「ムーンフォール」★★★ [映画日記]
SF超大作が、日本での劇場公開をあきらめて、amazonプライム・ビデオで配信開始〜。
なんと劇中では、お月さまの軌道が変わっていました、何億年かぶりに!
ズレ込んだんですよ、スケジュールみたいに!!
その結果、お月さまが地球に落っこちてくる、という展開になりました。
激突すんの、星が!
ものすごく地上の近くまで来てましたよ、お月さま。
お月さまが近すぎると、地上の重力は弱まるらしいです。
お月さまが色々と吸い上げるんですよ、ゴミを吸い上げるダイソンの掃除機みたいに!
その現象に名前を付けるとすれば、「お吸い上げ」でしょうか?!(←「お吸い物」調で)
トラックから列車まで、いろんなものがフンワリと浮かんでいましたけども。
なんでか人間は、しっかりと地面を歩いていたのが謎でした。
そんな地球を守るため、米国人2〜3人が、旧型の宇宙船でお月さまを目指して飛び立ちました。
本当に信じられません、地球を救おうとする人材が、米国人2〜3人だなんて!
しかもそのメンツが、ハル・ベリーとか、パトリック・ウィルソンだとは。
みんなアラフィフですが?!
大丈夫なんでしょうか、更年期障害とかは?!(←大きなお世話)
しかも、彼らの武器は爆弾1個ですよ。
あのお月さまを、ボタン1発で仕留めるだと?!
しかも起爆ボタンは「長押し」っていう、余計な設定!
雑なドラマ、雑なIT解釈、雑な宇宙表現など、あふれる雑味が圧巻すぎる〜。
めちゃくちゃなお話で、鑑賞中は笑ってしまいました。
製作・監督・脚本は、「インデペンデンス・デイ」(1996年)などでおなじみのローランド・エメリッヒさんなのですが。
今作は、かなり「インデペンデンス・デイ」っぽいですね。
昔ながらの、レトロ・ディザスター・ムービーだと思います。
1990年代と同じことを、今でもやらせてもらえてる、っていう製作状況は、お幸せだと思います。
普通、「お月さまが落っこちてきそうになって、ハル・ベリーとパトリック・ウィルソンが爆弾抱えて宇宙に飛び立つ」っていう企画書は通りづらいですから。
この映画を、おカネを出して映画館で観たとしたら、残念な気分になったと思うのですが。
ずっと笑って観ていられたのは、amazonプライム・ビデオでの配信作だったから、だと思います。
しかも、ディザスター・ムービーって夏休みにもピッタリ。
「配信だと許せるタイプ」の映画でしたね。
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