「ドント・ウォーリー」★★★ [映画日記]
ホアキン・フェニックスが、実在した風刺漫画家ジョン・キャラハンさんを演じておりますけども。
ジョン・キャラハンさんというお方を全く知りませんでしたが、元・アル中で、交通事故で四肢が麻痺しているという苦労人だったんですね。
今回の作品は、彼の「人生ボロボロ時代」から、風刺漫画家として世に認められて成功するまでの心理変化を描いていて、簡単に言えば感動風味なのですが。
風刺漫画の内容が、人種や性をテーマにしたものが多くて、さわやかさは薄め。
連発するんですよ、おやじギャグみたいなやつ!
主な舞台は1970年代頃ということで、昔だから許されるネタだな〜、と思いました。
今こんなネタを書いたら炎上するわな、剛力彩芽ちゃんのインスタですら炎上する時代ですから!
そして、ホアキン・フェニックスに1970年代頃のファッションが似合ってなかった〜。
古着殺しですよ!
ジャック・ブラックとか、共演者はファッションが似合っていたから不思議でした。
ジョン・キャラハンさんについて驚いたことは、座っている自動車いすのスピードが速すぎること。
ビュンビュン飛ばして、ちょっとした原付!
まるでパッソルですよ!!
ものすごく危なかったです。
劇中では横転してましたしね。
もう一つ驚いたことは、ジョン・キャラハンさんのガールフレンドが美人すぎること。
ときどきセクシーだし、性格も良くて100点満点のガールフレンド。
彼女はジョン・キャラハンさんに会うたび言いますよ「うふふ。イケメンね」と。
ホメ上手!
これ、ホントに実話なの?
ボクちゃん、ア然としたわい!
鑑賞後も「あの美女は、ジョン・キャラハンさんが見た幻覚なのでは?」と思っています。
疑いのまなざしですよ!
ガールフレンド役を演じているのはルーニー・マーラで、堂々とした美女っぷり。
これはピッタリの役でした。
ホアキン・フェニックスとルーニー・マーラは、実生活でも交際していますが。
今回のルーニー・マーラのことは誰でも好きになる。
状態が良い!(←中古車かい)
ホアキン・フェニックスが抱きたがるのも仕方ない、と思いました。
ジョン・キャラハンさんは、自分の弱さや甘さを認め、精神的に成長。
その過程に関わり、彼を手助けした人物が若き大富豪で、同性愛者のドニーなのですが。
ガス・ヴァン・サント監督らしく重要な役に仕上げられているドニーは、長いブロンドをなびかせるイケメンなのですがね〜。
観ている間「なんか、ジョナ・ヒルに似ているイケメンだね。誰だろう」と思っていたら。
なんと、そのイケメンはジョナ・ヒル本人。
どっちかって言えばブサイク路線だったあの子が化けて出たーっ!
髪型、ひげ、ファッションを駆使して「ふんいきイケメン」への変身に成功。
スタイリストの力量にうなったわい。
ジョン・キャラハンさんの再起よりも、インパクトのある転身になってました。
Don't Worry, He Won't Get Far on Foot - No te preocupes, no llegará lejos a pie
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