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「リチャード・ジュエル」★★★☆ [映画日記]

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1996年のアトランタで実際に起こった爆破テロ事件を描いておりますけども。
 
「リチャード・ジュエル」って、爆弾を最初に発見した警備員のお名前なんですね〜。
 
日本名を付けるとしたら「宝田明」という感じでしょうか?!
 
最初に爆弾を見つけたからって、FBIに容疑者扱いされてしまうリチャード・ジュエル。
 
「見た目やフンイキが爆弾魔と一致する」みたいな理由がド失礼でした。
 
その前に、まずFBIにリチャード・ジュエルのことを通報したのが、かつて彼を警備員として雇っていた人物なのですが。
「雇っていたとき態度が悪かったから」みたいな理由で通報、って、仕方ないけど、やっぱりド失礼〜。
 
いや〜、普段からの態度って大事ですね〜。
普段から嫌われていると、いざっていうときに通報されちゃうんですね〜コワーイ。
 
「鹿撃ち」が趣味だったり、手榴弾の容器を購入していたり、事故現場の品を持ち帰っていたり、やたらと怪しいリチャード・ジュエル。
 
結局クサイ!
 
FBIの挑発に乗り、なんでもペラペラしゃべっちゃうリチャード・ジュエルがバカすぎてムカつきました〜。
 
「そういう時はねジュエルさん、黙秘します、って言って何にもしゃべっちゃいけないんだよ。海外ドラマでよくやってっから!」と、指導したくなりました。(←全く自慢できぬ指導ですが)
 
そんな感じで、リチャード・ジュエルが黒か白かも分からない、ミステリアスな存在のまま物語は進行。
果たしてリチャード・ジュエルは人を救った英雄か、それとも真犯人か?!…という展開に釘付けになるのですが。
思っていたほど、劇中で悪いことが起きなくてホッとしました。
 
もっとドロドロしたお話なのかと思ってました。
少しはドロついてはいますが、まあまあのドロつき。
 
そこそこのドロつきでした、ドロ付きゴボウ並みの!
 
製作者として名前が残っているのですが、元々ジョナ・ヒル主演、レオナルド・ディカプリオ共演で立ち上がった企画でしたけども。
これはレオナルド・ディカプリオが演じるには、やや薄い話〜。
降りて正解と思いました。
 
今作では、事件の真相と共に、リチャード・ジュエルと母親ボビ・ジュエルとの家族愛が入念に描かれることになった模様。
 
家族ドラマを強めに打ち出し、感動ポイントを上げておりました「ポイント2倍の日」みたいに!
 
家族愛と対をなすキャラクターとして、FBIと新聞記者が存在するのですが、とってもヤな奴〜。
FBI捜査官役を演じているのはジョン・ハムで、新聞記者役はオリヴィア・ワイルドなのですが。
とくにオリヴィア・ワイルドが悪い女〜。
 
情報を入手するために男に抱かれたわい!
 
ネタは体と交換ですよ!!
 
手柄のためなら他人の幸せぶち壊す、みたいなキャラクターで、オリヴィア・ワイルドの悪い顔にピッタンコ〜。(←ホメ言葉)
 
ツリ目が生きてんよ!(←ホメ言葉)
 
しかしながら、劇中でのオリヴィア・ワイルドには「反省して改心した」みたいなニュアンスの場面があったのが残念〜。
反省場面が中途半端すぎる〜。
むしろ反省しないほうがオモロいと思いましたけども。
 
クリント・イーストウッド監督作での大役を得て、必死にやっている感じは良かったです。
 
このまま悪女路線を極めてみてほしいです、菜々緒みたいに!


