みたいに、やっすいランニングシャツなんて着ないんですよ!(←ランニングシャツて)


監督は「デッドプール2」「アトミック・ブロンド」などのデヴィッド・リーチということで、アクション演出も申し分ございません。


キャストも豪華で、冒頭から早速、ショウの母親役として、ヘレン・ミレンが出てきてテンションが上がりました。


最後もチラッと出てくるヘレン・ミレン。


「お通し」と「シメ」を、オババが見事にこなしたわい!


ショウ役の家族キャストが豪華すぎて、ホブスの家族キャストは安めにおさえているところも笑いました。


おかずに例えるなら、ショウの母親役ヘレン・ミレンは松茸、ホブスの家族キャストは、松茸香料使用の「永谷園・松茸のお吸い物」(4袋入り)という感じでした!


ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムの共同プロデュース作ということで。

相変わらずドウェイン・ジョンソンのプロデュース力が冴えてます。


つんくさん並みの腕前!


性描写は一切ない。

アラフィフ役者が中心の作品でありながら、アクションがダイナミックで若年層まで楽しめる仕様に。


きっと続編も製作されると思う〜。


ドウェイン・ジョンソンの新たな儲け口ですしね。



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「勝手にふるえてろ」★★★☆ [映画日記]

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知らなんだ。


松岡茉優ちゃんが、こんなにも演技が上手いとは知らなんだ!


こんなに出来る子だったとは〜!!


茉優ちゃんて、中谷美紀さんの後釜になれるんじゃないの〜?


継承者ですよ、「北斗の拳」に例えたら、北斗神拳の継承者になったケンシロウみたいなもん!


2017年の作品ですけども。

経理部で働く20代OLの恋愛観を描いております。


大変ですよ経理の人は。


毎日毎日計算して、そろばんで!


毎日毎日「ねがいましては〜」ですよ!!(←劇中では電卓を叩いてました)


コメディ路線の作品だったんですね。


観ながら何度も笑いましたキャハハハハハッと!


てっきり重たいシリアスものかと思ってました。

結構前から配信サービスにラインナップされている作品ですが、もっと早く観れば良かったな〜。


笑いも深みもあるヒロインのヨシカ役を、松岡茉優ちゃんが好感度たっぷりに演じております。


ヨシカは、中学時代の初恋を約10年間も引きずっている引きずり女!


しかも初恋は片思いのままで、大人になった今でも男を思って悶々としている悶々女!!


だからヨシカは生娘のままだという。

その痛々しさ、うしろめたさ、恥ずかしさ、悔しさ、いらだち、妄想を楽しむ幸福感など、共感できるシチュエーションが多かったです。


ヨシカが友人に悪態をついたり、醜い行動もありますが、「その気持ちもわかる」と、納得できるのでした。


物語の中盤で急展開、「恋の病」の正体は「心の病」(?)だったという、明から暗への「切り替えし」が素晴らしい〜。


仕切りなおすんですよ!


自分本位の恋愛心理を突いた、スリラー風の描写に心を掴まれました。


人は誰でも過去に囚われるものですが、その固い殻を破って未来へ進んで行くことは、たやすいことではない。

しかし、そうすべきである、というメッセージが、何の気なしに、いつの間にやら伝わってくる見事なラブ・ストーリーでした。


アメリカ製に負けていない、日本らしいロマンチック・コメディだと思います。


原作は、2010年に発表された綿矢りささんの小説だったんですね〜。

そう言われてみれば若さがあり、若いなりの人生論を感じました。


その若さがうらやましい。


鑑賞後は、「若さの泉」に頭のてっぺんまでつかって、若返りたくなりましたわい!


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「マーダー・ミステリー」★★★ [映画日記]

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Netflixオリジナルのコメディ映画です。


主人公は、アダム・サンドラーとジェニファー・アニストンが演じる庶民的な夫妻。

基本的な楽しみは、夫妻の押し問答ですよ。


アメリカの宮川大助・花子みたいなもん!


空気が読めない冴えぬ亭主役にアダム・サンドラーという人材がピッタンコでした。


言うこと、やること、全部が寒〜い!(←ホメ言葉)


アダム・サンドラーって、Netflixとの相性バツグンだわな。


向いてんよサブスクに!


アダム・サンドラーの主演作を映画館でカネを払ってまで観ようとは、なかなか思いませんけども。

Netflixなら、いくらでも見てやれますからな。


Netflix、サンドラー、視聴者…誰も損しない見事な方程式でした!


ジェニファー・アニストンは、実年齢は50歳を超えてますが、まだまだキレイです。


現役女ですよ!


リゾート地では、短めのスカートに生足〜。

腰回りは杉の大木ほどになりましたが、それを差し引いてもステキでした。


あまりに現実感のない美貌のジェニファー・アニストンですが、役柄は美容師ということで。

「なるほど、庶民の中でも美意識が高い系か」と納得。


「きっと店に置いてある高いローションを使ってるんだね。くすねてるんだね」と納得いたしました!


