「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」★★★☆ [映画日記]
新「スパイダーマン」シリーズの第2弾ですけども。
「スパイダーマン」が主人公のお話は、過去にもいろいろあったし〜、ネタも尽きてる、と思っていたのですが。
もう何をやっても「マンネリーマン」だよね〜と思っていたのですが!
観てみたら、なんと、まだまだオモロイです。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」劇中で、アベンジャーズの1軍メンバーが解散(もしくは引退)してしまい、ちょうどワテら観客が寂しい思いをしていたところ。
「アベンジャーズ」ロス状態ですよ、アベ・ロス!
そんな観客の気持ちを分かっているかのように。
見透かしているかのように!
今回の作品では、「アベンジャーズ/エンドゲーム」関連のネタが多くぶち込まれています。
ワテらの心にポッカリと開いた穴を埋めてくるんですよ!
レンコンの穴に練り辛子を詰め込むみたいに!!
アベンジャーズのファンを喜ばせてくれる内容なんですよね〜。
もはや「スパイダーマン」の名を借りた、「アベンジャーズ/エンドゲーム」の壮大な余韻みたいな作品なのでした。
見事に、ワテらの心の隙間に入り込んできたわい、振り込め詐欺師みたいに!
巧妙な手口ですよ!!
同時に「スパイダーマン」らしいキッズ感、青春感、ラブコメ感がバランスよく配合。
黄金比ですよ!
お肉とお野菜と汁のバランスが取れた、給食みたいなもんですよ!!
高校生の主人公ピーター・パーカーが、クラスメイトと共にヨーロッパに修学旅行に行く、というお話。
修学旅行が海外とは、なんとまあ豪勢なお子様たちであろう。
さてはアンタら富裕層の子だね!…と思いました。
嫉妬にかられながらの鑑賞ですよ!
生徒たちが旅の行く先々で災難に遭い、やがて新たな悪役との戦いになる…という展開になるのですが。
悪役の名はミステリオ。
レオナルド・ミステリオですよ!(←ただのミステリオです)
ミステリオ役を演じているのは、なんとジェイク・ギレンホールなんですね〜。
これまでアメコミ大作には出演していなかったジェイク。
予告編の時点で、変なマント付きのコスチュームを着て、手のひらから光線を出しているジェイクを見て愕然としてました。
「アンタも落ちたね。アメコミ落ちしたわい!」と悲しい気持ちになっていたのですが。
本編を観てみると、確かに変な衣装を着ている悪役ですが、キャラクターにヒネリがあって面白い役〜。
ジェイクも、なんだか楽しそうに、振り切った演技を披露しています。
きっと、割り切って演じているのでしょうね。
「割り切ったお付き合い」みたいなもんですよ!