「X−MEN:ダーク・フェニックス」★★★ [映画日記]
「X−MEN」シリーズに、まずハズレは無い、と思っていたのですが。
空クジなしの富くじかと思っていたのですが!
シリーズ完結編の今作が、ついに「並」で終わった〜。
逆転サヨナラホームランを待っていたら凡打だったんですよ!
「アベンジャーズ」シリーズの完結編がド派手に着地したため、比較しての見劣り感もあるでしょうけども。
今回は「X−MEN」シリーズの特徴であるはずの「話が凝ってる感」が弱くて、まあまあ面白い程度のアクション大作、という感じに仕上がっておりました。
監督は、これまで「X−MEN」シリーズを製作したり脚本を書いたりしていた人、という時点で、イヤな予感はしておりました。
大抵、失敗すっからね、脚本家上がりは!
あと、観れば分かりますが、近年の「X−MEN」シリーズでメイン・キャラクターを演じていたジェニファー・ローレンスにヤル気がなくて残念でした〜。
目が死んでるんですよ!
劇中のジェニファー・ローレンスを見て、「もう、とっくにX−MENなんて辞めたかったんだな、桐島が部活を辞めるみたいに!」と思いました。
以前は、裸の青塗りで走り回っていたジェニファー・ローレンス…。
昔話の青鬼みたいな女でした。
オモロイ女だったんですよ!
今回は、もう、上着すら脱いでくれませんでした!!
そのかわり、大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」にレギュラー出演していたソフィー・ターナーが、ドラマ完結という絶好のタイミングで、今作の主役に躍り出てきました。
しゃしゃり出てきたんですよ!
今回、製作陣が最も上手いことやった点は、「ゲーム・オブ・スローンズ」女優を、「ゲーム・オブ・スローンズ」終了直後に「X−MEN」の主役に推したところ、だと思います。
仕掛けてきたんですよ、秋元康みたいに!
その話題性の一点突破だったゆえに、「ゲーム・オブ・スローンズ」の知名度がイマイチ低い日本では、あんまりピンとこないかも、と思いました。
敵役はジェシカ・チャステインなんですね〜。
異星人(?)が人間の女性にのり移ったという不気味なキャラクターを演じていたのですが。
冷酷な感じがハマってる〜。
日本名を付けるとしたら冷子ですよ!
人を殺すときの無表情がコワーイ。
ジェシカ・チャステインがハマる役といえば、これまでは「ヤリ手ババア」役オンリーでしたけども。
これから演じる役は、「ヤリ手ババア」か「エイリアン」の二択でOKですから〜!
エイミー・アダムスもドラマで主演する時代に。「KIZU-傷-」はamazonプライムで観れる。 [海外ドラマ日記]
いや〜、殺人ミステリー・ドラマ「KIZU-傷-」(全8話)な〜。
amazonプライムで配信されていたので観てみましたよ。
とっても楽しみました。
*「シャープ・オブジェクツ」という原題で配信されているかもしれません。
シャープ・オブジェクト KIZU-傷-:連続少女猟奇殺人事件 ブルーレイ コンプリート・ボックス (2枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- メディア: Blu-ray
実家に帰ってきた女性記者が、そりが合わぬ母にイライラしながら、殺人事件を解明していく、というお話。
ムズムズするんですよ、母にも事件にも!
こちらが、娘2人と母のスリーショット。↓
エイミー・アダムスが新聞記者役と聞いて「ハマるかな?かわいすぎないかな?」と思ってましたけども。
記者っぽいファッションで、なんとなくそれっぽく見える…。
「昔、長嶋茂雄の周りをウロウロしていたソバージュ・ヘアーの女性スポーツ記者」みたいな感じですよ!↓
劇中では下着姿にもなったエイミー・アダムスですが。
そのときの腹回りは、結構太かった〜。
着やせするタイプだわな。
エイミー・アダムスの少女時代を演じたのが、「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」のソフィア・リリスちゃんだというところもグッときました。
なんとなくエイミーに似てる〜。↓
ドラマの原作は「ゴーン・ガール」などのギリアン・フリン。
監督は「ダラス・バイヤーズクラブ」などのジャン=マルク・ヴァレですけども。
ジャン=マルク・ヴァレは、近年ではドラマ「ビッグ・リトル・ライズ」を手掛けて賞レースを賑わせたお方。
ドラマ向きの人だと思う〜。
母親役を演じたパトリシア・クラークソンが、今回の演技でゴールデングローブ賞を受賞したことも話題になりました。
こちらは劇中のお写真。
母が近くにいるとテンションが低くなる娘、の図。↓
娘の具合が悪いときは、お手製の「謎薬」を与える、というのもコワーイ。↓
主演とプロデュースを兼務したエイミー・アダムス。
パトリシア・クラークソンの受賞で、ひとまずドラマ企画は成功したと言っていいでしょう。
こちらのお写真が、ゴールデングローブ賞の受賞時。↓
本当は、エイミー・アダムス自身が受賞したかったでしょうね。↓
海外ドラマBOARDでも「KIZU-傷-」について書かせてもらいました。
ネタバレはありませんので、ぜひぜひご覧ください。(タイトルをクリック↓)
「スノー・ロワイヤル」★★★ [映画日記]
リーアム・ニーソン主演の「復讐もの」ですけども。
まずはリーアムが、だいぶ老けた〜。
さすがにしぼんで、梅干し化〜!
