「ボヘミアン・ラプソディ」★★★☆ [映画日記]
エッ、フレディ・マーキュリーって出っ歯だったの?
「おそ松さん」のイヤミみたいなお口になってるんですけど~?!
演じたラミ・マレックが、思いっきり「付け歯」を装着して大熱演。
序盤でのラミ・マレックは、あまりにも似合わぬ長髪ヅラをかぶってハッスル!
もうね~、恥ずかしいだの何だの言ってられないんですよ!!
クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの音楽人生を再現した作品ですけども。
まーね、ラミ・マレックとフレディ・マーキュリーは、見た目が全く違うのですが。
ラミ・マレックは、ものすごくがんばっていると思います。
顔が似てない分、動きでごまかしたわな!
手足をバタつかせて、観客の気を散らしたわい!!
フレディ・マーキュリー以外のバンドメンバーについては、よく知らなかったのですが。
今回の作品で、他メンバーの情報も知ることができて勉強になりました。
他メンバーは、みんな頭が良かったんですね~。
実はインテリ・バンドだったんですよ!
そんな他メンバーを含めた、クイーン役者さんたちのライブ場面が素晴らしいです。
完璧だネ、その口パク!
そしてエア演奏!!
カネを取れる芸でした。
忘年会に呼びたいくらいですよ!
フレディ・マーキュリーの曲作りや、私生活の裏話が盛りだくさん。
血縁者や子ども時代の写真なども出てきて、小ネタも充実。
おかずぎっしり、幕の内!
バンド結成から出世後、フレディ・マーキュリーが病におかされるまでを描いておりますけども。
なんとも立派で、キレイなストーリーになっている。
少~し感動させるとろこがニクいわな。
心に違和感を抱えているフレディ・マーキュリーが、、音楽活動を続けていくうちに、自分の個性を発見して受け入れていく、という、人間の成長物語になっていたと思います。
話を盛り上げるためか、ちょっとフレディ・マーキュリーがグレた感じになる場面もありますが。
ムクれてしまうんですよ!
犯罪を犯すわけじゃなく、基本的に、まともな男子だったと思います。
ビックリしたのは、フレディ・マーキュリーには嫁がいたんですね!
抱いてたんですね!!
離婚後は、男性に抱かれるマーキュリー。
タイプの男性はイケメンじゃありません。
マイホームパパさんみたいな、ほっこりした癒やし系。
クマのプーさんみたいな殿方!
ビフテキが好きそうに見えて、実は「いも煮」が好きだった、みたいな意外な嗜好!!
父親の愛が欲しいと思いながら生きてきたから、そういう男性に憧れたのかな~と思いながら見てました。
顔をうずめたかったんですよ、ビール腹に!
そんな素朴な好みも、フレディ・マーキュリーの好感度を上げておりました。