「パリ、嘘つきな恋」★★★☆ [映画日記]
「最強のふたり」を生んだフランスから、またしてもステキな「車いす映画」が到着。
泣きました!
「アベンジャーズ/エンドゲーム」を観たときと同じくらい涙が出ましたよ。
あんときと同じくらいの汁量〜!
ホント、車いす映画を作るのがお上手だわな、フランスは。
どうなっとるんじゃ、あすこの国は!
お国柄でしょうか、車いす生活をしている人と健常者の距離感が絶妙〜。
悲観を超越した、懐の深いユーモアがありますな〜。
今回の作品ジャンルはロマンティック・コメディです。
車いす生活をしているという体で、本当に車いす生活をしている女性に恋してしまったプレイボーイが主人公。
本当は立って歩ける、と言い出せなくなってしまったというシチュエーションが、おかしくもあり、「愛があるゆえに真実を言い出せない」という奥深さを感じさせますよ。
「愛=嘘」という構図なんですよね〜。
世の中にはいろんな悪い嘘がありますが、人を思いやるためにつく嘘は、感動的なものですね。
ことの発端「プレイボーイが、なぜ車いす生活をしているなんて嘘をついたのか。なぜならモテたかったから」に関しては、バカだな〜と思いますけども。
「バカ始まり」なんですよ!
だからこそ、ラストの成長っぷりが生きていたのだと思います。
ラブストーリーに関しては、お決まりのパターンなのですが。
ロマンティック・コメディなんて、お決まりのパターンで良いんですよね〜。
むしろお決まりのパターンじゃないと、ロマンティック・コメディとは言えぬ!
お決まりバンザイですよ!!
車いす生活をしているヒロインが聖人すぎる〜。
日本名を付けるとしたら「聖子」ですよ!
「アンタ天使かい。エンジェル様なのかい」…って思うくらい欠点のない人でビックリしました。
しかも、車いすでテニスの大会に出場したり、バイオリニストとしてコンサート・ツアーに参加したりして万能〜。
リア充ウーマンですよ!
生活で不満なところは「抱いてくれる男がいない」ってところだけ。
「男日照り」が続いてるんですよ!
プレイボーイ役の人が初めて出てきたときは「60歳くらいだよね?え?今から恋を始めんの?60歳から?」と思いましたけども。
劇中での設定は50歳。
へ〜、50の割には老けてんね!…と思いました。
そして「50歳から恋を始めるのか〜。それも大変」とも思いました。
きっとフランスでは、50歳からの恋も余裕なのでしょう。
50歳からでも女性を抱けるんでしょうね!