ドラマ「殺人を無罪にする方法」シーズン4でビックリ。「スキャンダル」のオリヴィア・ポープが出てきた! [海外ドラマ日記]
いや〜、サスペンス・ドラマ「殺人を無罪にする方法」な〜。
Dlifeでの放送で、まだ観てますよ。
ただいまシーズン4が放送中。
さすがに物語もマンネリ気味になり、今ではボクちゃん、このドラマは外出先や移動中にiPadで観るという、カジュアル視聴の体制に。
シーズン4の12話も、なんとなくボンヤリと観ていたのですが。
なんと12話のラストシーンに突然、他ドラマ「スキャンダル」の主人公オリヴィア・ポープが乱入してきてビックリ仰天。
「えっ!」と声が出たわい!
しかも、オリヴィア・ポープの登場の仕方が、「殺人を無罪にする方法」の主人公アナリーズ・キーティングがシーズン1の第1話に初登場したときと同じ演出だという。
粋な計らいですよ!
ついに、「最も上司にしたくないキャラクター」2人が夢の共演じゃ〜っ!!↓
続く13話は、カジュアル視聴を止めて、おうちの大きなテレビ画面で観賞。
正座して観たわい!
13話はオリヴィア・ポープの出番も多く、アナリーズ・キーティングとの交流場面が見れて幸せでした。↓
が!
残念だったのは、オリヴィア・ポープの日本語を吹き替えた声優さんが、正規の声優さん(皆川純子さん)ではなかったこと。
別の声優さんによるオリヴィア・ポープでしたが、正規の声優さん風の発声で違和感なく、「さすがプロの声優」と思いました。
で。
「スキャンダル」シーズン7の12話の方には、「殺人を無罪にする方法」のアナリーズ・キーティングが出ているっぽいです。
最近Dlifeさんが「スキャンダル」を放送してくれなくなったので、肉眼で確認できないところが悔しいです。
おそらく、こちらのお写真が「スキャンダル」でのクロスオーバー場面。↓
2番組のクリエイターは「グレイズ・アナトミー」なども手がけたションダ・ライムズですけども。
本国では、「グレイズ・アナトミー」のスピンオフで、消防士の活躍を描いたドラマ「ステーション19」がシーズン3まで製作中。↓
「グレイズ・アナトミー」と「ステーション19」のキャラクターが入り乱れるクロスオーバー・エピソードもある、ということで。
おそらく、こちらのお写真がクロスオーバー場面。↓
ワテら、多くの日本人が知らない間に、巨大なションダ・ライムズ・ユニバースが形成されていたのであった!
女の帝国ですよ!!↓
海外エンターテインメント界には、スーパーヒーローもの、シカゴもの、など、数多くのユニバースがありますけども。
ションダ・ライムズ・ユニバースは、働く女性がメインというところが特徴。
「グレイズ・アナトミー」と「殺人を無罪にする方法」は世界観が違いすぎるから、クロスオーバーは難しそうだけど、いつか実現してほしいな。
こちらのお写真が、ションダ・ライムズ・ユニバースのみなさん。↓
こちらのお写真は、交流を深める女たち。
エレン・ポンピオが、まだまだキレイですな〜。↓
「スキャンダル」はシーズン7でフィナーレを迎えてますが、オリヴィア・ポープだけでも別ドラマにゲスト出演するとか、してほしい〜。
ションダ・ライムズ・ユニバースの、おしゃれ番長ですしね。↓
「チャイルド・プレイ」★★★ [映画日記]
幼児体型のお人形が追っかけてくんよ、出刃包丁持って!
1988年の名作ホラーを、現代風にアレンジしたリブート作品です。
2019年版にリニューアルされた殺人人形チャッキーは、IT機能がスゴイです。
完全スマホ対応ですよ、設定するんですよアプリだか何だかで!
さすが令和じゃーっ!!
目にはカメラが内臓されていて録画もOK。
WiFi経由で、いろんな電化製品まで操作してますよ。
もはやロボットですよ、スマート人形!
だから怨霊とか、そういう感じじゃなくて、人工知能の暴走とか、そっち方面の感覚。
あっち方面ですよ!
