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「エルヴィス」★★★☆ [映画日記]

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「最近、音沙汰ないな〜」と思っていました、ラマ夫さんのこと。(←バズ・ラーマン監督)
 
「もういい年だし、隠居気味なのかな〜」と思っていたら大復活。
 
60手前で大噴火〜!
 
ゴテゴテでギラギラ、テンションMAXなラマ夫さんの演出に酔いしれました。
 
この映画は、猛暑の中でもサッパリといただける冷やし中華じゃございません。
 
汗だくでハアハア言いながらすすり込む、豚の背脂で仕立てた、博多のとんこつラーメンですよ!
 
作品は、エルヴィス・プレスリーの「伝記もの」です。
 
みんな知ってる、一流芸能人のお話!
 
しかし本編を観てみると、知らないことだらけ〜。
 
エルヴィスさんて、双子だったんですね〜!…とか、小ネタがいっぱいでした。
 
性格、容姿、ミュージシャンとしてのポリシー、アーティストとしての反骨心など、彼の全般的な魅力を拾っている内容。
どうして人気者だったのか、これで納得できました。
 
若きエルヴィスさんが、歌唱中に足腰をブルブル揺らすと、客席の女性たちが大興奮。
 
悩殺されてんの、ブルブルに!
 
なんという、足腰効果!!
 
我を忘れてエルヴィスさんに飛びつき、食らいついていく一般女性を見て、笑ってしまいました。
 
まるで、エサに飛びついていくカツオみたいですよ、もう大漁〜!
 
なんというか、ここまでくると、色気というか、もはや特殊能力。
 
セクシー超能力者ですよ!
 
1950年代当時だと、「足腰のブルブル」だけでも、相当に過激なアクションだったことが伺えました。
 
モテたはずで、恋の修羅場も多かったはずですが、そういう小汚い場面は、ほとんどありません。
エルヴィスさんの美学だけを抽出した作風になっていたと思います。
 
そんな輝かしい一面とは裏腹に、もう1人の主役と言っていい、悪徳マネージャーがフィーチャーされている点が特徴ですね。
 
「大佐」と呼ばれる老人マネージャーが、いっつもエルヴィスさんにくっつき、収益を得て、私腹を肥やしていたんですね〜、知らなかった〜。
 
これは、ダークな腐れ縁!
 
本当に腐っている縁ですよ!!
 
劇中では、子供時代のエルヴィスさんが「スーパーヒーローになりたい」と、のたまっていましたけども。
 
マネージャーが悪役として機能していて、「光と闇、善と悪のせめぎ合い」も感じさせる物語になっていましたね。
 
エルヴィス役を演じたのは、オースティン・バトラーですけども。
 
かつて、ドラマ「マンハッタンに恋をして 〜キャリーの日記〜」に出ていた、あの、お人形みたいな顔をした男子!
 
まさか、あの子が、ここまでやれるとは驚きでした。
 
十分な仕事ぶりで、この一作で、ハリウッドのトップ男優の仲間入りかも。
 
基本的に、化粧映えする顔なのも勝因かと思います。
 
あと「男の、かっこつけ」が決まる人ですよね。
 
20代のエルヴィス役も上手にこなしているのですが、30過ぎてからの「おっさんエルヴィス」までも様になっているのがスゴイです。
 
「服を着ているのに、色気を出す」って難しいと思うのですが、演出込みで、よくやってると思いました。
 
1970年代のエルヴィスは、顔がまっ茶色なのですが。
 
土色ですよ!
 
ご本人の映像を見たら、確かに茶色〜。
 
当時の白人男性は、みんな顔が茶色だったんですね〜。
 
 
ELVIS (Original Motion Picture Soundtrack)

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