「アントマン&ワスプ」★★★☆ [映画日記]
「アントマン」って「アベンジャーズ」メンバーの一員ですけども。
特殊ですよ、変な子!
ヒーローの「アントマン」役がポール・ラッドですし。(←失礼)
今回も相変わらず、アラフィフでありながらチャーミングな演技を披露するポール・ラッドでしたけども。
脱ぐ場面では鍛えた体を見せていてビックリ。
さてはアンタ、ジムに通ったねヒュー・ジャックマンみたいに!
ヒーロー役を意識しての役作りなのでしょう。
ポール・ラッドもプロなんですよ、ああ見えて!(←失礼)
アントマンが戦う敵も、宇宙から飛来した支配者とか、壮大な悪者じゃありません。
敵は闇市場のチンピラ!
しかし、だからこそ作品にはプレッシャーが薄く、のびのびとしていて、イキイキしたシリーズになっているだと思います。
のびのび野球みたいなもんですよ!
乗用車がミニカー・サイズになったりする映像がアメージング~。
映像がめちゃめちゃ楽しい~。
雑居ビルがキャリーバッグ・サイズになって持ち運べるところも便利~。
お持ち帰りできるんですよ、森ビルが!
アントマンも人間サイズから虫サイズになったり、その中間の鈴木福くんサイズになったりと、振り幅がスゴイです。
伸び縮みが激しいんですよ、伸びるサロンパスみたいに!
サイズを変えながら格闘したりする場面も良く出来て感心しました。
これらの現象に関わる人物が、全てアラフォー以上の大人だというところが素晴らしい~。
本来ならお子さまが面白がることを、全て大人がやっているんですよね~。
みんな抱いたり抱かれたりしている成人なのに~!
とくに、博士役のマイケル・ダグラスが良い風味。
良い爺さんのスメル!(←臭そうですか)
マイケル・ダグラスには、この役を永遠に演じてほしい。
もしくは、このシリーズを遺作にしてほしい。(←コラーッ!)
マイケル・ダグラスの研究室で助手を務めているのが、なんと大型犬サイズのアリ!
働いてるんです虫が!!
そんな、でっかいアリ数匹に突然囲まれてしまうのがローレンス・フィッシュバーンなのですが。
アリを見た彼の驚き方が「アッ。うわ~」程度なんですよね~。
もしボクちゃんが、あんな巨大なアリンコを目の当たりにしたら・・・。
1メートルほど飛び上がり、全力疾走でその場を立ち去るわな小便を漏らしながら!
マイケル・ダグラスと娘役エヴァンジェリン・リリー、主人公役のポール・ラッドのスリーショットも、他作品じゃ絶対に顔を合わせることのない絶妙な組み合わせ。
プリンと醤油と梅干を一緒にお口に入れたときのような美味しさでした!(←美味しそうに思えませんか)
お笑い担当のマイケル・ペーニャもオモローイ。
大好きペニャ夫!
おバカキャラのペニャ夫なのですが。
今回のペニャ夫は、なんとセキュリティ会社の社長に就任。
あんなペニャ夫が経営する会社が、果たして何日持つのかも気になりました。
「クリミナル・タウン」★★ [映画日記]
主演はアンセル・エルゴートですよ。
なぜブレイクしているのかサッパリ分からぬ若手男優なんですよね〜。
普通だよね、顔!?
共演はクロエ・グレース・モレッツちゃんで、2人は高校生カップル役。
生娘&チェリーボーイとして登場しましたぬけぬけと~!
アンセルがクロエちゃんを抱く場面もございます。
つまり初抱き場面!
初抱きにしては、2人とも落ち着いてる~。
模索感ナーイ!
なんべんか抱かれた後のクロエちゃんなんて「ふ~、良かったわよ」みたいな、けだるい感じでまるで娼婦!
とても10代とは思えない、大人びた態度にビックリしました。
いまどきの若いカップルは、みんなこんな感じなのでしょうか?!
みんな熟年カップルみたいな感じなのでしょうか?!
アンセルのフンイキは、他作品で観る姿と変わりありませんでしたけども。
クロエちゃんは一層キレイになりましたな。
アカ抜けたわな、この子!
都会に来て磨かれたわい!!
アンセルの父親役がデヴィッド・ストラザーンということで。
「ハハ~ン、息子は、50近くになって出来た子だね」と思いました。
父役にストラザーンは爺さん過ぎる気がしましたけど、まあいいです。
物語は、アンセル演じる男子高校生が、同級生が殺害された事件を究明する、というもの。
平和な日々を一変してしまう犯罪や、平穏に見える生活の裏に闇がある、というダークな日常が描かれております。
人種問題も組み込んでいて、高校生が主人公の割には骨のある物語でしたけども。
どういうわけか全体的にめちゃめちゃ退屈~。
メッセージ性もありますが、ガツンと響かず弱いです。
鑑賞中は、なんべんも寝そうになって困りました。
カップルや親子間の、ふとした会話に面白みがほしい。
もうちょっとギャグをかまして笑わせてほしい。
アンセルがボケて、クロエちゃんがツッコんでほしい!
しばき合ってほしいんですよ!!(←芸人じゃありませんので)
原作小説の持ち味だと言われている「ティーン・ノワール」の風味が、うまく出ていない気がします。
これでは、お出汁の抽出に失敗したお吸い物!
あるいは、松茸香料の入っていない永谷園「松茸のお吸い物」ですよ!!
