「ガーディアンズ」★★ [映画日記]
2017年のロシア製スーパーヒーロー・ムービーということで。
ヒーロー名はピロシキマンでしょうか?!(←違います)
日本での公開時、作品に興味はあったものの見逃していたのです。
先日、ケーブルテレビで放送されていたので、録画してみました。
ウキウキ・ワクワクしながら再生ボタンを押してみたら…。
冒頭から安っ!
2分ほど観ただけで「これはC級作品」と確信して落胆〜。
3分半ほど観たところで「もう観るのを止めようかな。停止ボタンを押そうかな」と思いましたけども、ラストシーンまでがんばりました。
なんとか持たせたんですよ!
結局、スーパーパワーを持つチームが、国を救うために悪役と戦う、というお話で、ロシア版「X-MEN」という感じでしたけども、ドラマ性はございません。
キャラクターたちは悲しい過去を背負っているようでしたけども、それはセリフで「俺も昔はあんなことや、こんなことがあったのさ」と説明するだけで、具体的な場面は一切ない。
撮影していないんです!
キャラクターが人間関係でモメることもございません。
スタッフには、感情的だったり、感傷的なものを作る気が、気持ちいいほどないのです。
内容は、ほぼ全てがアクション・シーンだという。
恐るべき低偏差値で攻めたわい!
CGを使った特殊映像も1990年代を思わせる安さなのですが、その量だけは多いので、映像スタッフのやる気は感じました。
業務時間だけは長いんですよ!
どうやら、ハリウッドのアメコミ作品を意識しているのか、オマージュっぽい場面もチラホラ。
ラストシーンの先には、続きの話を思わせるオマケ映像までありましたし。
さては憧れてんね、アメリカに!
ああ、なんてかわいいロシアの民よ!!
登場するヒーローさんたちは、石を操る「鉱物マン」、透明になれる「スケスケ女」、マッハの速度で移動して、車でも何でも刀で斬ってしまう「みじん切りマン」等。(←ネーミングは適当です)
アメコミでよく見かけるタイプ。
手垢の付いた能力でしたけども!
そんな中に1人、ユニークな能力を持つお方を発見。
なんと、人間なのに熊に変身しまう「ヒグママン」!(←ネーミングは適当です)
アメコミ界にも、獣に変身してしまうヒーローはいますけども。
ヒグママンは普通に熊。
地味に茶色い、並ヒグマ!
この作品の中で、唯一面白いところが熊でした。
まあまあ大きい熊さんなのですが。
戦ってみると、そんなに強いわけじゃない、っていう。
スーパーヒーローというより、ただの動物!
マタギに狙われないように生きていってほしいです。
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