「ルイスと不思議の時計」★★☆ [映画日記]
ジャック・ブラックとケイト・ブランシェットが共演、監督は近年だと「ノック・ノック」が印象的だったイーライ・ロスだいうことで。
その名前だけ見ると豪華ですよ、スゴイ発注!
少年ルイスが叔父宅で暮らすことになるものの、その叔父は魔法使いだったというお話です。
ボクちゃん決して、このファンタジー作品をけなしたくはない。
鑑賞中も、作品の良いところをず~っと探しておりました。
この子の長所を見つけて伸ばしてやりたい。
仏心ですよ、金八先生みたいな!
しかし残念ながら・・・。
良いところがひとっつもナーーイ!
原作は児童文学だから、きっとお子さま向けの仕様にしたのでしょうけども。
その路線はイーライ・ロス監督に向いてない気がしました。
「ガキに食わせる料理なんて、砂糖をたんまり入れりゃあ良いんだろ?喜ぶんだろ?」的な、雑な味付けで、無難な演出と表現が続いてます。
お子さま客と、そのお母さま客にも気を使ってるのかも。
PTAに褒められたいのかもよ!
ストーリーも、さほど面白くならないままラストシーンまで。
物語自体にワクワクできないところも残念でした。
ジャック・ブラックとケイト・ブランシェットの顔合わせもケミストリー起こらず。
むしろ食い合ったわい、ハブとマングースみたいに!
2人の掛け合いも軽妙さを狙ったはずがグダグダに。
こんなにも相性が悪いなんて、逆に驚きです。
個別に見たところで、こんなにも笑えないジャック・ブラックを見たのは初めてかも~。
ケイト・ブランシェットは姿勢がシャンとしていて、スタイルの良さが際立ってました。
ウエスト細いんだよね~。
あと、カイル・マクラクランも出ていて、昔のモノクロ写真でのお姿などは、顔に時代感があって味わい深かったですけども。
昔顔なんですよね~、古い顔!(←ホメ言葉)
しかし、実物が出てきたと思ったら、なんと顔には特殊メイクを施してました。
たっぷりと顔に貼り付けてきたわい、お肉!
せっかくの昔顔が殺された。
殺(や)られたわな!
主人公ルイス役を演じた子役のことを、「ルーム」や「ワンダー 君は太陽」でおなじみの名子役、ジェイコブ・トレンブレイくんだと思っていたのですが。
初めっから終わりまで、ず~っとそう思い込んでいたのですが。
鑑賞後に調べてみたら、なんと別人。
赤の他人!
見事にバカされたわい、あのガキンチョに!!
それはオーウェン・ヴァカーロという名の子役でした。
こんなにジェイコブくんに顔も演技も似てる子っていんの?!
見分けがつかないんですけど~?!
「不思議の時計」以上に不思議な存在でした。