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M

「白人の下層階級で母親と二人暮らし。デブでモテなそうだから」そんな理由で犯人扱いされる宝田さんが気の毒でした。痩せて見返してやれっ!
しかし、貧乏扱いされている家のキッチンがあきらかに日本より広め。アメリカ人には日本の家って本当にウサギ小屋に見えるんでしょうね…☆
by M (2020-01-21 13:33) 

のむら

Mさん。
宝田家の物件、日本ではまあまあ中流の物件ですよね。宝田家の室内はよく片付いていて「お母さん、ちゃんとしてらしゃるわ〜」と思いました。「羊たちの沈黙」以来FBIのプロファイル場面ってよく見ますが、今回の「デブでモテなそうだから」というプロファイルは、なんともザックリしていてアメリカ的だな〜、と思いました。
by のむら (2020-01-21 23:11) 

まかれな

度々すいません。オリビア・ワイルド好きなので
(旦那がコメディアンのジェイソン・サダイキスだから)
コメントします。

この映画のオリビアが、ネタのために抱かれた描写が
事実と違うので、かなり問題になってるみたいです。
モデルの女性はすでに亡くなってるので、
彼女が所属してた新聞社が「虚偽で悪質だ」と
批判してるらしいですね。

後、オリビアさんは、最近「booksmart」と言う
映画を撮っていて、すごく高評価らしいです。
しかもジョナ・ヒルの妹が主演とか。
「リチャード・ジュエル」は観ないかもしれないですが、
「booksmart」は絶対観ようと思っています。
by まかれな (2020-01-23 11:42) 

のむら

まかれなさん。
映画会社の言い分は「調査に基づいた設定だから問題ない」とのことですね。まーね、別にどっちでも良いんですけども。ああいう女性、本当にいるだろうな、とは思いました。ジョナヒルに妹がいるんですか?!「ヒル兄妹」なんですね。いっぺん妹の演技も見てみたいですね。
by のむら (2020-01-23 20:48) 

まかれな

イーストウッド本人は
「妻2人、愛人6人、子供7人、孫2人」らしいので、
「ネタのために寝た(ダジャレ)」くらいで
「故人の尊厳を傷つけた」とか、
全く思わないんだろうなぁ、とは思います。

ただ、モデルの女性が生きてたら、
多分、訴えられたでしょうし、
亡くなってるから、大胆に脚色したんでしょうね。

「ハスラーズ」のジェニロペもモデルに
なった女性から訴えられてるそうですし、
実話系映画は、話半分で観るのが良さそうです。
by まかれな (2020-01-24 09:36) 

なんぞう

初めまして
by なんぞう (2020-01-24 17:52) 

なんぞう

すいません、コメントがちゃんと送れてなかったようで大変失礼しました。
改めて初めまして。いつもブログ読ませていただいてます。

のむらさんの記事を読んでリチャード・ジュエルを見に行こうと思います、と書いた内容だったのですが、怪しい書き込みになってしまいました。
すいませんでした。
by なんぞう (2020-01-24 18:04) 

ちびまま

ジェエル見てきました。予想通りガラ空きで(笑) サム・ロックウェルが珍しく爽やかと言っても良い位の善い弁護士を演じてましたけど、あの事務所どうみても宝田さん(笑)しかクライアントがいない感じで、あれで事務所経費や可愛いアシスタントの給料払えんのか?と余計な心配しちゃいました。後に結婚したのも経費節減かも?と疑ったりして(笑)コメディ・リリーフになりそうなトボけ顔のワンちゃんが後半消えたのは残念でしたワン(笑)
by ちびまま (2020-01-24 22:13) 

ちびまま

いい忘れたけど借りた?貰った?([コピーライト]?Mr.K)100ドルも返したかどうか分からなかったし、弁護士費用の話もでませんでしたね(笑)
by ちびまま (2020-01-24 22:26) 

のむら

まかれなさん。
「ハスラーズ」が楽しみです。なんでも、「ジェニファーロペスがアウトオブサイト以来良い」との評判。「アウトオブサイト」とは、またえらく古い作品以来ということでワクワクしています!

なんぞうさん。
いえいえ、いつもご覧いただきましてありがとうございます!「リチャード・ジュエル」を楽しんでいただけるといいのですが〜。また気が向いたらコメントしてくださいね。

ちびままさん。
がら空き劇場での「リチャード・ジュエル」最高ですね!言われてみれば、あの弁護士事務所、かんこ鳥が鳴いているようでしたね、狭かったし〜。そして、後に、あの事件での収入はどうだったのかも気になりますね。サムロックウェルがアシスタントに、静かにチューをしたとき「あ、抱いたんだね」とピンときました。アシスタントは良い子でした。
by のむら (2020-01-24 23:31) 

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