孫がいる世代になったリーアムですけども、今回は、まだ父親役。
踏ん張ってんの!
まだまだ現役の男性ですから〜!!
そんなリーアムが、麻薬組織に戦いを挑むことになる、という展開。
おおむね、いつもの「リーアム映画」の風情。
いつものリーアム節なのですが!
何かちょっと、いつもと違うな、と思ったところは、作風が少し上等〜。
バイオレンス作品ですが、クールな中にもブラック・ユーモアが散りばめられていて、わずかにコーエン兄弟とか、タランティーノとか、そういう上質の香りがいたしました。
フワッと香ったんですよ、ソフランの香料みたいに!
最も特徴的だったのはロケ地。
なんと本格的な雪国ですよ、青森みたいな!
リーアムが演じている役は除雪作業員で、除雪車に乗って働いていいるという設定なんですね〜。
今回は除雪車が名脇役。
除雪車で敵の車を追いかけたり、仕留めたり。
最強の業務用〜!
そして雪国は、死体を隠せる場所が豊富。
というか無限大!
いくらでも死体をさばけんの!!…そんなところが面白かったです。
さて今回、なぜ舞台が雪国だったのかというと。
今回の作品は、ノルウェー映画「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」(2014年)のハリウッド・リメイク作品だからなんですね〜。
オリジナル版を手掛けたハンス・ペテル・モランド監督が、自身の手でリメイクしているのでした。
どおりで、よくあるハリウッドB級アクション映画にはない、冷たくて牧歌的な魅力があったと思います。
ガヤガヤしてないんですよ、ガヤ芸人みたいに!
ちなみに、オリジナル版の主演はステラン・スカルスガルドだったそう。
リーアムとステラン、どっちかっていうと、ステランの方が除雪車との相性は良さそう〜。
あの顔に業務用がピッタンコ〜!(←失礼)
リメイク作では、リーアムという素材が作品をB級に引き下げた感がありましたけども。
リーアムの嫁役は、なんとローラ・ダーンなんですよね〜。
ローラ・ダーンという素材は、作品をA級に引き上げて…。
リーアムが下げて、ローラ・ダーンが上げて…。
夫妻で足の引っ張り合い!
せめぎ合いですよ!!
B級とA級の間をさまよっている作品でした。
エッ、「メン・イン・ブラック:インターナショナル」テッサ・トンプソンって35歳だったのか!若く見える。 [映画写真日記]
いや〜、SFアクション・コメディ「メン・イン・ブラック:インターナショナル」な〜。
楽しかったですけども。
「マイティ・ソー」シリーズでも共演していたクリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンが再共演しておりました。
こちらが「マイティ・ソー」シリーズで出演していたときのお写真。(*中央2名)↓
「メン・イン・ブラック:インターナショナル」でも息の合った掛け合いを見せていた2人。
もうツーカーの仲なんですよ!↓
そんなクリス・ヘムズワースと、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」のトム・ホランドが、お互いの主演作を宣伝し合う映像(?)がオモローイ。
トム・ホランドの方が一枚上手っていう。↓
こちらは、「メン・イン・ブラック:インターナショナル」プレミア会場でのお写真。
テッサ・トンプソンが派手でありながらも、クールにキマってますな〜。↓
テッサ・トンプソンって、今35歳なんですね!
