「ラーヤと龍の王国」★★★ [映画日記]
ディズニーのCGアニメ作ですよ、デズニーさんの!
ドラゴンが出てくるファンタジー世界が舞台なのですが。
まさかの、全編アジアン・テイストが新鮮〜。
アジアって言っても、韓国とか中国とか、あんな感じじゃありません。
ベトナムとかインドネシアとか、南の方。
あっちの方ですよ!
ナシゴレンが食べたくなる世界観〜!!
主人公の少女ラーヤが、ドラゴンのシスーと共に各国を巡回しつつ、世界を破滅から救おうとする物語。
簡単に言えば「風の谷のナウシカ」のような、スペクタクル・アドベンチャーが繰り広げられておりました。
物語は、まあまあ予定調和の展開になるのですが。
デズニーさんのスゴイところは、いちいち「多様性」を盛り込んでくるところ。
最近しつこいんですよ!
ラーヤと敵対するライバル少女が出てくるのですが。
名前はナマーリですよ、ナマ子ちゃん!
ナマーリは単なる悪い子じゃない、普通の夢見る生娘だよ!…そんな「キャラ付け」が、見事に作用。
結局「敵も味方も、みんな仲間だよ!」みたいな、ちょっとした「人類補完計画」みたいな、多様性に対応したストーリーになっていて、予定調和の中にも新味がありました。
この話、脚本家はよく考えたな〜、と思います。
ラーヤの見た目は、ロングヘアーで、スタイルがスラッとしていながらも、かわいい顔。
ステキな子で、こういうタイプ、嫌いじゃありません。
一方、ライバルのナマーリはキツネ目!
髪型はハウスマヌカン風・刈り上げショート!!(←死語)
コシノジュンコ系ですよ!!(←死語)
女子2人の見た目には、格差を感じてしまいました。
かわいい顔の方が悪役になる日を、楽しみに待ちたいと思います。
ディズニー作品としては、「ムーラン」「モアナと伝説の海」系統の、有色人種の女子アドベンチャー映画。
有色ガールズ・ムービーですよ!
相変わらず、ストーリー中では、イケメンとのロマンスは排除の系統。
誰にも抱かれぬ女子映画シリーズですよ!
そして、たいがいヒロインはズボンを履いてる、ズボン女!!
ヒロインが格闘したり、刀で戦うことになるのがお約束。
みんな、すっぴんで「うぉぉぉぉ〜〜〜っ」って、うめいてる!
「多様性といえば、人種と性」というのは、米国らしいといえば、そんな感じですけども。
その表現が「女子が男っぽく戦うこと」一点ばかりで、少々さみしい気にもなるのでした。
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