「空母いぶき」★★★☆ [映画日記]
TOHOシネマズ利用者特典「1カ月フリーパス」を使い、無料で何か映画を観ようとしたところ。
恩恵を受けたいんですよタダ券の!
「空母いぶき」か「コンフィデンスマンJP」かの二択に直面。
ボクちゃん、どっちかっていうと洋画派じゃないですか〜。
洋ものにかぶれてるじゃないですか〜!
どっちの邦画も観たくないから困りました。
究極の選択ですよ!(←大げさ)
さすがに「コンフィデンスマンJP」を観ても楽しめやすまい。
今回は「空母いぶき」を選ぶのが妥当ではないか。
今回は、いぶいた方が良い。
よし、いぶいとけ!
…ってことで「空母いぶき」を選択。
チケットをもらう際、窓口のねえさんにタイトルを大きな声で告げました「いぶき1枚!」と。
後から思えば、窓口のねえさんには「空母一隻!」って言ったほうが良かったかも。
その方が面白かったかも〜!(←ネタかい)
作品は、日本を舞台にした本格ミリタリー大作。
期待していなかった分、とっても満足できる作品でした。
架空の時代で、日本には架空の敵がいるという設定。
全編が「もしものコーナー」なんですよ!
日本政府と敵国との攻防を描いているのですが。
政府と海上自衛隊の対応をメインにした、シミュレーション感覚の作風。
小競り合いから、だんだん大きな戦闘に発展、ついには自衛官に死者も出てしまう、という物語がジワジワと怖いです。
ジワー・ウォーズですよ!
鑑賞中は、「日本が、こんな事態に陥ったらイヤだな。もし、こんな事態になったら自分はどうしよう」と思いました。
きっと、観客にそう思わせようとする意図もあるのでしょう。
普段のボクちゃんなんて平和ボケしてしてるじゃないですか〜。
興味があることと言ったら「ポイントカードのポイントを2倍もらえるにはどうすればいいか」くらいですよ!
たまには「もしも日本が戦争に関わることになったら」と仮定して、考えてみるのも良いと思いました。
自衛隊のみなさんの仕事ぶりが入念に描かれているのですが。
現場での判断の難しさが、よく伝わってきました。
自衛隊のみなさんだって人間だもの、それぞれの考え方がおありでしょうけども。
日本を守ることを共通項とし、見事な連携を見せるところに胸が熱くなりました。
メインの舞台は、日本が保有する架空の空母「いぶき」内ですけども。
クールな一匹狼の艦長役を演じたのは西島秀俊さんですよ。
「名探偵ピカチュウ」日本語版を観た者から「ピカチュウの声を吹き替えた秀俊さんがヘタクソだった。正直大根」との報告を受けていたボクちゃん。
あれから「今まで気にしたことは無かったけれど、ひょっとして秀俊さんは大根なのではないか。そういえば、どの演技も同じだし」と思っていたところでした。
今回、改めて「大根か否か」を重点に、秀俊さんの演技を見てみることに。
なるほど、たしかに大根っぽい。
限りなく大根に近い存在だけど、立派な大根でもない。
蕪みたいなお方だと思いました。