実は、ただいまクリス・ヘムズワースと同い年だったんですね〜。
てっきり25歳くらいかと思ってました、若く見える〜。
こちらは、別のプレミア会場での2人。↓
クリス・ヘムズワースとは「ホース・ソルジャー」でも共演していた、実の妻エルサ・パタキーも来てますよ。↓
エルサは、クリス・ヘムズワースより7つ上の姉さん女房なのでした。↓
最近は株が暴落し、「オーシャンズ8」に出演していながらも全カットされてしまったというマット・デイモンも、美人妻を連れて来ましたよ。↓
マット・デイモンは今後も話題作に出演しているし、またそのうち人気が出ると思う〜。
がんばんなね。↓
「メン・イン・ブラック:インターナショナル」★★★ [映画日記]
SFアクション・コメディ・シリーズ「メン・イン・ブラック」に新作が7年ぶりに登場〜。
引っ張り出されてきたんですよ、オワコンだったのに!
本編を観てみたら、まあまあ普通に面白かったのですが。
センスが懐かしい〜。
黒いサングラスとスーツ、メタリックな質感の武器とか、健在でした1990年代のスタイリッシュ感。
正直、もう全体的に古いんですけども!
「もし、2019年にメン・イン・ブラックを復活させるとしたら、主役はクリス・ヘムズワースだよね。ヘムしかしないよね」という、「メン・イン・ブラック」×クリス・ヘムズワースというコラボ企画としては大成功〜。
キャスティング企画を出した人はエライと思いました。
本編ではクリス・ヘムズワースの魅力が生きています、超イケメンなのにボケ・キャラっていう!
「アベンジャーズ」シリーズ以外でも、やっぱりボケナスなんですよ!!
というわけで、ヘムのボケ演技も、アクションシーンも十分に楽しんだのですが、ところどころでボクちゃんを睡魔が襲う。
他の映画を観ているときも、眠くなっているボクちゃんなのですが、今回の睡魔は強力〜。
眠気がしぶとい!
麻酔でも吸わされたみたいに!
なぜだ?!
理由は、クリス・ヘムズワースの相棒役を演じたテッサ・トンプソンですよ。
テサ子ちゃん、アンタさ!
テッサ・トンプソン自体は好きですけども。
アンタ絶対、血圧低いよね!?
寝起きの機嫌は悪い子だよね?!
テッサの持ち味である、テンション低め表情や動作を見ているだけで、まぶたが重くなってくるのでした。
まるでリクガメでも観察しているかような状態ですよ!
テッサには少しテンションを上げてほしい…。
ビキニで飛び蹴りするくらいのハジケた要素がないと、こっちが辛い…。
逆に、どうにも暑くて眠れない夜とかは、テッサの演技を見ると、すぐに寝られていいかもしんない。
羊を数えるよりも効くかもよ、蒸し蒸しする晩には!
「さよならくちびる」★★★ [映画日記]
TOHOシネマズ利用者特典「1カ月フリーパス」を利用し、普段は観る機会の少ない映画に出会っている毎日。
トクしたいんですよ、1円でも一銭でも!(←ドケチかい)
今回は、門脇麦ちゃんと小松菜奈ちゃんの共演作。
女子2人が音楽ユニットを組んでライブ活動をしているという設定の、ちょっぴり切ない味わいの作品を選択〜。
本編では、隠し味の同性愛要素が良い感じに効いています。
ときどきツンと香りますよ、おネギの香りみたいに!
ライトな「百合もの」という感じが特徴の作品でした。
門脇麦ちゃんの役名が「ハル」、小松菜奈ちゃんの役名が「レオ」で、ユニット名が「ハルレオ」なのですが。
2人ともアコースティック・ギターをかき鳴らしての、弾き語りスタイル。
フォーク調の楽曲に懐かしさがあってキュンときます。
これがエレクトロのダンス・デュオだったとしたら、あまりキュンとこなかったかもしれません。
曲調って大事ですね。
劇中では「ハルレオ」の楽曲がリピート状態。
同じ曲をなんべんも、なんべんも!
ワテらの脳に刷り込んでくんの!!
キラーチューンの「さよならくちびる」なんて、最後はフルコーラスで披露。
ラストまで観ると、何曲かは覚えてしまって、ちょっと歌えてしまう状態に。
脳が仕上がってしまったんですよ!