そんなメカ・チャッキーが、肉を裂き血を浴びるという、SFホラー的な味わいになっておりました。
2019年版チャッキーの顔は「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラムみたい。
あえての生物感。
あえてのキモ・カワ路線ですよ!
頭部全体は、ゴラムにヅラをかぶせた感じの仕上がりに。
ゴラムにアデランスを乗っけた感じでした!
チャッキーの見た目は、オリジナル版の方がクールだわな。
オリジナル版の方がモテたと思う〜!
そんな2019年版チャッキーを引き取ることになったのは、幸薄い少年アンディ。
団地の子ですよ!
チャッキーが、アンディーの敵をどんどん殺す展開になる、ということで。
物語は超・普通でした。
大ヒットしたホラー作品「IT/イット “それ”が見えたら終わり。」の設定を意識してなのか何なのか、物語の中盤からはアンディに友達が出来てチームプレイに。
アンディ1人でも物語は成り立ったのにねぇ。
必要性を感じないお友達ばかりでした。
かさ増し要員でした、肉炒めのかさ増しに、たまねぎを入れるようなもん!
さらに、脇役には男性の刑事と、その母親が出てくるのですが。
両者とも善人ですが、結末がお気の毒〜。
あれは不憫な母子でした。
人形チャッキーの声を担当しているのは、マーク・ハミルだったんですね!
おじさんですよ!!
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」出演で、全世界的に再ブレイクを果たしたばかりのマーク・ハミルですが。
今回の「チャイルド・プレイ」出演で再カルト化。
再び地下に潜りなすったわい!
多くの名声を望まない姿勢がお見事でした。
「凪待ち」★★★☆ [映画日記]
「凶悪」などでおなじみの白石和彌監督の作品。
新作ですよ、KAZUYAの!(←YAZAWA調で)
相変わらず素晴らしいクオリティでした。
もはやKAZUYAブランドですよ!
ブレずに良作を送り出し続けて…。
尊敬に値する監督ですな〜。
川崎のだめんずが東北に行って、人生をやり直そうとするお話なのですが、良い話。
ええ話やわ〜!
良い話ですが、暴力団などの要素を盛り込み、極端ではありますが「田舎町の闇」みたいなものも描かれていて深みがたっぷり。
渋みもしっかりあるんですよ、急須で出したお番茶みたいに!
人間描写については、震災を体験済みの東北の人たちは、ちょっとやそっとのトラブルなんかにめげず、「カネより命の方が大事」と分かっている、たくましい愛情に満ちた存在に。
田舎町の怖さと包容力が伝わってくる設定になっていました。
白石和彌監督といえば、田舎町の風景や家屋など、「いかにも田舎の実家周り」という、既視感のあるディティール表現が特徴。
今回も、田舎表現の見事さにクラクラしました。
ホント、うちの実家とかを思い出す〜。
うちのボロ家を思い出したわい!
街角のダサい看板、デスク上に無造作に置かれた、蚊取り線香の缶、居間に置かれた、謎の木彫りの置物など…ホント、田舎風景あるあるの連続〜!
スタイリッシュなアイテムは一切無い世界なんですよね〜、素晴らしいです。
そんなビジュアルの中で繰り広げられる、淡々とした人間ドラマですが。
映画的に盛り上がるし、映画的な情緒もある。
映画作品としての風格を感じました。
40代の主人公、郁男はギャンブル依存症。
虜なんですよ、競輪の!
チャリンコ命なんですよ!!
米国製の映画ですと、アルコールや薬物の依存症が描かれることが多いですけども。
それを日本映画で描くと、やや説得力が薄めになることでしょう、あんまり周りに、そういう人はいませんしね。
しかしギャンブル依存症なら、日本にも予備軍がゴロゴロ〜。
親近感のある良い題材だと思いました。
ギャンブルに大金をつぎ込み、やがて多額の借金に発展していく場面は、説得力があってコワーイ。
「バクチだけは止めておこう、ダメ、絶対!」…と思いました。
郁男役を演じているのは、なんと香取慎吾くんなんですよね〜。
ものすごいヨゴレ役を相当がんばってました。
元ジャニーズだから〜、細かいところを見ると、人間の生々しさは出し尽くせていませんでしたけども。
ベッドシーンがひとつあれば良かったと思うのですがね〜、抱く場面ですよ!
