「シュガー・ラッシュ:オンライン」★★★ [映画日記]
ゲームの世界を描いた、ディズニー製CGアニメ作品ですけども。
「どうしようかな。観ようか観まいか」と悩む作品。
「帰ろかな、帰るのようそうかな」byサブちゃんみたいな作品ですけども!
観てしまえば、「かわいい、カッコいい、気色悪い」の三拍子揃った見事な内容で満足ナリ~。
やっぱりディズニーって大物ですね。
スゴイ事務所~!
ヒロインがキュートな少女ということで、パッと見は「女子向け」ですが。
劇場にはヒロインのコスプレをした女児もいて、かわいかったし~。
実は、大人の男性が楽しめる設定とストーリーだと思います。
男っぽいです、男臭い!
男の靴下みたいな臭いですよ!!(←イヤな例えですか)
今回は、主人公がゲームの世界から、インターネットの世界に飛び出してます。
広げたんですよ、風呂敷!
インターネットの概念を、柔らかいタッチで表現した世界観がオモローイ。
ネット・ショッピング、オンライン・ゲーム、SNS等、現代のネット環境がビジュアル化。
マンガ化ですよ!
カーアクションの場面は、バックしたままジャンプしたり、運転テクがクールで、男性にウケそう、と思いました。
「簡単に儲かる」みたいな、胡散臭いポップアップ広告をクリックしたら暗い裏通りに連れていかれる…等、ネットの闇まで描かれてますよ。
また、ネットの中だけでお金を稼ぐ方法まで描かれていてビックリ。
お子さまの教育に良いんだか悪いんだか分かりません。
まさに、大人の世界が広がっておりました。
物語も大人っぽいです。
転職を決心した後輩の背中を、そっと押してやる先輩…みたいなお話なんですよね~。
サラリーマン賛歌ですよ、せつないタイプの!
観ながら涙が出たわい!!
予定調和で終わらないお話で良かったです。
最も衝撃的だったのは、シンデレラや白雪姫など、歴代のディズニー・プリンセスが総登場する場面。
日本語吹き替え版で観たのですがね~。
なんと、オリジナル版の声優さんが集結〜。
一言二言のセリフを録音するために、みんな呼び出されて来たんですよ!
当然、ラプンツェルは中川翔子ちゃん、メリダは大島優子ちゃん。
「アナと雪の女王」のアナは神田沙也加ちゃんで、エルサはお松が来たーーっ!(←松たか子)
お松が出たときは興奮して、心の中で「お松!お松!」とお松コールですよ!!
字幕版も、オリジナル版の声優さんが担当しているみたいです。
豪華声優陣ということで、ディズニー・プリンセスの出番は多めでした。
呼び出したんだから元は取れ、ってことでしょうか?!
広がりを感じずにはいられませんでした、プリンセス商法の!
もはやプリンセス・アベンジャーズですよ!!
やっぱりディズニーって大物だと思いました。
スゴイ事務所~!
シュガー・ラッシュ:オンライン(オリジナル・サウンドトラック)
- アーティスト: フィル・ジョンストン,トム・マクドゥーガル,Thelma Aoyama,EMI K.Lynn,REO
- 出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・レコード
- 発売日: 2018/12/19
- メディア: CD
「バッド・バディ!私とカレの暗殺デート」★★★ [映画日記]
2015年のバイオレンス・アクション・コメディ作品です。
主演のサム・ロックウェルが、映画「スリー・ビルボード」での演技で、アカデミー賞助演男優賞を受賞する直前のお姿を見ることができますよ。
餃子に例えるなら焼きあがる寸前のお姿ですよ、皮が透き通ってきたあたり!
2015年作の時点で、すでにサム・ロックウェルが輝いて見えるから不思議です。
アカデミー賞というイメージ効果ですよ、錯覚!
ヒロインのマーサ役はアナ・ケンドリックが演じております。
マーサが、サム・ロックウェルが演じる殺し屋フランシスにナンパされて始まる物語。
売店で引っ掛けられたわい!
やがて恋愛関係に発展するお2人ですけども。
結構離れてんね、年の差!
そんでナンパ恋愛するには、2人とも年食ってんね!!
実年齢は、アラフィフとアラサーの2人。
本来なら上司と部下みたいな構図になるはずですが、劇中ではキャッキャ、キャッキャとおデートをしています。
はしゃいでんよ、ネンネみたいに!
おそらく劇中では、男は30代前半、女は20代半ばくらいの年齢設定なのだと思います。
冒頭から「つまんない映画臭」がプンプン。
ちょっと外気を入れて臭みを追い出したい。
小窓を開けたい!・・・と思うくらいでしたけども。(←便所かい)
暴力場面のある中盤から、奇跡的に盛り返しました。
臭みがキレイさっぱり無くなったわい、お酒に漬け込んだ豚肉みたいに!
抱かれた男が殺し屋と知り、女自身も殺し屋の才能に目覚めてしまう、というハチャメチャすぎるお話が楽しかったです。
2人で「ナイフ投げ」の練習してましたしね。
西洋人って「ナイフ投げ」が好きだわな~。
なんかどうも、ジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートが共演した「エージェント・ウルトラ」みたいな、クレイジー・ラブ映画っぽいノリがあるな~、と思って観ていたのですが。
後で調べてみたら、脚本家が同じでした。
実はウルトラ脚本家だったんですよ!
今回の作品も、ジェシー・アイゼンバーグとクリステン・スチュワートくらいの年代のスターが演じると、よりハマったかもしれませんけども。
サム・ロックウェルもアナ・ケンドリックもスター様。
ご立派なもん!
魅力は十分ありました。
サム・ロックウェルがアクションしている姿も新鮮。
怖い表情をすると、ややゲイリー・オールドマンっぽい顔になるのも面白かったです。
アナ・ケンドリックも、目元は冷めてる子じゃないですか~。
元々、人形の目を持つ女!
だから、物語の後半でキレてヒステリックになる場面では、本当に怖かったです。
あの、焦点が合ってんだか合ってないんだか分からない目がリアル。
ボクちゃんヒヤッとしたわい。
背中に、冷蔵庫から出したばかりのしらたきでも当てられたかのようでした!