そんな曲はもちろん、街角や、食堂や、ライブハウスの楽屋などの風景からは、孤独感がにじみ出ています。
寂しい感じがたまりませんでした。
物語のラストは「ああ、なんだ。そうなるの。へ〜」という感じで、割とサッパリ。
軽めに済ませたわな、忙しいときの昼食みたいに!
お蕎麦で済ませたようなもんですよ!!
門脇麦ちゃん歌いっぷりが様になっていてビックリしました。
本物のミュージシャンのような佇まい。
小松菜奈ちゃんも、歌も演奏も、ものすごくがんばっていて悪くなかったです。
門脇麦ちゃんは、見た目は地味なのですが、どういうわけか存在感バッチリ。
重みも凄みも出せるし、実力派だな〜、と思いました。
気分屋でトラブルメーカーという役の小松菜奈ちゃんもハマっています。
前から思っていたのですが、小松菜奈ちゃんって、わずかにレア・セドゥっぽいというか〜。
ちょいセドゥというか〜!
わずかにフランスっぽい香りがあると思う〜。
パリっ子味の女優ですよ、岸恵子さんみたいな!
そんな妖艶さが生かされていたと思います。
明らかに門脇麦ちゃんの方が主人公なのですが、どういうわけか、キャスト名の並びは小松菜奈ちゃんの方が先なんですね。
事務所のお力でしょうか?
圧なんでしょうか?!
2人のユニット間に、マネージャー兼バックバンドとして「ハルレオ」をサポートするイケメンが入ってくるんですよね〜。
イケメンが食い込んでくるんですよ!
やがてユニット内・三角関係に発展〜!!
イケメン役を演じているのが成田凌くんなのですが。
成田凌くんには一切期待もしていませんでしたが、これがすごく上手かったです。
「昔はモテていたバンドマンだけど、いろいろあって、今は地味に暮らしている大人のイケメン」という感じがよく出ていました。
お若いはずだけど、どこか枯れた感じが良かったです。
普段は観る機会の少ない邦画ですが、たまに観ると、日本の若手俳優が有望であることに気付きますね。
みんな、これから稼げぎなよ〜!
馬車馬みたいに、がんばんなね!!
「アラジン」ジャスミン役女優。次回作は「チャーリーズ・エンジェル」。しかもエンジェルの1人〜! [映画写真日記]
いや〜、ディズニーの実写映画「アラジン」な〜。
楽しかったですけども。
こちらの写真は、メイン・キャストの普段の姿。↓
劇中では、ランプの魔人ジーニー役を演じたウィル・スミスのインパクトにヤラレましたけども。
大人しめファッションだった人間モードのジーニーも、よく見れば変〜。↓
こちらのお写真は、プレミア会場にやってきたウィル・スミス一家。
みんな、さすが着ている服が高そうですよ。↓
レッドカーペット上であるにもかかわらず、盛り上がってしまったウィル・スミス夫妻。↓
アラジン役のメナ・マスードも、ジャスミン役のナオミ・スコットもハマってた〜。
アニメ版から出てきたような2人でした。↓
そんなジャスミン役のナオミ・スコット。
現在26歳で、とっくに結婚済み!
もう何年も前から抱かれ済んでるんですよ!!
夫はサッカー選手のジョーダン・スペンスだそうです。↓
ナオミ・スコットは、映画「パワーレンジャー」(2017年)でピンクレンジャー役を演じて人気が出たのだそう。
なんとなく、ドラマ「美少女戦士セーラームーン」のセーラーマーズ役がブレイクのきっかけになった、北川景子さんをほうふつ〜!
ナオミ・スコットが出演する次回作もスゴイです。
エリザベス・バンクス監督・脚本・出演のリブート版「チャーリーズ・エンジェル」ですよ!
おそらく、エンジェルの1人役です。
完全に出世コースに乗った状態〜。
作品も楽しみですな〜。↓
キャメロン・ディアス主演の「チャーリーズ・エンジェル」は、明らかに男子ウケする内容でしたけど。
今回のリブート版は、写真だけ見た感じだと女子ウケしそうなフンイキ。
男なんてボコボコにヤラれそうで、コワーイ!↓
「アラジン」★★★ [映画日記]
わかいい系のディズニー映画と、暴力アクション演出を得意とするガイ・リッチー監督の持ち味って、マ逆だと思うのですが。
水と油ですよ、エビアンと豚の背脂!
