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「パワー・オブ・ザ・ドッグ」★★★ [映画日記]

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ハリウッドでは、女流映画監督ブームの真っ只中ですけども。

 

流行ってんの、マリトッツォみたいに!

 

そんな折、ブームになる、えっらい前から評価されていたおなごを思い出しました。

 

「ピアノ・レッスン」(1993年)で賞レースを総ナメしなすったジェーン・カンピオン様ですよ。

わたくしも大好きな監督ですけども。

 

今作は、ジェーン・カンピオンが製作・監督・脚本を担当、Netflixが賞レースを意識した12月に、自信を持って放つオリジナル映画。

 

カンピオン様が、しっかりとふんどしを締めて作った本気作ですよ!(←女相撲?!)

 

タイトルだけだと「犬の映画かな?」と思いがちですけども。

 

「犬部!」とは違いますから!

 

1920年代のモンタナ州を舞台にした、カウボーイもの。

態度のデカい兄フィルと、優しい弟ジョージと、その妻ローズによる、心のぶつかり合いが描かれています。

 

兄フィルが、義妹ローズと、ローズの連れ子ピーターに対して悪態。

 

キツく当たんの、冷たい義兄!

 

今にも恐ろしい事件が起きそうな、誰かが誰かを殺しそうな予感がプンプン。

 

臭ってんよ!

 

「アメリカの白人男性社会は、元を正せばカウボーイ文化から始まった」とでも言いたげな、社会派作品なのかと思っていたのですが。

そういう意図の映画では無い感じ。

 

兄フィルが醸し出す緊張感は持続しつつ、中盤以降は、ややポップで、ミステリー要素を含んだ、意外な心理劇に発展。

詩的な風景に人間ドラマを乗せるという、カンピオン様の持ち味も生きてます。

 

多くの人が楽しめるライト感覚もあって、オモローイ。

 

これは発見、カンピオン様とNetflixの相性ピッタンコ〜!

 

これは、稼げるコラボレーション!!(←いやらしい)

 

兄フィル役はベネディクト・カンバーバッチで、「悪い性格のインテリ」という、元々ハマるキャラクターを演じて原点回帰。

 

今作では上から下まで脱いでいて、オチンチンまで見えたような、見えなかったような?!

 

あのオチンチン場面を見たとき「カンバチさん、アンタ、アカデミー賞に一歩近づいたね」と思いました、真顔で

 

いや「一歩」というか「一本」というか〜。

 

端役の男優たち数人も、川遊びをする場面がありましたが全裸。

 

その場面では、オチンチンが見えそうで見えない、奇跡のカメラワークが実現!

 

あらゆる場面で、オチンチンのさばきが良かったです!!

 

フィルの弟ジョージ役は、ジェシー・プレモンスということで。

 

「なるほど、ブサイク兄弟なんですね」と、ふと思う。(←失礼)

 

この兄弟が、いい年ぶっこいて、同じベッドで並んで寝ててビックリ。(←そういう文化なのでしょう)

 

兄弟は、寝返りも打てないくらいピッタリサイズでベッドに収まってました!

 

弟ジョージの妻ローズ役は、実生活でもジェシー・プレモンスの妻であるキルスティン・ダンストが演じているということで。

 

劇中では、ものの見事に「美形不在」のご家族が完成〜。(←失礼)

 

ろくにピアノも弾けない妻ローズ。

 

それなのに、夫ジョージが「ワシの妻はピアノが得意。みなさん、聴いてやってください。さあローズ、その高級ピアノで弾いてみて」と、人前に出される場面が悪夢。

 

ローズは半泣きで、指はブルブル。

 

あの場面には「屈辱のピアノ・レッスン」と名づけたかったです。

 

 

The Power of the Dog: A Novel (English Edition)

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  • 出版社/メーカー: Little, Brown and Company
  • 発売日: 2009/09/26
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コメント 2

とんび面

評価が高いようなので何の知識もなく観てみましたが、何か思わぬ方向に行きましたね
「悪魔はいつもそこに」「ヘレディタリー」みたいな怪しいオ―ラ。
最初はカンバーバッチさんが荒野の荒くれ者をやっていたのは意外でしたが、徐々に納得。
オーストラリアの清水尋也みたいな顔つきの息子もオスカーノミネートありそうです(ホントに紙のバラ作ってそうw)。
キルステン・ダンストのピアノのシーンは実際ありそうで、弟も悪いと思ったんですけど。あの弟はあまり働いてる様子もなく、単独農場主になったら破産しそうです
兄弟が同じベッドで寝てるのには私も引きましたが、伏線だったんですかね?
by とんび面 (2021-12-09 03:10) 

のむら

とんび面さん。
清水尋也、似てる〜!あの子も、確かに何かしら助演男優賞にノミネートされるかもしれませんね。なるほど、言われてみれば兄弟ベッドは伏線だったのかも。清水尋也の方も、思い返してみれば最初っから伏線っぽいものがありましたね。このように、この作品って、難易度がちょうどよく、解読感が心地よい作品だったと思います。監督&Netflixで、また映画を作ってほしいな。
by のむら (2021-12-09 14:48) 

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