「クロール —凶暴領域—」★★★☆ [映画日記]
久々に帰った実家が舞台。
実家映画ですよ!
実家に寄った女子大生が、暗くてジメジメしている床下を探っていたら出会ってしまいましたよ、野生のワニさんに!
そのまま、床下に父と共に閉じ込められた女子大生がワニさんと戦う…というモンスター・パニック・ムービーですけども。
めちゃめちゃ楽しい〜。
床下で、振り向いてみたら突然ワニがいた!
サプライズ演出がワニ!!…という、ワニさん登場場面もオモローイ。
ワニという存在に脈略が無くて、不条理感が最高でした。
作風はマジ路線ですが、人間がワニにヤラれる姿が豪快すぎて笑える〜。
父も娘も、ワニさんに結構食われてる!
噛み付かれてんのガブガブ、ガブガブ!!
あんだけワニに食われておいて、父も娘も生きているのが不思議でした。
巨大ハリケーンの影響を受けて、床下は徐々に浸水。
床下の一角にはトランジスタ・ラジオが付けっ放しになっていて、時には音楽、時には天気予報が垂れ流し。
ダダ漏れですよ!
そんな小物を使って状況の説明をしているところもナイス演出。
かわいい飼い犬が一匹いて、「いつワニさんに丸飲みにされるのか」という、不安要素の配置もお上手でした。
水なし場面でのワニさんは、まるで「ジュラシック・パーク」の恐竜みたいに。
水あり場面では「ジョーズ」のサメみたいに人間を襲ってきますよ。
なんと床下は、ワニさんの巣穴に直結。
ああ、実家はワニの実家でもあったという!
どんな実家じゃい!!
巣穴の場面は、どことなく「エイリアン」に出てくる、エイリアンの巣みたいな不気味な雰囲気。
ワニさんの中に、恐竜、サメ、エイリアンという、3大・恐怖生物が共存!
ああ、ワニさんて奥深い。
ワニさんの可能性を最大限に生かせる場所…それがよりによって実家だったというお話でした!
水中にはワニさんがいるというのに、泳いで脱出しなければならない、という場面。
水泳部員の女子大生に、元・水泳コーチだった父が「娘よ泳げ!お前ならできる。ワニより早く泳いでみい!!」と熱血指導。
「お父さん、今ですか?今こんなときに、水泳のコーチをしなくてはなりませんか?」…と思って笑ってしまいました。
また父は、「ワニの脳みそなんてな、豆粒程度やねん。あいつらアホやねん!絶対勝つで、ワニに!!」という、劣勢を強いられながらも、なかなか図太い根性を見せておりました。
モンスター・パニック・ムービーというジャンルに、「スポ根」要素を配合。
日本でリメイクされることになったら、主演はアニマル浜口父娘でお願いしたいです。
やだ、誰が見るか、こんなモン!って思ってたのに読んだら、いますぐ見に行かなきゃって思っちゃった。vほっと近所のRed Boxまで走ってきます。
by わに (2019-10-27 03:08)
わにさん。
わにさんが「ワニさん映画」を観るんですね!本編を鑑賞する際は、気持ちをおおらかに、笑いながらお楽しみくださいね。
by のむら (2019-10-27 15:10)