どんな経緯で、どんな書類に印鑑を押して、そうなったのか分かりませんが。
なんと、ディズニー・アニメ「アラジン」を、ガイ・リッチー監督が完全実写化しております。
主人公のアラジンはソコ泥!
確かにガイ・リッチー監督ならば、犯罪場面などは不良っぽくクールに演出できるかも、と少しは期待しましたけども。
本編を観てみたら、そんなクールな演出はございません。
ガイ・リッチー監督の味は無いと言っていい状態。
無味無臭!
ディズニー風味にキレイさっぱり殺されとるわい!!
自分の個性を消し、ひたすらディズニーっぽいカラフルでファンタジックな映像を、事務的に作り上げている(ように見える)ガイ・リッチーが、なんとなく残念でした。
しかし昔はマドンナと結婚していたガイ・リッチー。
ガマンすることには慣れているのかもしれません。
ドM疑惑ですよ!
魂を売っているのはガイ・リッチーだけではございません。
なんとウィル・スミスが、魔法のランプから煙と共に現れる魔人ジーニー役として爆誕!
好感度を気になさるあのお方が、満を持してディズニー実写映画に降臨じゃ〜〜っ!!
元々ラッパーで、その後はバッドボーイ演技で俳優としてブレイクした彼が、今回は100%コメディアン。
お笑い芸人と化したわい!
ひたすらバカをやる姿を見て呆然…。
もはやショッキング映像〜!
魔人モードと、人間モードと、2種類のジーニーを演じているウィル・スミスですが。
一層バカをやる魔人モードの時は、CGキャラ化しているんですよね〜。
動いているのは生身じゃなくてコンピューターなんですよ、メカ!
だから本人に痛手は無い、とでも思ったのかもしれませんけども。
客観的に見たら、CGキャラ化していてもウィル・スミスはウィル・スミス。
これはこれで面白いと言えば、面白いですが。
痛いと言えば、痛かったです!
近年のハリウッドでは、ドウェイン・ジョンソンに完全に食われているウィル・スミス。
挽回すべく、ちょっと焦って出演しちゃったのかな?!
ドウェイン・ジョンソンもディズニー映画に出演はしていますが、アニメ「モアナと伝説の海」で、声だけの出演。
ディズニー映画に乗っかるのなら、声の出演程度にしたほうが無難だな、と思いました。
その点においても、ドウェイン・ジョンソンはハリウッドで一番の商売上手、と思いました。
というわけで、元・不良気質だった男性たちに対しては複雑な心境なのですが、作品自体は良いです。
空飛ぶ絨毯に乗ったアラジンが、お城にいるお姫様を迎えに来て、そのまま夜空へ飛んでいく…というムーディすぎるデート場面は不変の魅力。
あんなシチュエーションだったら、どんな姫でも落ちるわな!
抱かれるわい!!…と思いました。
やっぱり若い女性を迎えにいく乗り物は、お空を飛べるくらいの性能がないとね。
カローラじゃダメなんでしょうね!
「アナと世界の終わり」★★☆ [映画日記]
組み合わせの妙ですよ、食い合わせの!
高校を舞台にしたゾンビ・ホラー作品ですけども。
なんと、本格ミュージカル映画に仕立て上げているところが特徴です。
B級映画でありながら、クライマックスでは女子高校生と仲間たちが、壮大なバラードを熱唱〜。
歌い上げたわい!
まるでセリーヌ・ディオンか石川さゆりですよ!!
これまで観てきた映画の中で、「学園×ゾンビ」「学園×ミュージカル」という組み合わせは観たことがありましたけども。
「学園×ゾンビ×ミュージカル」という、三つ巴の組み合わせは初めてかも〜。
なんともアメリカ風味の組み合わせ。
ハンバーグの上にスライスチーズを乗っけて、食パンで挟んで食べる的な組み合わせですよ、太るやつ!
だから、てっきりアメリカ製の作品かと思っていたのですが、実はイギリス製の作品だったんですね〜。
だからなのか、何なのか、カラッと明るい感じはいたしません。
メイン・キャラクターはティーンエイジャーであるにもかかわらず、どこか空気がモヤッとしてる。
ネクラですよ!(←死語)
冷静に思い返してみれば、救いようのないお話でしたし。
何もかもお先真っ暗なんですよ、日本の国民年金制度みたいに!
