「スキャンダル」★★★ [映画日記]
米の大手放送局FOXニュース内で、実際にあったセクハラ問題を描いておりますけども。
年配の男性CEOが態度L!(←死語)
部下の美女を部屋に呼んでは「スカート上げて。もっとまくし上げな!」とセクハラ行為。
女性が拒んだら「ふ〜ん。出世したくないんだ。そうなんだ」とCEOが権力を逆手に取るという。
なんたるクソ・ジジイ!
悪代官率100%!!
世界的にセクハラ社会の現代ですけども、現場がここまでヒドいとは。
そこまでやるのか白人男性!
ハレンチすぎる仕事場の光景に衝撃を受けました。
「権力×変態」が生み出したケミストリーですよ!
FOX局内の全体が、変態CEOの派閥が牛耳り、セクハラ容認みたいな職場になっているところもスゴイです。
もはやそこは職場というよりは、ハラスメント王国!
国家ですよ!!
みっともない会社なのですが、業界ではトップクラスということにア然。
これで一流なんですよ!
「みんな、よくそんな会社に就職するよね。働いている人も転職しないのが不思議」と思いました。
ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによるセクハラも、現場は似た感じなのかな、と思いました。
そんな感じで、現代アメリカにおいての白人男性社会を強烈に批判した、スーパー風刺ムービー。
同時に、職場内における戦争映画でした。
主人公はシャーリーズ・セロンが演じた看板キャスター、メーガン・ケリーということになってますけども。
一番の功労者は最初に訴訟を起こしたベテラン・キャスター、グレッチェン・カールソンだと思う〜。
セクハラ王国と化した環境を背景に、巨大な権力を相手にして、初めて訴訟を起こすのは並々ならぬ勇気が必要だったと思う〜。
よっぽど溜まっていたんですよ、うっぷん!
ここまでの功績がありながら、物語の主人公がグレッチェン・カールソンでないことが不思議でした。
主人公のメーガン・ケリーを演じる際のシャーリーズ・セロンは、カズ・ヒロさんによる特殊メイクで別人28号〜!
一体どんなメイクを施したら、あんなツリ目になるのやら。
キツメ目になるのやら!
顔の骨格まで違うように見える〜。
もしかして付けエラ?!
高クオリティのメイクを見せるために、もしかしたらグレッチェン・カールソンの出番が減らされちゃったのかな、とも思いました。
グレッチェン・カールソン役はニコール・キッドマンで、キャスター志望の若手職員を演じたのはマーゴット・ロビーですよ。
シャー子、キッ子、マーゴという、3大女優の共演が実現。
スリーショットがゴージャスでカッコいい〜。
「あたいたちを怒らせないほうがいい」という空気がバリバリ伝わってくる、効果的なキャスティングでした。
Bombshell (Original Music from the Motion Picture Soundtrack)
- 出版社/メーカー: Warner Records
- 発売日: 2019/12/13
- メディア: MP3 ダウンロード
さっそくトレイラーやインタビューなどの動画を見て、シャー子恐るべし!!と言う気分です。
キッ子は、若い時にかわいすぎたのか、キャラなのか、ベテラン特有の変な意味でテカテカしたところが無いので、私の目線では、
「弱そう・・・。」ってなっちゃって、戦力としてカウントしにくいんですけど、実際はどうだったんでしょうね。
そこに行くと、安定のシャー子は、トレイラーを見ていても、負ける気がしないんですよね。(笑)
マーゴは、若すぎてかわいすぎて妬ましいらしく、脳みそが受け付けません。(笑)
最近、プライムビデオで、ダ・ヴィンチコード関連三つといろんな映画を観まくっているので、ストーリーが絡みがちですが、女の戦争って、めんどくさいんだけど大丈夫?って思いました。
敵味方の区別が、すぐつかなくなるし、目的も曖昧だし、そのくせ、戦力だけはすごいんだけどなぁ。ちゃんとした司令官がいないとなんだけどなぁ。
by ぽん♪ (2020-03-01 07:27)
ぽん♪さん。
マーゴのことは、脳みそが受け付けないんですね!マーゴは、一見、強くて怖い印象を受けますが、中身がかわいらしくて、魅力がスゴイですよね。人気があるのもうなづけます。今回の作品では、シャー子、キッ子、マーゴの接点は、ほぼ無いんです。会話も、ほとんどしない関係なので、逆に、うまいこと連携が取れたのかもしれませんね。
by のむら (2020-03-01 13:03)
この映画、シャーリーズ・セロンの別人メイクのため、初めの頃にポスター見て「あれ、(二人はわかるけれど)3人目は誰だろう?!」と思っていたし、シャーリーズ・セロンと知ってからも「顔、違うくね?!」と思っていました...
封切りの日に観ましたが、ホンの時々、何かの拍子(ちょっと笑った時とか)に「あぁやっぱりシャーリーズ・セロンだ....」という顔を見せていた印象。
映画そのものはセクハラの酷さに呆れてモノが言えない感じ...
by 怪しい探麺隊 (2020-03-01 13:20)
怪しい探麺隊さん。
そうそう、たま〜に、シャーリーズ・セロン本人の顔になりましたよね!正面でツンとすましたときは別人になる、という計算されたメイクだったのかな。寝っ転がったりして、撮影角度が変わると顔がシャーリーズ・セロン本人に戻った気がします。ものすごいメイク技術ですよね。
by のむら (2020-03-01 15:31)