「女神の見えざる手」★★★ [映画日記]
2016年の作品です。
主人公の職業はロビイストですよ。
何ですかな、ロビイストとは。
ネイリストと同じですかな、違います!
ロビイストとは、政治やマスコミを、知恵を使って裏で操作する方たち。
策士のことらしいです、諸葛孔明みたいな。
あるいは秋元康みたいな!
今回の主人公、ロビイストのスローンは美人です。
美しすぎる裏方ですよ!
仕事もスゴ腕のスローン。
対立する団体の他、味方であるはずの上司や部下の行動まで先読み。
毎日毎日、接してくる者の裏を読んで読んで読みすぎて、ちょっぴりサイコ化しているではないか!
プッツンしてるんですよ!!(←死語)
そんなところが大げさで面白かったです。
当然、スローンには友達も交際相手もおりません。
「なんか今晩、誰かに抱かれたいわ〜。人肌恋しいわ〜」と思ったときは、お金で男を買うという。
「ひと抱かれ」するんですよ!
そんな超・個性的な女性スローンが、ズルい白人のおじさんたちを相手に論破しまくる、というところが痛快です。
こういう設定とお話は、海外ドラマでよく見かけるスタイル。
ドラマ「殺人を無罪にする方法」や「スキャンダル」に似ているな〜、と思いました。
作品が公開された2016年頃の流行と言っても良いでしょう。
乗っかったのかもよ、トレンドに!
スローン役を演じたのはジェシカ・チャステインですよ。
彼女が好みそうな題材だし、デキる女役もハマりますから納得〜。
今回の役でゴールデングローブ賞にはノミネートされていたんですね。
もっと見た目をブサイクにしていたら、アカデミー賞にもノミネートされてたかもよ。
今回は、頭のてっぺんからつま先まで、スキなくキレイでしたからな。
中華料理も純白のお洋服で食べてましたからな、汁が飛ぶのに!
監督はジョン・マッデンなんですね。
代表作は「恋におちたシェイクスピア」の人。
もしくは「コレリ大尉のマンドリン」の人ですよ、マンドリン監督〜!
今年70歳のマッデンさん。
過去の代表作から今作まで、本編の尺は2時間越えが多いんですよね〜。
話が長いおじいちゃんなのでした。