挿入歌の曲数は多くて、音楽自体は楽しいのですがね〜。
全曲いい曲で、サントラを聴きたいと思いましたし。
コメディ寄りの作品と思わせておいて、「ゾンビもの」としては割とマジでなアプローチをしていたと思います。
ミュージカル部分で、出演者の歌唱力は並〜。
主人公アナも、顔はかわいいですけども、歌唱力は可もなく不可もなく。
毒にも薬にもならず!
脇役のいじめっ子の歌が一番上手だった、というのが皮肉〜。
もっとバキバキ歌えて踊れる子を主役にした方が良かったかもよ。
メジャーコードとマイナーコードがコロコロと入れ替わるという、校長先生のソロ曲が大好きなのですが。
校長先生もあんまりお歌が上手じゃないのが残念でした。
ちなみに憎まれ役の校長先生の見た目は、スティーブン・スピルバーグにそっくり。
むしろスピルバーグ本人に演じてほしかったです、この際!
結局〜、「学園×ゾンビ×ミュージカル」という組み合わせの発想は斬新でしたけども、要素が多すぎて、どれも中途半端に終わった感。
盛り過ぎたんですよ、一皿に!
鶏肉、豚肉、牛肉を一緒に煮込んでも美味しくならない、というか〜、うまくいかないものですね。
「空母いぶき」★★★☆ [映画日記]
TOHOシネマズ利用者特典「1カ月フリーパス」を使い、無料で何か映画を観ようとしたところ。
恩恵を受けたいんですよタダ券の!
「空母いぶき」か「コンフィデンスマンJP」かの二択に直面。
ボクちゃん、どっちかっていうと洋画派じゃないですか〜。
洋ものにかぶれてるじゃないですか〜!
どっちの邦画も観たくないから困りました。
究極の選択ですよ!(←大げさ)
さすがに「コンフィデンスマンJP」を観ても楽しめやすまい。
今回は「空母いぶき」を選ぶのが妥当ではないか。
今回は、いぶいた方が良い。
よし、いぶいとけ!
…ってことで「空母いぶき」を選択。
チケットをもらう際、窓口のねえさんにタイトルを大きな声で告げました「いぶき1枚!」と。
後から思えば、窓口のねえさんには「空母一隻!」って言ったほうが良かったかも。
その方が面白かったかも〜!(←ネタかい)
作品は、日本を舞台にした本格ミリタリー大作。
期待していなかった分、とっても満足できる作品でした。
架空の時代で、日本には架空の敵がいるという設定。
全編が「もしものコーナー」なんですよ!
日本政府と敵国との攻防を描いているのですが。
政府と海上自衛隊の対応をメインにした、シミュレーション感覚の作風。
小競り合いから、だんだん大きな戦闘に発展、ついには自衛官に死者も出てしまう、という物語がジワジワと怖いです。
ジワー・ウォーズですよ!
鑑賞中は、「日本が、こんな事態に陥ったらイヤだな。もし、こんな事態になったら自分はどうしよう」と思いました。
きっと、観客にそう思わせようとする意図もあるのでしょう。
普段のボクちゃんなんて平和ボケしてしてるじゃないですか〜。
興味があることと言ったら「ポイントカードのポイントを2倍もらえるにはどうすればいいか」くらいですよ!
たまには「もしも日本が戦争に関わることになったら」と仮定して、考えてみるのも良いと思いました。
自衛隊のみなさんの仕事ぶりが入念に描かれているのですが。
現場での判断の難しさが、よく伝わってきました。
自衛隊のみなさんだって人間だもの、それぞれの考え方がおありでしょうけども。
日本を守ることを共通項とし、見事な連携を見せるところに胸が熱くなりました。
メインの舞台は、日本が保有する架空の空母「いぶき」内ですけども。
クールな一匹狼の艦長役を演じたのは西島秀俊さんですよ。
「名探偵ピカチュウ」日本語版を観た者から「ピカチュウの声を吹き替えた秀俊さんがヘタクソだった。正直大根」との報告を受けていたボクちゃん。
あれから「今まで気にしたことは無かったけれど、ひょっとして秀俊さんは大根なのではないか。そういえば、どの演技も同じだし」と思っていたところでした。
今回、改めて「大根か否か」を重点に、秀俊さんの演技を見てみることに。
なるほど、たしかに大根っぽい。
限りなく大根に近い存在だけど、立派な大根でもない。
蕪みたいなお方だと思いました。