「ターミネーター:ニュー・フェイト」★★★ [映画日記]
冒頭、「ターミネーター2」(1991年)劇中の、サラ・コナーがイラついている映像が流れるのですが。
「近い未来に戦争が始まんだよ。アンタたちも死んじまうんだからね!」みたいなことを言う場面ですよ。
たった数十秒でしたが、見入ってしまいました。
魅了されたわい、女のイラつきに!
そんな名作の続編が、今回の「ターミネーター:ニュー・フェイト」。
これまでも、「ターミネーター2」の続編を作っては失敗しておりましたけども。
またしても新たな続編を作ったんですよ、性懲りもなく!
なんてしぶとい。
あきらめを知らぬご商売!
叩いても叩いても動き回る、ゴキちゃんみたいなシリーズですけども!!
今作は、なかなか良いところまでいってます。
アクションは、まあまあ壮絶だし、敵もしつこくて、いかにも「ターミネーター」らしい、それっぽい場面のオンパレードでした。
「ターミネーター」のお味がたっぷり。
エキスが出てんよ!
新味として、ターミネーターと互角に戦える強化人間が登場〜。
メカ女ですよ!
演じているのは、マッケンジー・デイヴィスですけども。
ブロンドのショートヘアに、白いTシャツが似合っていて、動きもシャープでカッコいい〜。
レズビアン界を征服できる魅力〜!
ボクちゃんの中の「抱かれたい女優ランキング」の上位にも食い込んできたわい!!
そしてリンダ・ハミルトンがサラ・コナー役として復帰。
これは大復活ですよ、ゴジラとモスラがリブートされたみたいな!
仕方ないけど、ハミルトンの老けっぷりには衝撃。
老婆じゃん!
声もガラガラで、めちゃめちゃ低音。
このまま「エクスペンダブルズ」に入っても遜色ないオッサンぶりでした!
ハミルトンと旧型ターミネーター役のアーノルド・シュワルツェネッガーが横並びで銃撃している場面を観たときは「ああ、こんな日が来るなんて」と感無量になりました。
そんなサラ・コナーですがね〜。
まーね、別にいなくても影響のないお話でしたな〜。(←扱いは主役です)
鑑賞中は、アクションが盛りだくさんで楽しいな〜、と思っていたのですが。
帰宅して、冷静に思い返してみれば。
続編と言いながら、筋書きから、キャラクター設定、アクション、ギミック演出など、最初から最後まで大体が「ターミネーター2」のままじゃん。
基本的に同じ展開じゃん!
ああ、その先の話が観たいのに〜!!
ただ「ターミネーター2」とは見た目は違う。
キャラクターの人種と性別を変えただけ!…っていう。
主要人物が女性になって、まさかの「おんな映画」として蘇ったわい!
多様化が求められているエンターテインメント界。
人種や性別を重視されては、作品の感想も悪く言えんわい。
上手な口封じですよ!
「ターミネーター2」の続編というよりは、時代に合わせたアップデート版という感じでした。
Terminator: Dark Fate (Original Soundtrack)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: La-La Land Records
- 発売日: 2019/11/29
- メディア: CD
お久しぶりです。
この映画、自分は大好きでして。
T3、4、5を完全に無かったことにする、という設定からしてもう最高です。まあどれもスベってましたしね。
あと、人間、ロボット(ターミネーター)に加えて改造人間がでてくる、というぶっとび設定もよかったです。おっしゃる通り、あのキャラ、演じていた女優、まさにM男とレズ界にとっては大好物間違いなしですね!
これからもちょくちょく拝見させてもらいます。
by ホゲ (2020-01-08 21:02)
ホゲさん。
この作品、たくさんのお客さんが楽しんだみたいです。サラコナーとシュワルツネッガーが出ているだけで、なんか特別ですよね〜。改造人間という要素は、これまでのシリーズには無かったので新鮮でしたね。スタッフもいろいろと考えて新味を入れて、がんばってました。ぜひ、このまま続編も作ってほしいところですよね〜。
by のむら (2020-01-08 23:42)