髪型もキマりすぎてましたしね。
明らかにヘアメイクさんに仕上げてもらった感ですよ!
しかし劇中では、郁男の内縁の妻は美容師。
きっと髪は、妻に仕上げてもらっていた、ということなのでしょう。
妻に毛先を遊ばせてもらっていたのでしょうよ!
ジャニーズ系の良いところは、圧倒的な主役感を出せるところだと思います。
作品のアイコンとしては、適材だったと思います。
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- 作者: 加藤正人
- 出版社/メーカー: キノブックス
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「トイ・ストーリー4」他のピクサー作からの引用が多数。結構な量をスタッフが仕込んできた! [映画写真日記]
いや〜CGアニメ映画「トイ・ストーリー4」な〜。
楽しみましたけども。
まずは、宣伝ポスターにご注目。
同じくピクサー製アニメ作品「カールじいさんの空飛ぶ家」のキャラクター、チャールズ・マンツが描かれた絵が引用されているそうです。↓
この絵だそう。↓
このように、「トイ・ストーリー4」本編にも、過去のピクサー製アニメ作品からの引用が多数。
遊園地では、射的の的に「リメンバー・ミー」のギターが。
いや〜、言われても気づきませんな〜。↓
本編では、デューク・カブーンという名のおもちゃが新登場してましたけども。↓
デューク・カブーンは、すでに「インクレディブル・ファミリー」劇中に登場していたのだそう。
こちらの写真が、「インクレディブル・ファミリー」での登場場面らしいのですが。
ホントでしょうか、よく見えませんが。↓
そんな感じで、「トイ・ストーリー4」本編には、過去のピクサー作品からの引用ネタが大量に仕込まれています。
スタッフのお遊びですよ!
とくに舞台のひとつ、アンティークショップの中には、多く引用されているそう。
これから作品を観る方は、よ〜くチェックしてみてはいかがでしょうか。
スタッフのお遊びに、付き合っておやんなね!
さて、ここからは「トイ・ストーリー4」キャストのネタ。
まずは、陶器人形ボー・ピープが、なんとパンツルックの「アクティブ女」と化して、20年ぶりに再登場〜!
いまどきの味付けがされているのでした。
なんか、まるでディズニー・プリンセスみたいですな〜。↓
ボー・ピープの声を担当しているのが女優アニー・ポッツなのですが。
彼女、今は60半ばですよ。
よくがんばりました!
こちらのお写真は、ドラマ「シカゴ・メッド」に出演しているときのアニー・ポッツ。↓
新キャラの1人で、観客を泣かせる見せ場を担当したアンティーク人形がギャビー・ギャビーですけども。↓
声を担当したのはクリスティーナ・ヘンドリックスですよ。
なるほど、確かにクリスティーナ・ヘンドリックスって、かわいい声をしているんですよね〜。
声優でやっていけそうなくらいのロリ声〜!
こちらのお写真は、プレミア会場に来たクリスティーナ・ヘンドリックス。
この服を着こなせるのはクリヘンくらい。
似合ってます〜。↓
劇中で、射的の的になっていたぬいぐるみがダッキー&バニーですけども。
とってもかわいい2人組ですけどもね〜。↓
声を担当していたのは、キーガン=マイケル・キーとジョーダン・ピールですよ。
ジョーダン・ピールといえば、2017年の「ゲット・アウト」で製作・監督・脚本を担当して大ブレイクしたお方。
キーガン=マイケル・キーとは名コンビで、最近では2016年のコメディ映画「キアヌ」でも共演済みでした。↓
「キアヌ」といえば、新キャラのデューク・カブーンの声を担当したのがキアヌ・リーヴスなんですよね〜。
ついに、アヌ様がディズニー/ピクサー作品のプレミア会場に降臨じゃ〜っ!
しかし、なんとなく現場で浮いてるアヌ様。
背景とのギャップが激しすぎる〜。
ああ、アヌ様。
どうして、そんな辛気臭い服を選びなすった?!
