「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」★★★ [映画日記]
キーワードは麻薬カルテルですよ、カルテル。
カクテルじゃありませんから!
ベニチオ・デル・トロと麻薬カルテルの相性バッチリ。
やっぱりベニチオには、白いお粉がよく似合う~!(←ホメ言葉)
最近では、「スター・ウォース」シリーズや、「アベンジャーズ」シリーズにもチラッと顔を出しているベニチオ・デル・トロですけども。
あの人に宇宙やメカは不釣合い。
あの人には、メキシコでの密輸や不法入国の方が肌に合う。
そんな役を演じると、とても汚らしくて、ハリウッドスターには見えやしませんしね!(←ホメ言葉)
・・・そんなことを、今さらながら実感してしまいました。
今回の作品は、麻薬抗争と、取り締まる捜査を描いたサスペンス大作の第2弾で、爆弾テロを扱ったお話になっています。
1作目は、コテコテの娯楽作というわけではなかったから、まさかのシリーズ化にビックリ。
米国人も好きだねぇ、テロとカルテル物語!
前作の監督は、ドヨ~ンとした作風が持ち味のドゥニ・ヴィルヌーヴでしたけども、続編の監督は別人に。
だからドヨ~ンとはしていませんでした。
鑑賞中は「もうちょっとドヨ~ンとしてもいいんじゃない?そろそろドヨ~ンとしてみたい。まだかドヨ~ンは」と、ドヨ~ンが欲しくてたまらなくなりました。(←ドヨ~ン中毒かい)
しかし、前作同様「突然の爆発で観客をドキッとさせる」というサプライズ精神は健在。
ホント、脅かせ上手!
今回の爆発シーンもドキっとさせてくれて満足ナリ~。
前作の主演はエミリー・ブラントでしたけど今回は不在。
そのかわり、何人か子役が出てきて「犯罪がお子さまたちを巻き込んでいる。お子さまたちが被害者にも、加害者にもなっている。このままでは将来が心配」という問題を提議しているところが、今回の特徴だと思います。
実質、ジョシュ・ブローリンとベニチオ・デル・トロのダブル主演という形になってますけども、オッサン版のW浅野ですよ!
そんな渋いおじさん2名と、子役たちの絡みがイイ感じ。
とくに、おじさん2名が、女子高校生イザベルを騙して拉致する場面が入念~。
大勢の部下と共に、爆弾を仕掛けたり、銃撃したり、ドアを蹴破ったりして、なんとも壮大なドッキリを仕掛けたわい!
どんだけ時間と手間ひまかけてるんでしょうかJK相手に?!
ジョシュ・ブローリン宅に、ベニチオ・デル・トロがやってきて、2人で軽くおつまみをつまむ場面にも枯れた魅力が。
月桂冠と、あぶったイカが似合いそうな2人でした。