そんな夫妻がヨーロッパ旅行に行く途中、ひょんなことから億万長者と知り合いになる、という序盤。

「この先、どんなお話になるのやら」と思っていたら、億万長者の家族が殺されて、夫妻が犯人捜しをする、というミステリー作品の構図に展開。


「エッ、これってミステリー映画だったの?!」…とビックリしましたけども。


よく見りゃタイトルが「マーダー・ミステリー」だった、っていう…。


「ザ・ミステリー映画」と言ってるようなタイトルですよ!


にもかかわらず、タイトルが記憶に残りづらいところが不思議でした。


ミステリーとしては、物語が二転三転するし、まあまあ面白かったです。


Netflixがスゴイのは、今回の作品、多くの場面はヨーロッパでのロケ撮影。


旅費が下りてんの!


また、億万長者役がルーク・エヴァンスで、女優役がジェマ・アータートンなど出演者も豪華。

カネのかけ方がアメリカ企業っぽいです。


そんな作品の中で、忽那汐里ちゃんがルーク・エヴァンスの元・婚約者という、超・おいしい役で登場〜。


日本人女性でありながらルーク・エヴァンスに抱かれてた、っていう破格の役!


「忽那汐里ちゃん。アンタもスゴイね。上りつめたね。女優人生のピークかもよ!」と思いました。


プロデューサーの1人にシャーリーズ・セロンの名前を発見。

元々はシャーリーズ・セロン製作・主演作として企画されていた作品なんですね〜。


セロンは作品を降りましたけども、プロデューサーとして、爪痕を残しておりました。


あの子の残り香が、おトイレに残った臭いのようにプンときた作品でした。 



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2019年夏「うっすら似」が帰ってくる。8月10日(土)ついにコミケに出る! [うっすら似]

●この記事のイベントは無事に終了したしました。
来てくださった方、本当にありがとうございました!
 
うっすら似ている者たちを並べて「似てる、似てる」と言って、集まった人たちと共にニヤニヤしたイベントが「うっすら似LIVE!」。
 
2019年の夏。
驚異の顔面エンターテインメント「うっすら似」の魅力を集めた同人誌を制作し、コミックマーケットに出展することになりました!
 
お時間のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
 
 


日程:2019年8月9日(金)〜12日(月)のうち、10日(土)のみ出展。

出展時間:10:00〜16:00

 

展示物の詳細:
●同人誌「うっすら似」(A4正方形・全40ページ・二カ国語対応) 800円
●缶バッジ5種 各200円

●コースター 200円
●ロゴ入りTシャツ(M・Lサイズ) 2000円
●ポストカード 無料
●うっすら似屏風 1000円以上お買い上げの方に先着で進呈

 

場所:東京ビッグサイト(東京国際展示場) 西展示棟 の「西あ14b」

 

こちらが会場。↓

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こちらが拡大図。↓

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さらに拡大。↓

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こちらは、過去のイベント「うっすら似LIVE!」記事。↓  




 

 

●ここからは8月5日現在の進捗状況です。
 
本番まで、ついに1週間を切りました!
 
我が家に届いた、一箱の段ボール。↓
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開けたら、同人誌「うっすら似」の出来上がりじゃ〜っ!
表面ツヤツヤで、質感は一見すると映画のパンフレットみたいな感じに。
A4正方形で、全40ページの本ですよ。↓
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表紙をめくると、こんな感じ。
なんと全編、二カ国語対応〜!
諸外国へのお土産としても、最適の一品になっております。↓
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*ここからの写真は、一部、盟友とおるさんの撮影によるものです。
 
とおる夫妻の手によりカバーを付けてもらった見本誌が、ディスプレイされた状態。
同人誌「うっすら似」は、1部800円です。↓
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こちらの写真はグッズの一部。
無料のポストカードと、1個200円の缶バッジです。
写真にはありませんが、1部200円のコースターもございます。↓
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こちらは、1枚2000円のロゴ入りTシャツ。↓
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合計1000円お買い上げのお客様には、手のひらサイズの特製「うっすら似屏風」を進呈(先着)。↓
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ということで、ほとんど準備は整いました。
多くの方に「うっすら似」の魅力を伝えるべく、コミケ会場に突撃してまいります!
 
みなさまのお越しを、心よりお待ち申し上げております!!

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「アルキメデスの大戦」★★★ [映画日記]

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大戦ですよ、アルキメデスだかポカホンタスだかだかの!


冒頭から、ダイナミックに撃沈される戦艦大和の映像にくぎ付け。


まるでタイタニックですよ!


掴んでました、年配客の心!!


