「オーヴァーロード」★★★☆ [映画日記]
オモローイ。
掘り出した感のあるB級エンターテインメントでした。
道端で10円玉を見つけた気分ですよ!
製作はJ・J・エイブラムスということで。
ブランドものですよ、「JJ印」が付いてますから!
足袋に例えたら「福助」みたいな印ですよ!!
本編を観てみたら、確かにJJが好きそうな感じ〜。
いかにもJJが企画書に制作許可のハンコを押しそう〜。
時代設定は第2次世界大戦中。
ナチスが占領しているフランスに降り立ったアメリカ小隊が、未知の恐怖を体験する、という、アクション・ホラー作品です。
中盤以降は激しいバイオレンス・シーンの連続〜。
そういうのが苦手な人にオススメできないのが残念です。
特殊映像のクオリティもバッチリで、アトラクション感覚で楽しめる恐怖映画でした。
要所で、観客を「ワッ!」とビックリさせる、脅かし場面があるのですが、ベタなやつ!
「そろそろ、脅かし場面が来るな」と感じたら、いちいち目をつむっていたボクちゃん。
その対応が効いて、ほぼ脅かされることはありませんでした。
作品を満喫したい場合は、お目目はパッチリ開けて、存分に驚いたほうがいいでしょう。
その方が元は取れるでしょう!
B級作品らしく、スタッフも出演者も無名がそろっています。
全員がポッと出なのですが。
今後はブレイクしそうな人材ばかり。
みんなダイヤの原石ですよ!
監督はジュリアス・エイヴァリーという人で、長編制作の経験は浅いですが、アメコミ原作の新作「フラッシュ・ゴードン」の監督に既に抜擢されていますよ。
金の卵なんですよ、金卵!
主人公で気の弱い兵士ボイス役を演じていたのは、ジョヴァン・アデポという若手男優なのですが。
新「スター・ウォーズ」シリーズに出演しているジョン・ボイエガを、ちっちゃくした感じ。
ボイエガの後釜を狙えそうな子。
そのうち稼げそうな子!
しばらく寝かせておくと味が出そうな子でした!!(←雪の中で寝かせた大根かい)
兵士ボイスの上官フォード役を演じたのがワイアット・ラッセルですよ。
カート・ラッセルとゴールディ・ホーンの息子さんですよ、あそこんちの子!
見せ場のある役で、父カート・ラッセル系の演技を見せておりました。
写真撮影が好きな兵士チェイス役を演じていたのが、ドラマ「エージェント・オブ・シールド」のフィッツ役でおなじみ、イアン・デ・カーステッカーでした。
5年間くらいドラマを観てきましたけども、初めて知りましたよ男優名!
ドラマではクールな役のイアン・デ・カーステッカーですが、今回の映画では見事にヨゴレたわな。
メチャクチャな感じになる場面では、思わず笑ってしまいました。
いろんな場面で写真を撮っていた兵士チェイス。
てっきりカメラも写真も、物語の伏線かと思ったのですが、手付かずのまま終わりました。
ご放置ですよ!
そういう緻密さはないんですよね〜。
頭を空っぽにして楽しめるタイプの作品でした。