しかしアヌ様、あなたはそれでいい。
どこでも、あなたらしさを忘れずに。
ひととおり挨拶して回ったら帰んなね!↓
「トイ・ストーリー4」★★★☆ [映画日記]
おもちゃの生き様を描いたCGアニメ作品が「トイ・ストーリー」ですけども。
「完璧な完結編」と称されて、観客から感動の拍手で見送られて終わったはずの物語に、まさかの続編が登場〜。
「引っ越す」と言うので、送別会まで開いて別れた同級生が、事情が変わって居残ることになったみたいな状況!
「さよならしたはずだよね?あれ?」みたいな気まずい空気!!
今回の第4弾については、多くの「トイ・ストーリー」ファンがこう思ったことでしょう「なぜ作った!?」と。
仕方ありません、ディズニーさんもご商売!
稼ぎたがりなんですよ、大企業さまは!!
ディズニーさんの誤算は「3作目が上手く出来すぎちゃった」というところでしょうか。
シリーズ製作というお仕事は難しいものですね。
というわけで4作目に、3作目を超えるクオリティは期待できやすまい。
ワテら観客はダメ元で劇場へ突撃〜!
「やっぱダメだ。4作目最悪」と玉砕するかと思ったら。
4作目にしては、なかなかの出来映え。
おもちゃにもらい泣きしましたし、感動もございます。
基本的に、おなじみのおもちゃ軍団による新しい冒険物語。新章という感じでしょうか。
新しい場所で、新しい仲間とのふれあい、新しい敵との戦い…など、いろいろと新鮮味がありました。
主人公ウッディも、おもちゃなのに人間並みに精神が発達。
彼が冒険を終えたときの、心の変化にグッとくるものがありました。
冒険映画として、正しい物語だったと思います。
自分のスケジュール的に、日本語吹き替え版の方が、観るにはちょうど良かったのですが。
スケジュール的に無理をしてでも字幕版を観ることにいたしました。
なぜなら、ゲスト・キャラクターのおもちゃ、バイク乗りのデューク・カブーン役の声を担当しているのがアヌ様だから!(←キアヌ・リーヴス)
トボけた口調のアクション玩具、という役がピッタンコのアヌ様。
実はアヌ様、おバカキャラもいける口ですから!
これはハマり役でした。
「トイ・ストーリー」にアヌ様が出ているだけで、トクした気分。
儲けた気分ですよ!
古くからのシリーズだから、声優さんたちも、かなり高齢化。
アヌ様がキャストの平均年齢を下げたかもしんな〜い。(←50半ばだけど〜)
旬の女優リンダ・カーデリーニが出てる。Netfkixドラマ「デッド・トゥ・ミー 〜さようならの裏に〜」シーズン1(全10話)。 [海外ドラマ日記]
女優クリスティーナ・アップルゲイトって最近見なくなったな〜、と思ったら。
2019年のドラマに主演してました。
それはNetfkixドラマ「デッド・トゥ・ミー 〜さようならの裏に〜」シーズン1(全10話)ですけども。↓
ドラマ鑑賞のお目当ては、実はアップルゲイトではありません。
アップルちゃんじゃナーイ!
アップルゲイトとW主演という形で出演している、リンダ・カーデリーニが見たかったのです、カデ子ちゃんが!↓
ドラマのジャンルは、ブラック・コメディ。
基本的に、アップルゲイトが演じる未亡人と、カーデリーニ演じる美女による友情物語。
話数を重ねるごとに、カーデリーニ演じる美女の秘密が明らかになってゆく…というミステリアスな展開に。
ドラマ「デスパレートな妻たち」は4人の妻を描いてましたけども。
その2人バージョンという感じで、まあまあ面白かったです。
なんと、このドラマの演技でクリスティーナ・アップルゲイトが、2019年のエミー賞コメディ部門・主演女優賞にノミネートされてビックリ。
いや〜、賞をやるほどの演技でもなかったような〜。
「デッド・トゥ・ミー 〜さようならの裏に〜」では、出番もセリフも多いリンダ・カーデリーニが、めちゃめちゃ新鮮〜。
日本語版の声優さんが、ドラマ「ゴースト〜天国からのささやき」のジェニファー・ラブ・ヒューイット役などでおなじみの、宮島依里さんというお姫様ボイスというのも面白いです。
リンダ・カーデリーニが、華のある、ふんわりした女性役を、大人がわいく演じておりました。
リンダ・カーデリーニの元・夫役を演じているのは、すっかりテレビ落ちしたジェームズ・マースデンなんですね〜。
今では、ジェームズ・マースデンよりもリンダ・カーデリーニの方が勢いがある人材、というのが皮肉です〜。↓
というわけで、リンダ・カーデリーニ。
ジェームズ・マースデンもそうですが、いつも相手役が豪華ですな〜。
「抱かれ役」のスターなんですよ!
