「アドリフト 41日間の漂流」★★★ [映画日記]
amazonプライム・ビデオで見つけた、2018年製の米国作です。
作品ジャンルは、米国人が好きな「漂流もの」。
流れされものですよ!
米国人って、漂流に神秘的なものを感じているのかな。
「漂流ってステキ」とでも?!
他の漂流映画と同じく、今作でも、主人公が漂流中に、美しくも厳しい大自然と向き合い、困難に対して哲学的な解釈をして成長する、みたいな要素を感じました。
今作が、他の漂流映画と違うところは、主人公が20代の女性という点。
漂流女子なんですよ!(←何にでも「女子」って付けたがる人かい)
しかも、1980年代に実際に起きた遭難事故を元にした物語だと聞いて、衝撃を受けました。
こんな惨事が、本当にあったとは〜。
米国生まれでタヒチ在住の主人公タミーは、ヨットで世界を旅して回るイケメン、リチャードと出会い意気投合。
リゾートラブですよ、ありがちな!
根なし草同士の恋ですわな!!
タヒチからサインディエゴまでヨット旅行を楽しんでいるタミーが、いろいろあって、太平洋のど真ん中で、船上に1人ぼっちで取り残されるというお話。
女子1人のサバイバル劇なんて見たことがなかったから、新鮮な展開でしたけども。
まー、タミーがたくましい。
元々、冒険好きの女の子。
普段から、高い崖から川に飛び込んで遊ぶようなアドベンチャー・ガール!
大破したヨットの修復から、遭難後の渡航計画まで、若干20代の女子タミーが1人で精力的にこなします。
しかしタミーはベジタリアン。
お魚ギライなのに、食べ物はどうする?!…っていう問題もありましたが。
魚を食べなきゃ自分が死ぬ、ってことで、船から海中に飛び込んで、モリで突いて魚狩り!
「あなた海女さんですか」っていうくらいの肺活量で、海中でもイキイキとした活動をするタミー。
アクアマンかい!…と思いました。
捕らえた大魚は、肉をちぎって素食い!
ああ「ノン味付け」のダイナミック献立!!
さっきまでの「ベジタリアン」という設定は一体…。
そんな調子で、タミーは、そのまま何十日間も漂流することになるのですが。
この子は特別〜。
「他の女子なら、とっくに死んでる」と思いました。
ラストシーン後には、タミーのモデルとなったご本人の映像も。
それを見て、さらに「人が持つ、心の底から湧いて出る生命力ってすごい」と思って感銘を受けました。
タミー役シャイリーン・ウッドリーと、ボーイフレンド役サム・クラフリンのツーショットが美しくて、眩しい〜!
浜辺の水際でイチャイチャしちゃってさ〜。
チャプチャプしちゃってさ〜!
絵に描いたようなリゾート・セクシー・カップルでした。
シャイリーン・ウッドリーって、最近とくに「いい女優だな」と思います。
喜怒哀楽の表現に、生活感があって良いですね。
泣いたりわめいたりする芝居が、いい感じに小汚い。(←ホメ言葉)
見た目も、キレイすぎないところが良いですね。(←ホメ言葉)
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