クロエちゃんと、母親役キャサリン・キーナーの組み合わせは妙味。
2人の掛け合いは緊迫感があって、ちょっとした演技合戦の趣が。
「クロエ、どんな演技でも投げて来い。母ちゃんが全部受けて返したるさかい!」・・・みたいな、師弟ぽいフンイキがオモロかったです。
そうえばキャサリン・キーナーって、ちょっと前にも「ゲット・アウト」という人種問題作品に出てましたっけ。
人種問題に映える人なのかもよ、人種映え~!
「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」アマンダ・セイフライドが、実生活の元カレとイチャつく場面が切ない。 [映画写真日記]
いや~「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」な~。
楽しかったですけども。
マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー ザ・ムーヴィー・サウンドトラック
- アーティスト: ベニー・アンダーソン,ビヨルン・ウルヴァース
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2018/08/22
- メディア: CD
メリル・ストリープの出番が、ほぼ無かったのは寂しかった~。
懐かしいわな、この「メリルが男3人はべらす感」!↓
男3人も出番は少なくなりましたが、踊る場面でハジけてました。
ステラン・スカルスガルドもハッスル!↓
コリン・ファースも元気よくハッスルしてほしかったけれど・・・。↓
若かりし頃のメリル・ストリープ役を演じたのがリリー・ジェームズですけども。
リアルなキャスティングをするならば、若かりし頃はメリルの長女メイミー・ガマー、娘役はメリルの次女グレース・ガマーだと思うのですが。
それだとお客が呼べないしねぇ。
こちらのお写真がメリル家の女性たち。↓
結局、若かりし頃のメリル・ストリープ役はリリー・ジェームズで良かったと思う~。
「メリルの青春時代を演じてほしい」とオファーされて、堂々とやってのける人って、そういないし~。
劇中のリリーも気合十分でした。↓
ときどき、メリル風の仕草を見せるリリー。
こちらのお写真は、メリルを意識しすぎて別物になるリリー。↓
女性3人で歌う場面も、がんばっていたリリー。↓
海の上でもモテているリリー。
ボートに2人しか乗っていないのに、この盛り上がり~。↓
劇中での共演シーンは無かったリリー・ジェームズと娘役アマンダ・セイフライドですが。
プレミア会場ではご対面~。↓
アマンダ・セイフライドって、シリーズ前作での共演がきっかけでドミニク・クーパーと交際が始まりましたけども。
やがて破局し、現在のアマンダは別人と結婚して子を出産。
それを経て今回、またしてもドミニク・クーパーとイチャつく役を演じたアマンダ。
元カレと相思相愛の演技をする、って・・・。
ああ、涙のハリウッドスター!
観ていると切なくなってくる名場面でした。↓
「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」★★★ [映画日記]
シリーズ前作「マンマ・ミーア!」が10年も前の作品ということにビックリ。
そんな前だっけ?
ああ、光陰矢のごとし!
老け込むはずだわなアマンダ・セイフライドもワテらも!!
10年越しの続編では、冒頭からヒロイン役だったはずのメリル・ストリープが遺影で登場。
死んどる!
そのかわり、若かりし頃のヒロインが回想的に出てきて青春時代が描かれる、という内容ですけども。
若かりし頃のメリル・ストリープ役がリリー・ジェームズて!?
骨格から違うけど!?
「へ~、あのオバちゃんも昔はカワイかったんだ~。モテたんだ~昔は」的な、時の切なさを醸し出す配役になってました。
シリーズ前作は「うちの娘は父親が誰だか不明。男3人の、どの種が当たったんだか」という謎要素が物語の肝でしたけども。
子種ミステリーですよ!
今回は、その謎の解明に挑んだわい。
若かりし頃のヒロインが3人の男性に抱かれるエピソードで盛り上げてました。
引き続き子種ミステリーで引っ張るんですよ、結局!
果たして、どいつの子種が当たるのか?
子種のロシアンルーレット状態に!
ヒロインは旅の道中で、とっかえひっかえで3人の男性に抱かれていたことが判明。
日替わりで男が替わるんですよ、日替わり弁当のおかずみたいに!
そんなヒロインの様子を見て「この子は相当なタマだわな」と思いました。
途中でヒロインがのたまったセリフ「普段の私は頻繁に抱かれたりしない」も、しらじらしくて楽しかったです。
抱いた男性の加齢バージョンは、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドが演じてますけども。
コリン・ファースの仕事が相当ヤッツケ!
大体ふざけた演技をしていて笑いました。
ヤングバージョンを演じた若手男優たちが、加齢バージョン役を意識した芝居をしていて上手~い。
そんな若手の台頭で、ババアが騒いでいた前作に比べると爽やかな風味に。
前作がとんかつだったとしたら、今回は同じ豚肉料理でも脂を落とした豚しゃぶですよ!
サッパリといただけんの!!
メリル・ストリープの持つ、濃厚な牽引力が懐かしかったです。
制作サイドもそう思ったのでしょうか。
「もうちょっとインパクト欲しいよね」と、制作会議で誰かが言ったのでしょうか。
全く必要性を感じない役で、強烈な印象だけを残す爆弾女シェールがクライマックスでゲスト出演。
現実味のない髪型とメイクで出てきたシェー子!
明らかにスタジオ撮りで、明らかにクーラーが効いてるセットで歌うシェー子!!
ギリシャ風の開放的な世界観からハミ出した感がスゴイです。
確かにエグ味は出ましたけども。
その味が強すぎて、「マンマ・ミーア!」シリーズを木っ端微塵に破壊して終了~。
最後にゴジラが出てきたかのような効果でした。
マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー ザ・ムーヴィー・サウンドトラック
- アーティスト: ベニー・アンダーソン,ビヨルン・ウルヴァース
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2018/08/22
- メディア: CD