過去に出演した映画での「抱かれ役」を、ザッと調べてみますと。
2005年「ブロークバック・マウンテン」では、ヒース・レジャーに。
こんな古くから大物に抱かれていたんですよ!↓
2015年「パパVS新しいパパ」では、ウィル・フェレルに。
アラフォーになり、本格的な「抱かれ女優」に開眼!↓
2015年「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」では、ジェレミー・レナーに。
「アベンジャーズに抱かれる」という勲章を得て、一気にトップクラスの「抱かれ女優」に昇華!↓
2016年「ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ」では、パトリック・ウィルソンとマイケル・キートンに。
大物による「2人抱かれ」ですよ!↓
2018年「グリーンブック」では、ヴィゴ・モーテンセンに。
ついに、アカデミー作品で抱かれたわい!↓
…と、コメディ男優からオスカー男優まで、なんとも幅広く抱かれます!
ここ3〜4年で急激に抱かれだした、ということが分かりますな〜。
そんなリンダ・カーデリーニ。
なんと映画の次回作で抱かれる相手は、またしても大物、トム・ハーディっていう!
トム・ハーディがアル・カポネ役を演じる「Fonzo(原題)」で、カポネの妻役に抜擢されたのがリンダ・カーデリーニなんですね〜。
快進撃が続きますな〜。
「スクービー・ドゥー」(2002年)では、こんな子だったのにねぇ。↓
これからもリンダ・カーデリーニが、どんな大物に抱かれていくのか、注目したいと思います。
「パピヨン」★★★☆ [映画日記]
名作のリメイクらしいですね。
オリジナル版を観たことがないので知らなかったのですが、お話は「脱獄もの」だったんですね〜。
監獄で暮らすお話ですよ、監獄暮らしのアリエッティ!
しかし、並の「脱獄もの」じゃありませんでした。
実話に基づく、ズッシリと重たいエンターテインメントでした。
主人公は、冤罪で投獄された男パピヨン。
パピ夫さんですよ!
パピ夫が体験する、壮絶エピソードの数々にビックリ仰天。
アンタ、こりゃあ「脱獄・超大作」ですよ!
南米の孤島にあるという監獄で毎日、重労働を強いられるパピ夫さん。
もしも受刑者がイライラして、看守に手を出し殺してしまったらギロチンの刑!
生首落とされんの、うなぎみたいに!!
さらに、刑務所長を怒らせてしまった場合は、四方八方が断崖絶壁という「地獄島」に送られてしまうという…。
こんな制度が本当にあったなんてコワーイ。…と思ったのですが。
地獄島での規制は意外とユル〜イ。
施設は崩壊していて野ざらし同然なのですが、食事は自炊だし〜。
ちょっとしたキャンプ感覚〜。
のびのびスローライフ〜!…という感じでした。
しかし、そんな生活を何年もやっていると、人間性や文化を忘れてしまいそう。
きっと野人に戻ってしまうんでしょうな、原人に!
そんな制度の元、パピ夫と相棒ドガが、脱獄計画を立ては失敗を繰り返す…という展開。
無力な受刑者たちを見て、相当むなしさを感じます。
虚無ですよ!
こんな無駄な人生、耐えられない…と思いました。
パピ夫とドガの友情は厚いのですが、その友情が原因で計画が失敗したりするんですよね〜。
おジャンになんの!
