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「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」★★★ [映画日記]

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ああ、BLの深みよ。
 
切なさよ!
 
魔法映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズ全5部作のうちの、3作目ですけども。
 
冒頭から、おじさん魔法使いのダンブルドアと、同じくおじさん魔法使いのグリンデルバルドが、お茶しながら談話。
 
ダベってんの、喫茶店で!
 
ルノアールとかドトールみたいなお店ですよ!!
 
その席で早速、ダンブルドアの口から「かつては、グリンデルバルドを愛していた(抱かれていた)」みたいな発言。
 
高らかにBL宣言!
 
高校野球で言えば、選手宣誓みたいな場面でした!!
 
タイトルの「ダンブルドアの秘密」って、性の秘密だったんですね〜。
 
その後のダンブルドアは「かつて愛したグリンデルバルドと戦わねばならぬ。しかしまだ抱かれたい(?)」みたいな葛藤シーンがチラホラ。
 
殺るか、抱かれるか、みたいな感じですよ!
 
いろいろあって、クライマックスを経てからのラストシーンが切なすぎる〜。
 
あやうく泣きそうになりました!
 
おじさんによるBL要素が、この作品に奥深さを与えていました。
 
公開初日に劇場で観たのですが、ほぼ満員。
「多くの若いお客さんと一緒に、BL映画を観てしまったな」という、妙な充足感が。
 
満足したんですよ!
 
観賞後に、若いお客さんの感想を、わたくしの地獄耳がキャッチ!!
 
若いお客さんは「あのシーン、懐かしくて鳥肌たった」と言って、喜んでおられました。
同じ世界観の「ハリー・ポッター」シリーズとリンクした場面も、ファンを魅了していたようです。
 
このシリーズの好きなところは、大人たちが魔法の杖を使って、バラエティあふれる魔法を使うところ。
 
大人の映画なんですよ!
 
おじさんだって魔法を使っていい、って、ところが夢があるんですよね〜。
おじさんたちがスーツ姿で、魔法の杖をフリフリして戦う場面が、カッコよかったです。
 
グリンデルバルド役は、シリーズ前作で演じていたジョニー・デップがスキャンダルで降板したため、マッツ・ミケルセンが代役で登板。
ジョニー・デップからマッツ・ミケルセンに、完全に姿を変えたグリンデルバルドなのですが。
 
劇中では、その変化に対する解説なし。
 
トリセツ皆無で、完全スルー!
 
製作サイドによる「わかってるよね?代役だから」という、観客への無言の圧!
 
お客さんも、全員が「察してます」という態度の一体感が心地よかったです。
 
ダンブルドア役は、シリーズ前作から続投のジュード・ロウが演じているのですが。
 
わたくし勝手に、「グリンデルバルドが抱き役で、ダンブルドアの方は抱かれ役」と解釈しております。
 
マッツ・ミケルセンは、抱かれ役というよりは、抱き役の方が決まる気がしますので。
 
ハマる気がすんの!
 
ジョニー・デップにBLのイメージは一切ないので、今回グリンデルバルド役はマッツ・ミケルセンで良かったと思う〜。
 
改めて、マッツ・ミケルセンが持つ「男も女も、何でもござれ感」に魅了された作品でした。

 

 

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