戦争を題材にした大衆映画の監督に、山崎貴さんてピッタンコだわな。

戦闘シーンを派手なCGで表現できるし、ドラマ描写はソフトだし。


今回の作品も、幅広い年代のお客さんが楽しめるミリタリー・エンターテインメント作品に仕上がっておりました。


沈没した大和の映像から時代はさかのぼり、まだ大和が無い時代。

戦艦大和を作るか作らないか、という段階。


大和をぜひこしらえたい、いやこしらえさせない、という派閥抗争が描かれているお話。


主人公の若き天才数学者が、ズバ抜けた計算能力を使って戦艦大和の建造計画を食い止めようとする、食い止めムービー!


果たして大和の建造計画は実行されるのか、それともおジャンか!?…っていう、スリル満点の設定のはずですが。


大和は完成していることは分かってますからな。


冒頭の沈没シーンで、もうバレてんの丸見え!


しかし、大和が建造されることが分かっていながらも、「へ〜、なるほど」と、観客の興味を引き続ける巧みな脚本。

戦争中の人間心理を突いたクライマックスで、「確かにこれも戦争映画だな」と思いました。


原作は三田紀房さんのコミックだったんですね。

映画としてのラストシーンも良かったし、原作漫画からの脚色も上手かったです。


数学者の櫂直役は菅田将暉くんで、まずは扮装がハマってる。


見た目でトクしてんの!


昭和の若者っぽさがあって、軍服もよく似合ってます。


ホント古い面〜!(←ホメ言葉)


櫂直は計測が大好き。


何でも測りたがり屋さん!


そんな変人っぽいキャラ付けがされている櫂直と行動を共にする堅物の部下、田中役は柄本佑さんが演じておりますけども。

この奇妙な2人組の相性バッチリ。


簡単に言えば、シャーロック・ホームズとワトソンみたいな関係ですよ、もう鉄板!


変人と堅物が、ぶつかり合いながらも絆を深めていく姿は、誰がどう撮っても面白い。

ナイス・コンビネーションでした。


柄本佑さんのお母さん、故・角替和枝さんもチラッと登場。


近年のエンターテインメント界では相変わらず柄本家と、その親族である安藤家の人材が活躍しまくってますな〜。


もはや華麗なる一族ですな〜、あそこんち!



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「COLD WAR あの歌、2つの心」★★★ [映画日記]

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冒頭の舞台は、1940年代のポーランド。


お歌がお上手な少女ズーラが、歌劇団に入団するヒころから物語が始まりますけども。


オーディションの段階から、審査員のイケメン・セクシー先生がズーラをガン見。


早速「抱きたい」みたいな!


ああ、先が思いやられる性的オーディション!!


当然、ズーラとイケメン先生は恋仲になる展開に。


劇中では、ものすごい勢いで月日が経っていきますよ。

アッと言う間に、ズーラが花形団員に成長。


センターを張れる子に!


イケメン先生との待ち合わせには、何時間待っても来ないズーラ。


結局すっぽかしたわい!


ず〜っと街角で立って待ち続けていたイケメン先生も、たいしたもんさ。


「アンタも相当ハマってんね、その女に。ズブズブだよね」と思いました。


そんなこんなで、男には困らないズーラ。


年中、男は絶やさない!


今回の作品は、そんなズーラの、約15年に渡る「男を翻弄しまくる物語」になっております。


時代性、お国柄、音楽性、全ての題材が、キュンとくるほど古めかしくて、いたいけ。


「本当に最近の映画なの?」と思うくらい、素晴らしい古臭さ!


観ていると、あったかいスープが飲みたくなりますよ、ボルシチとか。


昔の楽曲も、さみしい味わいで最高〜。


リード曲は、節だけなら「だんご三兄弟」に似てるかも。


「だんご三兄弟」を、ものっすごくゆっくり歌っている感じ〜。


「だんご三兄弟」のAメロ「串にささっただんご〜」の「だんご」の歌詞を、「オヨヨ」に変えた感じの歌でした。


それらの風景を情緒豊かに撮り上げたモノクロ映像が美しい〜。


今作は、アカデミー賞やゴールデングローブ賞など、各国の賞レースを賑わせたらしいのですが。

とくに、多くのアメリカ人の心に刺さったことには納得〜。


異国情緒の量がものすごかったので、アメリカ人は酔いしれたのだと思う〜。


逆に言えば、映像重視の美術映画だったと思います。

物語自体はまあまあ普通でした。


物語の中で、「おや?」っと思ったところは、既婚者など、パートナーがいる男女であるにもかかわらず、過去の交際相手と関係を持ってしまうところ。


平気で抱いたり、抱かれたり!


「それって浮気だよね?」と思いながら観ていたのですが。


劇中で「浮気された者」も、浮気されたと分かっていても平気な顔。


何喰わぬ顔ですよ!


その点での修羅場はございません。


お堅い時代劇っぽく見えがちですが 意外と自由な恋愛映画でした。



Cold War

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