しかし、たとえ友情が人生を邪魔しようとも、友情は揺るがない。
バカな男ほと友情を大事にする、っていう事実。
男の友情を「やっかいなもの」としても描いているところが面白かったです。
パピ夫さん役を演じているのは、いまだに顔が覚えられないスター、チャーリー・ハナムですけども。
今回のチャーリーはとっても良かったです。
難役でしたけども、役作りも入念でよくがんばっておりました。
相方ドガ役は「ボヘミアン・ラプソディ」で、まさかのアカデミー賞受賞を遂げたラミ・マレックでしたけども。
「ボヘミアン・ラプソディ」の時より、ドガ役の方がラミ・マレック本来の味を出せていると思いました。
本来のお味ですよ、農薬を使わずに育った芋みたいな!
細身で優等生な役どころがピッタンコのラミ。
そして、チャーリーとラミのツーショットが絵になるんですよね〜。
ゲイのカップルに見えなくもない、という色気バランスが絶妙〜。
そんな2人が全裸のまま悪漢と戦う場面もございます。
パピ夫さんの陰部が見えそで見えないという巧妙編集。
パピヨンにポロリン場面はございませんでした。
「Diner ダイナー」★★★ [映画日記]
ロバート・ロドリゲスとかが監督しそうな題材〜。
舞台は、シェフも客も殺し屋という特殊なダイナー。
不良食堂ですよ!
そんな非現実感が楽しい、スタイリッシュ・バイオレンス作品ですけども。
今回の監督は写真家の蜷川実花さんということで、さすがのビジュアル・センスです。
オシャレ感と共に、華やかだけど怖い「夜の店」のフンイキが十分に醸し出されておりました。
逆に言えば、天才シェフが作り出す料理もオシャレすぎて、さほど美味しそうに見えませんでしたけどもね〜。
雑誌「アンアン」誌上に紹介される料理が、全て不味そうに見えるのと同じですよ!
色はカラフルで、インスタ映えはしそうなお料理でしたけども。
ギャル受けですよ!
そんなところがイマドキでした。
ワシは茶色い肉じゃがで十分じゃ。
ワシは「アンアン」より「オレンジページ」の方が性に合う。
安おかずで満足じゃ!…そんなふうに思ってしまいました。
殺し屋同士が戦うというアクション演出に挑戦した蜷川実花さんですけども。
写真家ということで、動きのある場面よりは、止まっている場面の方がキマってました。
動かない方が良い。
みんな死んでる方がカッコいいんですよ!
背景に、いちいち花びらが舞っているところが独自ですな〜。
ジョン・ウー監督の持ち味が「鳩飛ばし」なら。
実花さんの持ち味は「ビラまき」なんですよ!(←パチンコ屋の「ビラまき」かい)
そんなダイナーに住み込みで働かされることになったヒロイン、オオバカナコ役を演じているのがハーフの玉城ティナちゃんですよ。
ティナちゃんのおかげで、どことなく洋風で、ダーク・メルヘンふうの味わいにもなってました。
天才シェフのボンベロ役は藤原竜也くんということで、持ち前の腹式発声が炸裂。
「もうちょっと、おとなしくしゃべってほしい。ささやいてほしい」等、一切の規制がなされていない状態の竜也。
解き放たれてんの、腹に棲む獣が!
自己紹介のキメ台詞「お〜れ〜は〜!ここの〜〜王だ〜〜〜!」から発声が熱いです。
そんな大きな声出して、そこは公民館かい!…と思いました。
その芸風に合わせるかのように、共演の窪田正孝くんや本郷奏多くんまで、思いっきった発声で、もはや映画というより舞台みたいな趣きでした。
闇組織の1人、無礼図を演じているのが真矢ミキさんなのですが。
男装の麗人役(←多分)ということで、いくらなんでもハマリすぎ〜。
藤原竜也くんとの対決は、もはや「腹式発声vs. 腹式発声」という構図に。
よく声の通る口ゲンカですよ!
見た目も声も良い作品でした。
「ウィーアーリトルゾンビーズ」★★★☆ [映画日記]
大人が楽しむ子ども映画です。
お子様劇場ですよ!
てっきり「ゾンビもの」かと思ってましたが違ってました。
「カメラを止めるな!」ヒット後に書いた「ゾンビ映画」企画書が通ったのかと思ってました、上に!
現代社会からハミ出ていて、それぞれ不幸を抱えている中学生4人組が「リトルゾンビーズ」という名のバンドを結成するお話なのですが。
ドラマ性、人間性、社会性…どれを取っても薄いです。
薄皮まんじゅうの皮並みですよ!
子どもの孤独を描いているようで、それは大人が想像で作り上げた、無機質で極端な現代っ子像。
是枝裕和監督が描く子どものような、泥臭いリアリティはありません。
しかし、見るべき部分は、そこではないのでしょう。
ダサ・スタイリッシュ感を追求し、テレビゲーム風にアレンジした現代日本のビジュアルや、可笑しさを誘うチャラさ全開のセリフ回しなど、「パッと見」要素が楽しいです。
「薄い」なりの表現ですよ!
映像、編集が凝っていて、圧倒されるくらいです。
冒頭の20秒で、もう「面白い」と思っていました。
このスピード感と、エッジの効き方、妙に豪華な出演者や、コネを使って実現したかのような文化人の起用…。
「もしや監督は、CMディレクター上がりでは?お高い給料をもらっている勝ち組では?」と思って、後から調べたらそうでしたチキショーーッ!
CM上がりの監督作にありがちな、「センスの押し売り感」「俺の映像スゴイだろ?感」が鼻につくのですが。
それでも、長久允監督の才能は認めざるを得ない…。
ボクちゃん、勝ち組監督を前にひれ伏すしかないんですよ!
額を地べたに擦り付けて!!
「リトルゾンビーズ」が演奏する楽曲も、子どもが作っているという設定ですが、明らかにセンスの良い大人が作ってる感じ〜。
どの楽曲も、ユルさと勢いが融合しているキャッチーな曲でばかりで素晴らしかったです。
菊地凛子さんと永瀬正敏さんは夫婦役でしたけども。
凛子さんなんて、セリフは一言二言程度という、なんとも贅沢な使い方。
さすがCM上がりの監督ですよ、貧乏を知らぬ勝ち組様!
もしも負け組のボクちゃんが監督だったら。菊地凛子さんにはセリフを100も200も言ってもらっていたでしょうな、元を取るために!
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- メディア: CD
「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」ベテランも若手も女優がステキ。 [映画写真日記]
いや〜「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」な〜。
とっても楽しかったですけども。
まずは今作で、演技派男優ジェイク・ギレンホールが、ついに「スパイダーマン」シリーズというアメコミ映画に進出〜。
ついに手から光線を出したわい!↓
こちらはプレミア会場でのお写真。
アメコミ・キャラとの交流は慣れていない様子のギレンホールが微笑ましいです。↓
こちらはギレンホールと、スパイダーマン役トム・ホランドの対面シーン。
メガネをかけたトム・ホランドは、なんか勉強が出来そうに見えますな〜。↓
トム・ホランドのおばさん役を演じたのはマリサ・トメイですけども。
ただいま54歳でありながら、劇中では、まだまだセクシーなオーラを出していてビックリしました。
なかなか54歳でこのお色は着れませんよ、お若いですな〜。↓
いつもレッドカーペット上でのドレス姿がイマイチのコビ子も来ています!(←コビー・スマルダーズ)
今回も、何かが残念なドレス姿でした。↓
トム・ホランドのクラスメイト役を演じた、アンガーリー・ライスちゃんも来ています。
ただいま18歳のアンガーリーちゃんですが、すでに40〜50代の貫禄が!
なんとも渋い苺柄のドレスですが、これはこれで良いと思う〜。
この路線で突き進んでほしいです。
そのうちティム・バートン作に出してもらえるかもよ。↓
美貌を隠して出演していたのはゼンデイヤちゃんですけども。
こちらは劇中のお写真。↓
ゼンデイヤちゃんは、いつもレッドカーペット上でのドレス姿がステキなんですよね〜。
この「劇中とは別人感」がたまりません。
なんか〜、このまま大人になれば「キャサリンゼタ=ジョーンズの後釜」みたいな存在になれるかもよ。↓